やや肌寒い雨模様の成人の日、晴れ着に身を包んだ若者の皆さんにとっては少し気の落ちる日だが、それでも将来に向かってやってやろうの気分が充満していることだろう。大学で勉強中の方、もうすでに社会人として活躍中の人や浪人の方もおられるであろう。まだ世の中の事人生の事自分がどのように生きるのかがまだはっきりしない時代である。道に迷っている時代であることは間違いない。だがただ漫然と生きるのではなくて目標をもって生きていただきたい。まだ若いこれからだというのではなくてもう人生は始まっているのであってひと時も気をゆるめてはならないということははっきりとしている。
正社員でないからとあきらめてはいけない。正社員でないから結婚はできないと家庭を持つことを放棄してはならない。その場その場を一生懸命に生きていけばいずれ誰かの目に留まることははっきりしている。一流大学を卒業しているからと生活のどこかに油断があると思わぬ落とし穴があるのが今の世の中なのだ。今日から一日一日を大事に努力目標をもって生きていただきたい。
今日の新聞に長寿時代、財布のひも固くという老後の年金生活の理想と現実の記事が出ている。節約志向の方向であることが見える。景気後退というニュースもあった。消費が落ち込んでいることがはっきりしている。2%の消費税増税の影響もあろうが先の人生100歳時代に2,000万円の貯蓄が必要とのことが大きく影響しているのかもしれない。今更2,000万円貯めていなくてはといわれてもない人にとっては不可能であって少々貯蓄に回しても追いつかないに決まっている。でもやっぱり貯めようかの意識が働いているのかもしれない。高齢者の増加で衣料も食料も若い時代と違ってかかるおカネは少なくて済むし、旅行だって出かけようという気分にならないに違いない。それよりも近くの行きつけのクリニックの医者に身体の不具合の相談へと行くのが多くの高齢者の行動なのではないか。
成人式を迎えた皆さん、どうか今日から気持ちを改めてしっかり老後の資金を構築すべきこころ構えをしていただきたい。あきらめてはならない。あきらめたらもうそこでおしまいなのだ。千里の道も一歩からでその一歩を歩み始めていただきたい。貯蓄をするクセを身に付けて欲しいものである。その結果は20年30年後にきっと実を結ぶであろう。
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