原谷苑の枝垂れ桜を堪能した後は、京都でもうひとつ、遅咲きの桜で有名な仁和寺の御室桜を見に行きました
京都の人は御室桜を見ると「春の義理」が果たせたというそうです
(川端康成の「古都」の一文がもとになっているみたいです)
京都には何度も来ているのに、御室桜を見に来るのはたぶん初めて?(もしかしたら忘れてしまったのかも)
御室桜の特徴は背丈が低くて、花が大きいこと
ちょうど目の高さに枝がきます
花は白っぽくて、桜の中では大きいほうでしょう
もう散りかけている木もあって、花びらのじゅうたんとのコラボがきれいです
ちょっと違う種類の桜もありました
境内には青モミジやツツジも咲いていて、若葉が眩しかった
この日は普段は見られない金堂の阿弥陀如来像が特別公開されていました
五重塔の扉も開けられていて、ラッキーでした
仁和寺を見学した後、まだ少し時間があるし。。。
どこへ行こうかと考えた末、以前から行ってみたいと思っていた 京都を一望できる「将軍塚」に行くことにしました
将軍塚「青龍殿」の大舞台からの展望はこんな感じ
写真を撮り忘れましたが、この木造の大舞台は立派で、清水の舞台の4.6倍の広さがあるそうです
お天気が良くて、ここから文字通り京都市内が一望できました
この青龍殿には教科書にも載っている国宝「青不動明王」が奥殿に安置されています
11世紀ごろ製作され、我が国の仏教絵画の最高傑作のひとつと言われているそうです
(実際に一般に公開されているのは複製ですが)
ところで、京の都はこの「将軍塚」から始まったそうです
桓武天皇が都を定める折、和気清麻呂とこの場所に登り、ここを都とすることに決めたとのこと
これが桓武天皇が平安遷都の折に築かせた「将軍塚」 将軍の像に甲冑を着せて埋めて、都の安泰を祈ったそうです
国家の大事があると、この塚が鳴動したという伝説は興味深かったです
もちろん、この季節お花も満開
立派な石庭もあって、人が少なく(この日は)静かで、とても優雅な時を過ごすことが出来ました
ということで、京都の遅いお花見に何とか間に合いました
最後にきららがひがむといけないので、ちょっと登場してもらいましょう
2018年4月 南信州阿智村のハナモモの里を訪れたときの写真です
赤、白、濃いピンク、薄いピンクとカラフルなハナモモが 川沿いにズラリと並び、見事でした
きらら、やっぱりお花にはモデル犬が必要だわ たまには出てきてね