わたしは吉野家の牛丼が好きだ。
週に最低でも1度は喰うことにしている。
牛丼の販売が中止される時も、深夜の11時59分に吉野家に駆け込んだ。
限定販売の時も並ぶの嫌いなのに並んで喰った。
販売再開の時には泣いた。
牛丼に生卵かけて真っ赤になるまで七味を振る。
まさにストライクな味。
筋肉マンの気持ちがよくわかる。
さて、世の中はエコの時代。
吉野家も例に漏れず環境を配慮して一部店舗では割り箸をやめて
リターナブル箸(プラスチック製)を導入。
それ自体はいいことだとは思う。
しかし、実際に喰ってみた。
牛丼の味が変わった。
プラスチックの箸で喰う牛丼は違う味にしか感じないのだ。
わたしは丼物を喰うときのポリシーとして、けして丼の淵に口を付けない。
箸でご飯粒1つまで口に運んでいる。
飯は綺麗に喰わなければ美学に反する。
リターナブル箸、、、、、、、、丼飯が口に運べません!
ご飯だけではなくおかずも無理。
さらに丼に当たってカチャカチャ音が耳障りだし、口当たりも最悪。
本当に不思議なことなのだが、同じ味の牛丼のはずなのに、
割り箸で喰うときとまったく味が違うのだ。
環境保護は大切。
しかし、食は文化であり日々の研鑽だ。
病院食のようなカチャカチャ食器の味気のない食事だけは勘弁願いたいものだ。