期待通りの富士と南アルプスの眺めだった。
久し振りの熱海は駅が新しくなりバスロータリーもできてたが
あまり便利とは思えなかった。
バスの入り口を歩かなくてはならないし出口も混むみたいだ。
駅舎もやけに立派
そこに十国峠行きのバスのパンフが貼ってあったが、
案外これは使えそう。
この山はバス停から登山口までの舗装道路の直登りが一番辛い。
30分近くかかってやっと登山口だったが、
昔あった木でできた鹿の置物は無くなっていた。
道は緩やかな登りで年寄りには助かるが、
登り始めはやたらと猪の掘り跡だらけでどこも増えてるらしい。
眺めの無い辛抱辛抱の道だが、アセビの高木が現れたら頂上は近い。
熱海を見下ろす食事処の小広い草地を過ぎたら稜線だ。
その草地からの熱海。
道標の所から富士が見えるがわざと見ないで頂上まで我慢すべし。
そうしたら今までの苦労が一発で飛び去る大展望が目に飛び込んでくるから。
春めいていて少し霞んでいたが期待通りの大展望だった。
南アルプスは悪沢岳・赤石岳・聖岳・茶臼岳が並んでいた。
三度目の正直でやっと見えたがやっぱり嬉しい。
冬場の空気が澄んだ時にまた登ろう。
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三枚目は沼津方面
帰りに入った温泉はとんでもないボロ旅館で、
浴場の天井は剥げ落ちそうだし隙間は開いてるしで、
ゆっくりなんかしていられずに20分で出た。
外観からして駄目だと思ったが大当たり。
しかし俺の後から4人も来たんだから物好きが多い。
400円だから我慢したが駅前の方が随分とマシだな。