日々徒然なるままに

日々感じたことを書いていきます、よろしくお願いします

街中で

2018-02-10 21:16:14 | お出かけ
こんばんは。
昨日あたりからかなり気温も高めのようで今朝も起きるときはそれほど寒さを感じずに済みました。
とはいえ、また二日後位には寒さも戻るようですし、体調にも気をつけたいものですね。
そんな朝は既に少し雨が降っておりました。




                                      




                                      




昨日千田さんの講座に出る前に少し寄り道をしました。
といっても寄った先は近くの三篠神社です。
いつも車を借りるレンタカー屋さんの近くでもあり時間があれば手を合わせて帰ったりするのですけれど、このところはあまり足を運べておりません
でした。
そのようなこともあり講座の始まる前に拝礼だけでもさせて頂こうと参拝致しました。
以前も申したようにすぐ近くにはJRの横川駅があり、ともすれば発車のベルが聞こえるほどですけれど鎮守の森に囲まれて境内へ一歩足を踏み入れた
途端、静けさに包まれます。
自分がお参りする時にも別の方がお参りに来ておられました。
此方の神社は繁華街や駅に近いこともあってかいつの時間に限らずこのように一人参られて手を合わせて行かれる方が多いようです。
それだけ地元の方々に親しまれておられる処なのでしょうね。
自分も拝礼させて頂き、頭を下げると「また参られい」とのお言葉を頂戴した気が致しました。
お天気が今一つに感じられましたが、清々しい気持ちでその後の講座を受講させて頂けたのは昨日記した通りです。




                                      




                                        





                                      


講座の様子は昨日の如くですので、今度はその後の足取りですね、ってなんだか悪いことしてるみたいだ;。(笑)
13時頃講座が終わりその直前でお汁粉も頂戴していたのですが、どうもお腹がすいておりご一緒した方と共にお昼をとも考えたのですけれど
結局は終了後にお別れし自分はまたぞろ街中へ所用を兼ねて足を運びました。
いつもそうして出かけるけど?と言われそうですが一度戻ると郵便局等も近くになく歩いてまた坂道をえっちらおっちら(という程でもありません
が;)登らねばなりませんので勢い街中へ出た方が銀行や買い物等も一度で済ませられるので便利というわけです。
それにしてもお腹すいたなぁ;と思いながらバスを待っておりました。
ああいう時って余計時間が経つのが遅く感じるのかもしれませんね。
ちゃんと先に食べとけばよかった、と頭の中はもはや食べることに集中しておりました;。
とはいえ来たバスに乗り目的地で下りて金融機関等を回ると、そんなお腹具合のことはどこかに飛んで行き、あちこちで所用を済ませておりました。
出たついで、というのがあるのでついついあれもこれも、としてしまう癖があります;。
これ以上はさすがにしんどいわ、と時間もちょうどおやつの頃(子供かいな;)最近よく足を運ぶようになったデパ地下のパン屋さん併設の喫茶店
へと向かいました。
申すように丁度頃合でもあり、店内は満席のようで外の椅子でしばし待っておりました。
同じようにお考えの方も結構おられ、自分のすぐ後にも一人のご婦人が少し苛立たしそうに席の空くのを待っていらっしゃいました。
相席ならば二人掛けの席が空きそうなので、ご一緒に如何ですかと申したのですけれど結構ですとおっしゃいますので、ならば先にその方にお座り
頂こうと譲りました。
少し驚かれた風でしたけれど、ではお先に、と店内へ入られました。
自分はもう少し別の席が空くのを待っておりました。
お腹すいてたんじゃないの?と言われそうですけれど、一人ですしね、何とでもなるものです。(鳴くのはお腹の虫だけ;(笑))
なんとか席も空いたようで店内へ入りますと偶然にも先ほどのご婦人のすぐ隣の席となりました。
件のご婦人が「先ほどはすみません」と少しばつが悪そうにいわれますので、いえいえとんでもございませんと申しながらもそのご婦人相手に少し
お話をさせて頂きました。
本当ならそのご婦人、話などするおつもりはなかったのでしょうけれど、どういうわけか自分の場合、お相手の方に合わせて上手く話を引き出すのが
得意のようでして(ハハハ、ただの自慢です;)お召しになっておられる品の良い服などからちょっとずつ話をお伺いして参りました。
ええ、申すようにその方のどこを突いたら話が出てきやすいのか、これはもう仕事柄そのような習性になっておるのでしょうね、いやなヤツです;。
とはいえお話を伺ううちにその方のお気持ちも少しずつほぐれて来たのか、こちらから話を振らなくともあれやこれやを話して下さいました。
その方がおっしゃるのに、こういうデパート等、今は利用者の殆どが年齢層が上の世代でもあり、皆さんそれほどお金には困っていない方たちだ、
けれどその方たちがいざ街中でこうしてお茶しようとすると適当なお店がなくなって来ている、以前は本通り(広島の繁華街です)を歩いてもそこ
そこ良い喫茶店、落ち着ける場所があったのに今は若い人向けのお店ばかりになっている、もう少し何とかならないのか、とそんな事を言っておられ
ました。
確かにチェーン店のような喫茶店は数が増えましたけれど、その殆どがセルフサービスに近く、それはそれで良いのでしょうけれどご年配の方がゆっ
くりと落ち着けるという風には確かに感じられません。
自分達よりもまだ二世代ほど上の年齢層の方々、この方々にしてみればそれこそ華やかな時代を謳歌しておられたのでしょうし、その頃の事を考える
と、もっとゆったり寛げる場所が欲しいとお考えになられるのも無理ないのかもしれない、とも感じました。
これは自分の住まう広島という街の今の特徴、姿なのかなとも思いますけれど、確かにせっかくお金を払ってお茶をするのなら少しはゆっくり寛ぎ
たいと考えるのも当然かもと感じます。
かくいう自分もせっかくなら寛げる、ゆったりしたところの方がどちらかというと好きですしね。
街の中へ人の流れを回帰させようとするならば、このようなこと、先ほどのご婦人の言葉をお借りするなら、高齢者にも即した街作りをしなければ
余計に人はかえって来ないのでは、とも言われておりました。
潤っておられる世代も、ともすれば結構そのあたりらしいですし、如何にしてお金を回してもらえるかと考えた時、この話は案外と重要なのではと
感じられました。
若い人世代、ファミリー世代は今はその殆どが車を所有し(広島はまだ車が主流です)郊外の大きなショッピングモールへ向かわれます。
高額な商品となるとやはり街中の店舗となるのでしょうけれど、今はそれこそネット等でも手に入る時代でもあります。
そのようなことを視野に入れ、それでなくとも昔から馴染みの上得意といわれる世代の方々を今ひとたび取り込めるようなデパート等の在り方を
模索されても良いのでは、とこれまた田舎者のオバサンは不遜にも考えたのでありました;。
ま、でもそんなこと、言わずも承知のことなのでしょうけれどね;。(苦笑)




                                

                                    





                                     




そんなお茶の後、もういい加減疲れてるし帰ろうかと思いつつも、せっかくここまで来たことだし建物の中にある画廊も覗いて行こうと荷物を抱え
て行ってみました。
その時の絵葉書が此方というわけです。
これは絵、といっても様々な色の和紙を重ね合わせて貼っていったものとの事です。
目を近づけてみると桜の花びら一枚一枚が一辺5ミリにも満たない大きさで切られており、それらを巧みに配置しあたかも満開の桜の花のように
表現しておられます。
それぞれの作品はその場所が日本各地の桜の名所を選ばれており、それこそ北から南まで名の知れた土地でもあります。
どれを取っても甲乙つけ難く、ああ素晴らしいなぁ、と一人それこそ眼を皿のようにして眺めておりました。
これはね、とそんな自分に近づいて説明して下さったのはこの和紙絵を描かれた作家の奥様でした。
なかに神代桜と銘打っておられる作品があり、この絵の構図についてもその中心となる桜の幹をこの絵のどこへ置くのか、下書きをしないので切り
取った和紙をあちこちへ配置してみて納得のいくまで検討してみるのですよ、とも話して下さいました。
和紙を幾重にも重ねてその色合いと幹の重みを出しておられるとのことでしたけれど、どうすればこのような立体感と年代を経たこの樹の荘厳とも
言えそうな表現を出せるのだろうかと不思議にすら感じられました。
隣の部屋には主人もおりますよとの事で、すぐ隣のもう一回り大きな部屋へ足を運ぶとその作家さんがソファへ腰を下ろしておられました。
ああ確かにと思いながら展示してある数々の作品に圧倒されつつ眺めておりますと、その作家さんご自身がこれもまた声を掛けて下さいました。
どのようにしてこのように細かく和紙を切っていかれるんですかとお伺い致しますと、こうしてチョキチョキと一生懸命切るんですよ、とおっしゃ
います;。
大変じゃないですか、とまたもや伺うと、大変だねぇとまるで他人事のようにお答えになります。
なんとも飄々としたお人柄のようで気取ったところがおありになりません。
しばらくそんな風にして作品の作り方や、時期になれば桜の追っかけに日本中を巡るなどのお話を聞かせて頂いておりました。
自分が持っていた荷物に目をやった作家さんが、その荷物の一つにこの絵は一枚如何ですかなとおっしゃいましたが、とてもそのようなことが出来
ようはずもなく、やんわりとお断りしてその場を後にさせて頂きました。
背筋のピンと伸びた、それでいてユーモア溢れる作家さん、またたおやかなご様子の奥様でした。
広島は福屋八丁堀本店7階美術画廊、お名前は八木天水氏、桜花展と題しこの14日まで開催されております。
お近くにお越しの方はその桜の様を是非とも楽しんでみられては如何でしょうか。
一足早い春の訪れを感じられるかと存じます。




                                    




今朝も祝詞奏上の後、様々な事柄が頭に浮かんできましたけれど、上記のことだけで結構なボリュームになりました。
改めてまた書かせて頂きたいと思います。

上の写真は倉敷におります息子から送って来たもの、休みに海の近くまでバイクで走りに行ったようです。
休みはこんな風にして過ごしてるみたいですね。



本日もこのブログへのお付き合い、真に有難うございました。
感謝申し上げます。
コメント
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