北海道など熊の出没が多い山では必携だ。
それとは別にこれを鳴らした方が良い道もある。
それは前にも書いた事があるが梯子の上り下りが一つ。
これは北岳の八本歯で危うく加害者になるところだったと書いた。
降りる時に不注意で小石を跳ばしてしまったところ、
丁度上がってきた子供の顔を掠めて飛んでいった。
これには胆を冷やしたが下からの鈴の音が聞こえていたら
充分注意して歩いていたろう。
だから北アルプスの表銀座・水俣乗越からの登りや
岩場での上り下りでは頗る有効だ。
これを丹沢の大倉尾根(通称馬鹿尾根)や
白山の砂防新道などの人だらけの道で鳴らすのは阿呆。
こんな奴が多いからしょっちゅう文句を言う破目になる。
前の記事で落石の事を書いて思い出したから書いてみた。
うるさい鈴の音も事故防止にピッタシの道があるという話。
必要な所ではしっかり鳴らしながら歩こう。