北朝鮮の核が日米を射程に
今こそわが国は「自分の国は自
分で守る」という主権国家として
の大原則に立ち返り、米軍頼みの
安全保障政策を見直さなくてはな
りません。
財政赤字解消のための軍事費削
減により、在日米軍撤退もあり得
ないことではありません。加えて、
日本が核攻撃された場合には、米
国が核で報復するという「核の傘」
も無効化しかねない状況にありま
す。
中朝の核ミサイルが米国本土
に届く今となっては、そのリスク
を冒してまで米国が報復措置を取
るとは考えにくいのです。
核ミサイルによる攻撃が現実の
ものとなるなか、政府は国民の生
命・安全・財産を守るために、も
はや核武装の検討を避けて通るこ
とはできません。「核兵器を持たず、
作らず、持ち込ませず」という非
核三原則は日本の国是とされてい
ますが、佐藤栄作首相(当時)に
よる国会答弁に基づく政策方針に
すぎず、現行憲法も核保有を禁じ
てはいません。
唯一の被爆国であることから、
わが国では核保有の議論すらタ
ブー視されていますが、日本への
核攻撃や軍事攻撃から国家・国民
を守るために、米軍による在日米
軍への核の持ち込みや、核シェア
リング、独自の核開発などを検討
すべきです。
自主防衛体制の構築は待ったな
しであり、今後も幸福党は国
防強化に向けた提言をさまざまに
行ってまいります。
今回の実験で、北朝鮮は核弾頭の
小型化・軽量化に成功したと強調し
ており、これが弾道ミサイルに搭載
可能となれば、日本にとっての脅威
は格段に高まります。なぜなら、北
朝鮮はわが国の主要都市を射程に収
める中距離弾道ミサイル「ノドン」
を大量に配備しているからです。
また昨年12月、「人工衛星」と称
して北朝鮮が発射実験を行った長距
離弾道ミサイルの射程は、1万キロ
メートル以上に達しつつあるとみら
れ、米国本土に届きます。
北朝鮮が
米国攻撃を仕掛けた場合、自衛隊が
迎撃態勢を取れなければ、日米同盟
の崩壊は必至です。安倍首相とオ
バマ大統領による首脳会談で、日米
同盟強化が確認されたことは歓迎し
ますが、これが空文化しないよう、
日本政府は早急に集団的自衛権の
行使を容認すべきです。
日本の安全を脅かすのは北朝鮮
だけではありません。海洋権益拡
大に動く中国は、尖閣領有に向け
て海・空での侵犯行為をエスカ
レートさせています。
1月30日には中国海軍の艦艇が、
攻撃の際に狙いを定めるための火
器管制レーダーを海上自衛隊の護
衛艦に照射したことが判明。中国
はレーダー使用を否定しているも
のの、習近平総書記が全軍に対日
戦争準備を指示していることから、
軍事衝突も織り込み済みであるこ
とがうかがえます。
幸福党は4年前の立党以来、
外交・国防上の国難到来を訴えつ
づけてきましたが、わが党の主張
の正当性は、今や誰の目にも明ら
かです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます