素晴らしい青空だと言うのに一番のお目当ての
南アルプスはしっかり雲に覆われて顔を出さない無いまま。
頭だけの富士・左上の林先に鳳凰三山・中央奥に金峰山・南の山襞の重なり
勝沼ぶどう郷の駅に降り立ったら正面の南アルプスは雲の中。
辛うじて手前の鳳凰三山は薄い雲で見えていたが、
甲斐駒ケ岳と仙丈ケ岳も全く見えず稜線に出ても八ヶ岳も駄目。
辛うじて金峰山が見えておりその他の標高の低い山はバッチリだった。
三千メートルクラスの山では風が無くて雲が湧いたのか。
今年最後の仲間との歩きだったのに残念だった。
メンバーはK氏・M氏・I氏の4人パーティーで
タクシー相乗りにジャストだった。
しかし歩き出して暫くしてシモバシラの霜柱を初めて見たのは良かった。
K氏がいなっから完璧に気にもせずに通り抜けてたな。
高尾山では見られない大きさとかでK氏も大喜びで接写していた。
何本もの筋(襞)が重なっているのが綺麗だった。
入り口の門と直ぐに出てきた小さな滝とシモバシラ
当初は大善寺から歩く予定だったが、膝の悪いK氏が下りでもOKとの事で
普通に大滝不動から歩く事に変更した。
結果的にはこれが大成功で3時半前に高尾に戻りサイゼリヤで忘年会。
ここはゆったりできるし安くて結構美味いから皆お気に入り。
蕎麦屋や飲み屋は五月蝿いしゆったりできないからなあ。
それにしてもここの下りは大変だ。
急な上に枯れ葉が乗っているから滑る滑る。
皆はストックや枯れ枝の杖だったが俺は
良さそうな枯れ枝が見つからずにてこずった。
少しでも滑りを少なくする為に枯れ葉の無い
地面や石を踏むようにしたが疲れた。
太腿が張って来るし久し振りのI氏は脚に来て
ゆっくりな歩きになって電車が心配だったが、
無事予定の発車時刻25分前に大善寺の駐車場に下り着いた。
このルートでは一箇所注意しなければならない所がある。
「富士見台」から歩き出して最初に出てきた道標が90度
右を指すべきなのに真っ直ぐに東を向いている。
大きなピークを越えて少し下りた途中に右に派生する尾根があり、
その枝尾根に乗るのだが、道標はそのまま真っ直ぐ指している。
先着の4人組が少し進んでたが戻ってきた。
時々こんないい加減な道標があるから地図を見て確認すべし。
中央線も高尾行きが14:17の後は15:13だから要注意。