日々徒然なるままに

日々感じたことを書いていきます、よろしくお願いします

井戸の埋め戻し

2018-02-06 21:00:02 | 仕事について
こんばんは。
言うもでもなく、今日は寒く冷たい一日でした。
昨夜お風呂上りに外へ出ようとすると、なんとザカザカ降りの雪。
こりゃあ明日大丈夫なんかいね;、と思うほど短時間で積もっておりました。
案の状起きると道路も白くなり、朝早くから行き交う車の中にはかなり滑っているのか大きな音を立てながらなんとか車を前に進めようとする方も
おられたようです。
それでも車自体がその辺りで立ち往生して渋滞することもなかったようですので、なんとかなったのでしょうね。
実際借りてきていた車もスタッドレスは履かせてありますが、ともすればちょっとした場面で滑っておりましたのでやはりAWD以外はあまりあてには
ならないのかもしれないなと感じたのでした。(車関係の方、おられましたらすみません;でも正直な感想です;)
そんな朝はこのような感じで白くなっておりました。




                                      





                                      






                                       





今朝は井戸の埋め戻しのお祓いを承っておりましたので雪でもありますし少し早めに出ました。
それでもその雪のせいか、なかなか車が思うように進まずそれこそ車の「中」で気持ちだけ走っておりましたけれど;。
じりじりする思いでなんとかそんな渋滞を抜けてお伝えしておりました時間にはなんとか着くことが出来ました。
車の中は暖房が効いており当然暖かいわけですが外へひとたび出ますと身を切るような風が吹いております。
うわぁ;と思いつつも早速車から祭壇等を出して準備を始めました。
今日の現場は幹線道路沿いにあったお宅を更地にし、そこへあった井戸を埋め戻すというものでした。
準備をするその土地の傍らを車やらバスやらがひっきりなしに通って行きます。
向かい側でバスを待っておられたらしきご婦人は何事が始まるのか、と興味深そうに此方を眺めておられました。
確かにこういうお祓いは大抵男性の神主さんがされますし、そこへオバサンが一人バタついておれば、それこそ何者?と思いますよね。(笑)
そんな周りのことはともあれ、何とか準備を済ませお祓いを始めさせて頂きました。
一番懸念しておりましたのは昨日も申したように風が吹いて神様がお越しになる神籬(ひもろぎ)が倒れないかということでした。
けれどお祭りを始めますと不思議とちらついていた雪も止み、少しばかり日が差しても来ました。
声も果たしてちゃんと出るだろうかと自分に心配しておりましたがこれも詰まることもほぼ無く、神様をお迎えまたお送りする際の 警蹕(けい
ひつ)の声も滞りなく出てくれました。
むしろこの警蹕自体はやはり自分で出すというよりも出さされているという感じでして、声をあげ出すと、一体どこまで出るんだろうという位に
「おーーー」の一声が続きました。
神々が確かにお越しになられ、またお帰りになられたのだと思います。
井戸の清祓い、また玉串拝礼(出雲大社では玉串奉奠(ほうてん)ではなく玉串拝礼と称します)を終え、無事に滞りなく終了させて頂くと、それ
まで降っていなかった雪がいきなりザンザン降りで降って来ました。
これはやはり神様のお陰であるなぁ、と感じさせて頂けた事でした。
それとこれはいつものことなのですけれど、このような外でのお祭り、外祭(がいさい)と申しますが、当然暑くても寒くてもいつでもさせて頂く
わけですけれど、その祭りの最中は不思議とそのような暑さ寒さはあまり感じません。
今日のような寒気の強い日でも声が震えるようなこともまずありません。
気が張っているからでしょう、と言われればそれまでですが祭りが終わったと同時に急に周りのそのような気温が身に沁みてきて、汗が噴出したり
手がかじかんだり致します。
これも祭りの只中は神様がついて下さっておるのかもしれませんね、本当に不思議に感じられます。
                            
そんな現場の写真、いつも後になって、ああ撮らせて頂いておけばよかったと思うのですけれど毎回頭にありません;。
写真に収めたからといって何があるわけではないのですが、かつてこの場所には井戸があったんだという証拠にはなろうかと思います。

そんな今日の井戸のお祓い、祭りの後にもう一つ感じたのは、水底の龍はどうであったろうかとふと思いました。
途端に「既に空高く駆け昇り他の場所を目指しておる」、そのような声が聞こえたように感じられました。
今日お越し頂きました弥都波能売神(みずはのめのかみ)をはじめとした神様のお声であったのかもしれません。
ひとしきり激しく降りだした雪と共に天高く翔け上がり、元の水源であるのかはたまた別の場所であるのかを目指した龍だったのでしょう。




                                    





                                    






                                    
                                     



この3枚の写真は、今日の現場から程近い場所で撮られたものです。
今日のお祓いの仕事をご紹介下さった方、先日此方で幾枚かの写真を掲載させて頂いた方の物です。
その方ご自身も今日はやはり雪の降りしきる現場でのお仕事だったようです。
最初の写真、ぱっと見に太陽がどことなくハートの形のような気がしませんか。
撮る方の気持ちも出るのかもしれませんねぇ(ちなみにご本人は男性ですよ、心優しい方なのでしょうね)





                                  
                                    



今日の終わりにもう一つ。
いつもお風呂から上がる時、掛け湯ならぬ掛け水?をして出ます。
十分に湯船で温まった後、入ったお湯より少し温めのお湯をまず一杯、被ります。
次に今のお湯より更にぬるく、お水に近い温度にしていきます。
それを被った後に、今度は洗面器に一杯の冷たいままの水を入れ、ここで少しその水に対して拝みます。
そう、水の神様である弥都波能売神(みずはのめのかみ)、このお風呂のお湯を沸かして下さった火の神様、火産霊神(ほむすびのかみ)そして
このお風呂場を明るく照らして下さっている電気の神様、雷神(いかづちのかみ、なお電気の神様は別にあげておられたりすますが、自分はこの
雷神をそのように考えております)、これらの神様の名前を挙げて、その一杯のお水に対して手を合わせ、いつも有難うございますと唱えてから
そのお水を被ります。
たった一杯だけですのでどうということはありませんけれど、この一杯だけでも随分と違うように感じます。
お風呂に入らせて頂けるという感謝の思いをその一杯に込めておるつもりです;。(全く大したことじゃないんですけれどね;)
以前は水自体を三杯くらい被っていたのですけれど、歳と共に横着;になりとうとう一杯だけとなりました。
それでもこのように被る事前に手を合わせることで、被った直後は一瞬ヒヤッとしますがすぐに温かさが増すように感じられます。
こうしてお風呂を上がるとなんとなく湯冷めしにくいように思え、風邪もひきにくいように感じます。
たかが一杯、されど一杯、皆様もお風呂上りにされてみられては如何でしょうか。
ただし、しっかりと温まった後になさって下さいね;。




                                    



毎度の蛇足話;もしようかと思ったのですけれど、今回は見送りました;。
大した話もありませんようですので、またいつか気が向けば書いてみたいと思います。(って、やっぱり要りませんかね;)



本日もこのブログへのお付き合い、真に有難うございました。
感謝申し上げます。  
コメント
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