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映画『心霊喫茶「エクストラ」の秘密─The Real Exorcist─』戦慄の心霊現象シーン&場面写真が公開!

2020年04月09日 06時16分33秒 | 日記

映画『心霊喫茶「エクストラ」の秘密─The Real Exorcist─』戦慄の心霊現象シーン&場面写真が公開!

映画『心霊喫茶「エクストラ」の秘密─The Real Exorcist─』戦慄の心霊現象シーン&場面写真が公開!

 
エクソシストとして、巫女姿で悪霊や悪魔と戦うサユリ(千眼美子)。©2020 IRH Press

 

5月15日(金)に公開される映画『心霊喫茶「エクストラ」の秘密─The Real Exorcist─』の本編映像の一部と場面写真が公開された。

 

 

公開された本編の一部は、主人公・サユリ(千眼美子)とイサム(伊良子未來)、女子高生3人と彼女らの先生が夜の学校のトイレに恐る恐る入っていくシーンから始まる。実はこれより前、女子高生らが夜の学校に忘れ物を取りに行ったとき、トイレからどこからともなくすすり泣く声がして、恐怖を覚えサユリに相談。このシーンは、連絡を受けたサユリが現場に駆けつけた重要な場面だ。

 

女子高生の一人が「そこです」と、声が聴こえたという現場を指さすと……。果たしてこの声の正体は? いかにしてサユリがエクソシストの力を発揮するのか、続きが気になる緊迫のシーンとなっている。

 

 

映画の魅力を伝える場面写真も公開

本編映像とあわせて8枚の場面写真も公開された。サユリが働くカフェで親子が悩み相談を受けている姿やエクソシストとして迷える霊を成仏させる姿、光り輝く結界を張る姿などサユリ演じる千眼美子の様々な一面を伝える。

 

サユリを手伝うイサム役の伊良子未來の姿や、その恋人・杏花役の希島凛の緊迫した表情、さらに異質な空気を放つ謎の女役の折井あゆみの姿も解禁。倒れ苦しんでいる杏花をイサムと杏花の母親(芦川よしみ)が囲む、緊迫したシーンの写真も公開された。

 

©2020 IRH Press

 

本作は、2月にモナコ公国で行われたモナコ国際映画祭にて、最優秀作品賞(エンジェル・トロフィー賞)を含む4冠を獲得。3月には、ナイジェリアのエコ国際映画祭でも最優秀作品賞を含む2冠に輝くなど、公開前から世界の称賛を浴びている注目作の公開を楽しみに待ちたい。

 

 

『心霊喫茶「エクストラ」の秘密─The Real Exorcist─』

【公開日】
2020年5月15日(金)全国ロードショー
【製作総指揮・原作】
大川隆法
【脚本】
大川咲也加
【キャスト】
主演:千眼美子、伊良子未來、希島凛、日向丈、長谷川奈央、大浦龍宇一、芦川よしみ、折井あゆみ
【スタッフ】
監督:小田正鏡/音楽:水澤有一
【製作】
幸福の科学出版
製作協力/ARI Production、ニュースター・プロダクション
【配給等】
配給:日活/配給協力:東京テアトル
【公式サイト】
https://cafe-extra.jp/

 

©2020 IRH Press

 

【STORY】

東京は世界一不思議な街である。思わぬところに心霊スポットがあったり、思わぬ人が実は霊能者だったり──。東京の片隅にある喫茶「エクストラ」、そこはマスター自慢の本格的なコーヒーが楽しめることでファンが多い隠れ家的な人気店。そして店先には「悩みごと相談承ります」という小さな札がぶらさがっている。この店でアルバイトをしているサユリのもとには、さまざまな悩みを抱えた人たちが訪れる。そして彼女は"不思議な力"を使って、次つぎと悩みを解決していく。目に見えない世界の真実に触れることで、人びとの心に光が灯っていく。しかし、そんな活躍を続けるサユリに、邪悪な存在が立ちはだかる……。

 

 

Song

主題歌

THE REAL EXORCIST

作詞・作曲/大川隆法 歌/大川咲也加 編曲/大川咲也加・水澤有一

 

THE REAL EXORCIST

【CD】「The Real Exorcist」

収録曲:

1.The Real Exorcist

2.The Real Exorcist(Instrumental)

 

THE REAL EXORCIST

【DVD】「The Real Exorcist」 DVD

収録内容:3バージョンのMUSIC VIDEOを収録

1.The Real Exorcist

2.The Real Exorcist ~悪霊封印ver.

3.The Real Exorcist ~Modern Exorcist ver.

 

【関連記事】

2020年5月号記事 「たった一言に救われる映画です!」 - 千眼美子 SPECIAL INTERVIEW

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16956

 

2020年3月19日付本欄 映画「心霊喫茶エクストラの秘密」予告編が公開 千眼美子演じる現代のリアル・エクソシスト

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16932

 

2020年2月25日付本欄【速報】快挙! 映画『心霊喫茶「エクストラ」の秘密』がモナコ国際映画祭で最優秀作品賞など4冠達成

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16870


4月8日はお釈迦様の生誕日

2020年04月09日 06時10分49秒 | 日記

4月8日はお釈迦様の生誕日 【これだけ知っトクNews(4月8日版)】

 

「これさえ知っていれば、世の中の流れをつかめる」というニュースを、編集部がピックアップ。そもそモグラ博士が、ひと言コメントしてお送りします。新聞の代わりとして、ニュースチェックの習慣づくりに、ご活用ください。

 

  • (1) 4月8日はお釈迦様の生誕日
  • (2) トランプ大統領、WHOを中国寄りと批判

新型コロナウィルス騒動の裏で、中国に「宮廷クーデター」の匂い!? 【澁谷司──中国包囲網の現在地】

2020年04月08日 06時23分51秒 | 日記

新型コロナウィルス騒動の裏で、中国に「宮廷クーデター」の匂い!? 【澁谷司──中国包囲網の現在地】

新型コロナウィルス騒動の裏で、中国に「宮廷クーデター」の匂い!? 【澁谷司──中国包囲網の現在地】

 

 

《本記事のポイント》

  •  携帯解約から"推計"される"真"のコロナ死亡者数
  •  外交部内にも路線対立か?
  • 「宮廷クーデター」の動きも!?

 

最近、中国では携帯電話を解約した人が急増したという。

 

「中国移動(チャイナモバイル)」は、ユーザー数9億4216万人を誇るが、1月と2月併せて800万人もユーザーが減っている。「中国聯通(チャイナユニコム)」は、1月と2月併せてユーザー数が780万人減少した。「中国電信(チャイナテレコム)」は、1月にユーザーが前月比43万人増えたが、2月になると560万人も減少している。

 

これらをあわせると、大手3社だけを見ても、2カ月で2097万人のユーザーが減少したのである。なぜ、これほど多くの携帯所有者が契約を解約したのか。

 

 

携帯解約から"推計"される"真"のコロナ死亡者数

この"ご時世"であることも考えると、想定される理由は、以下の5つだ。

  • (1)「新型コロナウィルス」(以下、「新型コロナ」)に感染し、長期間にわたる入院・隔離を余儀なくされた。
  • (2)「新型コロナ」のため収入が減り、携帯料金が払えなくなった。
  • (3)「新型コロナ」で死亡した。
  • (4) 海外へ長期渡航(出張・旅行)した。
  • (5) 罪を犯し入獄した。

 

 

最悪の、そして読者の多くが想像するケースは、(3)の「死亡説」だろう。さすがに解約した2097万人すべてが「新型コロナ」で死亡したとは考えにくいかもしれないが、その10分の1の人間がそうだとしたら、209万7000人死亡である。100分の1だとしても、20万9700人死亡だ。恐ろしい話ではないか。

 

中国の内部は、当局が発表するよりもはるかに混乱していることがうかがえる。

 

 

外交部内にも路線対立か?

それは、政局についても言える。近頃、中国外交部(外務省)の様子がおかしいのだ。

 

3月12日、外交部新聞局の趙立堅報道官は、自身のTwitterで「『新型コロナ』は米軍が武漢市に持ち込んだかもしれない」と書き込んだ。

 

この発言を受けて翌13日、崔天凱駐米大使は、米国務省に呼び出された。そして、記者に趙立堅の主張にいかなる根拠があるのかと尋ねられたが、崔大使は「彼に尋ねたらどうか」「私は中国国家元首と中国政府を代表してここ(アメリカ)にいる」とつっぱねている。

 

趙立堅氏と崔天凱氏の主張に違いが生じているわけだが、中国共産党の中に路線対立が存在する事を暗示しているのだろうか。

 

他にも中国内では、"内乱"の匂いがある。

 

 

「宮廷クーデター」の動きも!?

毛沢東らと共産革命に参加した長老らの子弟である「太子党・紅二代」に、任志強という人物がいる。任氏は王岐山副主席と親しい間柄である。

 

同氏が最近、SNSで習近平主席を「裸になっても皇帝を演じ続ける道化師」と揶揄した。そのため3月12日、当局に拘束されたという。

 

任氏は2016年にも、習主席のプロパガンダ政策を非難するコメントをネットに投稿し、1年間の党観察処分を受けている。

 

他方、中国でも数少ない独立系メディア「陽光衛視集団」の陳平主席が、WeChat(中国版Twitter)で、中国共産党に対し「政治局拡大会議」を開催するよう求めた。

 

「政治局拡大会議」には、歴代の国家主席や首相などの長老が参加する。そして陳平氏は、李克強首相(共青団)、汪洋政治局常務委員(同)、および王岐山副主席の3名を「政治局拡大会議開催小組」に指名している。

 

つまり、習主席に不満を持つ長老達を巻き込んで、主席を引き摺り下ろす算段ではないだろうか。これは一種の「宮廷クーデター」である。ちなみに陳平氏は、自由主義者だと言われている。

 

もちろん、李首相や汪常務委員、それに王副主席らが、本当に政治局拡大会議開催を望んでいるかどうかはわからない。しかし、もし本当に「宮廷クーデター」が画策されていれば当然、習主席はそれを断固阻止しようと動いているに違いない。

 

「政治局拡大会議」が開催されてしまえば、おそらく「反習近平派」の勝利となるのではないか。習主席が経済不況・米中貿易戦争・アフリカ豚コレラ・香港問題・新型コロナなどの責任を取らされることは必至である。

 

逆に、拡大会議が開かれなければ、「習近平派」の勝利となる。その場合には、「習近平派」による「反習近平派」への弾圧が起こるかもしれない。「習近平派」は「反腐敗運動」の名の下、「反習近平派」を政治的に葬るだろう。

 

中国国内では、熾烈な党内闘争が展開されている。

 

アジア太平洋交流学会会長

澁谷 司

(しぶや・つかさ)1953年、東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。東京外国語大学大学院「地域研究」研究科修了。関東学院大学、亜細亜大学、青山学院大学、東京外国語大学などで非常勤講師を歴任。2004年夏~2005年夏にかけて台湾の明道管理学院(現、明道大学)で教鞭をとる。2011年4月~2014年3月まで拓殖大学海外事情研究所附属華僑研究センター長。2020年3月まで、拓殖大学海外事情研究所教授。著書に『人が死滅する中国汚染大陸 超複合汚染の恐怖』(経済界新書)、『2017年から始まる! 「砂上の中華帝国」大崩壊』(電波社)など。

 

 

 

【関連書籍】

『中国発・新型コロナウィルス感染 霊査』

『中国発・新型コロナウィルス感染 霊査』

大川隆法著 幸福の科学出版

 

【関連記事】

2020年3月24日付本欄 中国の不思議なGDP統計 「消費が減ったのに投資増」「貿易戦争でも輸出増」【澁谷司──中国包囲網の現在地】

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16977

 

2020年3月16日付本欄 「新型コロナは日本発」 中国暴論の裏にクーデターの影!? 【澁谷司──中国包囲網の現在地】

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16921


幸福の科学が新潮社と大川宏洋氏を名誉毀損で提訴

2020年04月08日 06時16分25秒 | 日記

幸福の科学が新潮社と大川宏洋氏を名誉毀損で提訴

幸福の科学が新潮社と大川宏洋氏を名誉毀損で提訴

 

 

幸福の科学は7日、大川宏洋氏(以下、宏洋氏)の虚偽に基づいた「週刊新潮」記事で名誉を傷つけられたとして、「週刊新潮」誌を発行している新潮社及び宏洋氏に対し、2,200万円の損害賠償などを求め、東京地方裁判所に提訴した。

 

提訴の原因となったのは、「週刊新潮」2020年4月2日号に掲載された記事。宏洋氏の、虚偽に基づく幸福の科学への誹謗中傷を掲載。ライバル誌「週刊文春」を発行する文藝春秋社が出版した宏洋氏の書籍『幸福の科学との訣別』(以下、宏洋本)をPRするものだ。

 

この「週刊新潮」4月2日号記事は、本欄でも伝えてきたように、嘘が並べられたものだ。

 

参考:2020年3月31日付本欄 「嘘」がガソリンの「新潮ウィルス」「文春ウィルス」

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16993

 

例えば、幸福の科学の後継者に予定されている、大川隆法・幸福の科学総裁の長女・咲也加副理事長が「目立ちたがり屋」であると中傷しようと、「『モーニング娘。』のオーディションを受けた」という記述がある。しかしこれは、宏洋本の中の、咲也加氏が「モー娘。のオーディションを受けたい」と発言した記述とすら矛盾している。

 

実際には、咲也加氏はオーディションを受けたいと発言したこともなければ、実際に受けてもいない。嘘を塗り重ねているうちに、その矛盾が露呈してきているようだ。

 

 

霊言は「知的正直さ」の上に積み重ねられてきた

宏洋氏は、「霊言を間近で見ている幹部や私たちきょうだいで、霊言を信じている人間はいない」などと、大川総裁が行う霊言への中傷を繰り返す。しかし本欄でも報じてきたように、大川家の他のきょうだいも霊言を信じていると語っており、これもまた嘘である。

 

大川総裁の行う霊言は、宏洋氏の姿勢とは真逆で、「知的正直さ」と「良心」の上に築かれている。

 

大川総裁は、霊言現象が始まった1981年以降、霊人の発言が矛盾していないか、内容のレベルを見ておかしくないかを数年かけて調べた上で、霊言集を発刊した。そして、一般読者が読んでもその内容が納得いくものであることを確認して、幸福の科学の立宗に至っている。こうした大川総裁自身の良心的な仕事の姿勢があって、幸福の科学の30年以上の活動が続いている。

 

人の心や神仏の心を弄ぶようなことをすることは許されない。天上界から見れば、嘘も偽りも筒抜けであり、悪事を反省することがなければ、あの世で待ち受けているのは地獄である。因果をくらますことはできないと知り、その姿勢を改めるべきだろう。

 

【関連サイト】

幸福の科学 公式サイト 「週刊新潮 大川宏洋氏関連記事」に反論する

https://happy-science.jp/news/public/11465/11653/

 

【関連書籍】

『娘から見た大川隆法』

『娘から見た大川隆法』

大川咲也加著 幸福の科学出版

『幸福の科学の後継者像について』

『幸福の科学の後継者像について』

大川隆法、大川咲也加共著 幸福の科学出版

『「文春」の報道倫理を問う』

『「文春」の報道倫理を問う』

大川隆法著 幸福の科学出版

『宏洋問題の「嘘」と真実 ─徹底反論座談会1─』

『宏洋問題の「嘘」と真実 ─徹底反論座談会1─』

幸福の科学総合本部編 幸福の科学出版

『宏洋問題 「転落」の真相 ─徹底反論座談会2─』

『宏洋問題 「転落」の真相 ─徹底反論座談会2─』

幸福の科学総合本部編 幸福の科学出版

『宏洋問題 「甘え」と「捏造」 ─徹底反論座談会3─』

『宏洋問題 「甘え」と「捏造」 ─徹底反論座談会3─』

幸福の科学総合本部編 幸福の科学出版

『人はなぜ堕ちてゆくのか。』

『人はなぜ堕ちてゆくのか。』

大川隆法著 幸福の科学出版

『宏洋問題を斬る』

『宏洋問題を斬る』

幸福の科学総合本部編 幸福の科学出版

『宏洋問題の深層』

『宏洋問題の深層』

幸福の科学総合本部編 幸福の科学出版

 

【関連記事】

2020年3月31日付本欄 「嘘」がガソリンの「新潮ウィルス」「文春ウィルス」

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16993

 

2020年3月21日付本欄 宏洋氏の本『幸福の科学との訣別』の嘘と虚妄(4) 分かっていながら言い続ける!? 千眼氏との「結婚強制」はなかった

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16939

 

2020年3月16日付本欄 宏洋氏の本『幸福の科学との訣別』の嘘と虚妄(3) 教団を小さく見せて鬱憤を晴らそうとする宏洋氏

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16922

 

2020年3月15日付本欄 宏洋氏の本『幸福の科学との訣別』の嘘と虚妄(2) 大川家に関する「虚言攻撃」の誤り

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16917

 

2020年3月14日付本欄 宏洋氏の本『幸福の科学との訣別』の嘘と虚妄(1) 大川総裁に関する「虚言攻撃」の誤り

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16912


7都府県に「緊急事態宣言」発令

2020年04月08日 06時14分57秒 | 日記

7都府県に「緊急事態宣言」発令 【これだけ知っトクNews(4月7日版)】

 

「これさえ知っていれば、世の中の流れをつかめる」というニュースを、編集部がピックアップ。そもそモグラ博士が、ひと言コメントしてお送りします。新聞の代わりとして、ニュースチェックの習慣づくりに、ご活用ください。

 

  • (1) 7都府県に「緊急事態宣言」発令
  • (2) 新型コロナの緊急経済対策、108兆円規模に
  • (3) 品川駅周辺が大規模化へ

「日本的経営の祖」は、増税勢力と社会主義者と戦った

2020年04月07日 06時39分18秒 | 日記

「日本的経営の祖」は、増税勢力と社会主義者と戦った

「日本的経営の祖」は、増税勢力と社会主義者と戦った

 
紡績のイメージ画像。

 

米大統領選をめぐる民主党のバーニー・サンダース上院議員の人気や、社会主義者を自称するサー・キア・スターマー英労働党党首の誕生など、社会主義勢力がにわかに台頭している。日本国内でも、それに同調するような言論が強まっている。

 

社会主義に対抗する有力な思想は、「自助努力の精神」だ。かつて、福祉国家路線で衰退したイギリスを復活させたのは、自助を基本とした国家の一大改革であったことは広く知られている。

 

個人と国家の尊厳をよみがえらせる自助努力の精神の重要性を再確認するために、2018年11月号「人材不況 - 「将の器」がGDPを再び伸ばす「人格経営」のすすめ Part 2」の本誌記事を再掲する(※内容や肩書きは当時のもの)。

 

◆           ◆           ◆

 

責任の器が広がれば経済は成長する

自分の責任ではない。あの人材で、あの環境では、仕方がなかった──。

 

「人のせい、環境のせい」にする無責任体質が日本全体に蔓延している。

 

また、歴代政権は選挙に勝つためにバラまきを続け、1000兆円を超える借金をつくり、財源がなくなると、増税の必要性を訴える。

 

財界を代表する日本経済団体連合会(経団連)は、本来であれば反対すべき立場であろうが、政府を刺激しないように、"忖度"し、増税に賛成している。

 

そのような「責任をもって行動しない姿勢」が、日本経済の低迷につながっている。

 

今のリーダーに必要なのは、「責任の範囲を広げる姿勢」だろう。かつてそれを実践し、「責任の男」と呼ぶべき人物がいた。鐘淵紡績(現・カネボウ)の社長を務めた武藤山治(1867~1934年)だ。武藤は鐘紡を戦前最大の紡績会社にした「中興の祖」として知られる。

 

福沢諭吉の直弟子だった武藤は、福沢が説いた「独立自尊」を一生涯貫き、社員を家族のように愛する経営を主導。「日本的経営の祖」と呼ばれている。ここでは、「責任の器」の広げ方が分かる3つのエピソードを紹介する。

 

 

奴隷工場を天国的な場所に

1つ目は、社員の幸福を考えて福利厚生を整え、奴隷工場を天国的な場所に変えたことだ。

 

武藤が入社した1894年、紡績工場は今でいう3K(きつい、危険、汚い)が当たり前だった。女性の工場労働者は奴隷同然に扱われていた。

 

労働者の生活を守るのが、経営者としての責務だ──。

 

武藤は、労働者の食事や宿舎を自らチェックし、学校や託児所、娯楽施設などを工場に併設。病災救済を目的とした共済組合も設置した。今では当たり前になっている提案制度や社内報も日本で初めて導入した。

 

武藤は奴隷工場を天国的な場所へ変え、「労働革命」を起こした。武藤が力を入れた「家族主義的経営」は、「社員を家族だと思い、親身に世話をしなければならない」という責任感の表れだったといえる。

 

兵庫県・旧武藤山治邸館長の米津寛司氏はこう指摘する。

 

「当時は『社員は徹底的に使うもの』という発想が常識でした。しかし、武藤は発想を転換し、社員に対する福利厚生を初めて行いました。『社員を大切にする』ことに目を向けた、優れた経営者だと思います」

 

 

「仕方がない」と戦う

2つ目は、独立自尊の精神に基づき、増税に反対し、減税運動を展開したことだ。

 

当時の政府は、営業税という国税を課していた。営業税は、すべての商工業者の売り上げに一律に課税され、中小企業にとって大きな負担だった。

 

これに対し、武藤は1919年、全国の中小企業を中心に、「大日本実業組合連合会」を組織。会長として営業税の全廃を求める運動を先導する。

 

財閥と政界が結託している「財閥政治」に対し、独立自尊の精神を持つ中小企業とともに、政界に新しい風を吹き込もうとした。

 

武藤は同連合会の総会で、「実業家が『金持ち喧嘩せず』という風で、政治を論議することを避けているべき時代ではないと私は考えます」と語っている。

 

武藤は、宗教家マルチン・ルターの「我はこの世に悪魔と戦うために来たれり」という言葉を好んだ。多くの経営者が諦めてしまう政治問題でも、武藤は責任を感じ、ルターのごとく行動した。

 

「増税は仕方がない」という空気が広がり、経団連も増税に賛成している現代とは対照的だ。

 

 

社会主義と戦う

旧武藤山治邸にある蔵書。その多くが洋書だ。

同邸の書斎の様子。

3つ目は、営業税全廃運動をキャンペーンで終わらせることなく、自ら政党を立ち上げ、政治を一新しようとしたことだ。

 

現在の日本では、社会主義化が進み、政府は「大きな政府」になりつつある。当時も似たような状況で、鉄道や郵便、簡保保険など国営企業が多かった。

 

大川隆法・幸福の科学総裁は、著書『人格力』で「共産主義は、愚痴と言い訳、嫉妬心の哲学」と問題視する(*)。

 

武藤も、「人のせい、環境のせい」にする社会主義を否定し、官に頼るのではなく、民間の力を活用する「小さな政府」を理想とした。事実、鐘紡の経営において、政府の補助金に一度も頼らなかった。

 

営業税全廃運動は1923年、「実業同志会」という政党の発足につながる。自ら党首を務めた武藤は「政官財の癒着根絶、鉄道省・郵便の民営化、総理大臣公選、産業振興」という政策を掲げ、24年の衆議院選挙で11人を当選させた。

 

武藤は鐘紡社長を務めながら、議員活動に尽力。不況下での緊縮政策に反対し、政界浄化を目指した。

 

前出の米津氏はこう語る。

 

「旧武藤山治邸の書斎には、彼の蔵書が約1600冊残っています。その半分が洋書です。尊敬していたナポレオンやリンカンの洋書を取り寄せ、戦略論や政治学を勉強していたようです。2人に共通するのは改革・革新ですから、シンパシーを感じていたのかもしれません」

 

武藤のように、組織のトップが責任の範囲を広げることができれば、日本経済をさらに上向かせることができるはずだ。

(*)社会主義が進んだ先に共産主義がある。
(参考書籍)『武藤山治の先見性と彼をめぐる群像』(武藤治太/文芸社)、『政に頼らず官に依らず』(澤野廣史/新潮社)、向学新聞電子版(国際留学生協会)。

 

【関連書籍】

『サミュエル・スマイルズ「現代的自助論」のヒント』

『サミュエル・スマイルズ「現代的自助論」のヒント』

大川隆法著 幸福の科学出版

 

【関連記事】

2018年11月号 人材不況 - 「将の器」がGDPを再び伸ばす「人格経営」のすすめ Part 2

https://the-liberty.com/article.php?item_id=14912

 

2020年3月2日付本欄 「大富豪の引け目」に学ぶ、国を豊かにする発想、貧しくする発想

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16886

 

2020年2月14日付本欄 フードスタンプの見直しに向けて動くトランプ政権 勤労は神に捧げる行為

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16812


錬金術の歴史を振り返る-アラビア世界の錬金術1-【HSU・志波光晴氏の連載「錬金術について」】

2020年04月07日 06時36分09秒 | 日記

錬金術の歴史を振り返る-アラビア世界の錬金術1-【HSU・志波光晴氏の連載「錬金術について」】

錬金術の歴史を振り返る-アラビア世界の錬金術1-【HSU・志波光晴氏の連載「錬金術について」】

 

 

 

HSU 未来産業学部プロフェッサー

志波 光晴

プロフィール

(しわ・みつはる)1957年、福岡県生まれ。神奈川大学経済学部経済学科卒業後、プラントメンテナンス会社、非破壊検査装置会社で働く中で理科系の研究者を決意。放送大学教養学部で理科系を学び、東京大学先端科学技術研究センター研究生を経て、同大学工学部より工学博士を取得。同大学先端科学技術研究センター助手、(財)発電設備技術検査協会鶴見試験研究センター研究員、(独)物質・材料研究機構上席研究員を経て、2016年よりHSU未来産業学部プロフェッサー。専門は、材料工学、非破壊検査、信頼性評価。著書に「環境・エネルギー材料ハンドブック」(オーム社)など。

前回の記事では、「錬金術は本当にできるのか」という読者の質問に答えました。内容を簡単におさらいすると、次の通りです。

 

「衰退したとされる魔法や魔術は、学問や科学を通じて現実化し、魔法使いではない多くの人たちが使えるようになりました。今日の学問や科学が、近代における魔術の民主化・大衆化の姿です。また、キリスト教の価値観によって、超能力や霊能力が表舞台で扱われなくなった面もあります。本連載の目的は、"白魔術の錬金術師養成道場"を創るには、どうしたらよいかを考えることです」

 

これまで見てきた「古代からローマ帝国時代にかけてのエジプトの錬金術の歴史」から、技術とは、その時代の世界観や人間観に大きく影響されることに気づかされます。今日、哲学や思想と呼ばれるものの底流には、そうした世界観や人間観があり、その奥には宗教があります。これらによって、社会や文明の価値観が決まります。

 

錬金術の本質を知るためには、社会や文明の価値観の奥にある「宗教の世界観や人間観」を明らかにし、そこから逆照射して考えることが必要なのです。


104歳の男性がコロナ感染から回復

2020年04月07日 06時34分48秒 | 日記

政府が1世帯30万円の現金給付 【これだけ知っトクNews(4月4日版)】

 

「これさえ知っていれば、世の中の流れをつかめる」というニュースを、編集部がピックアップ。そもそモグラ博士が、ひと言コメントしてお送りします。新聞の代わりとして、ニュースチェックの習慣づくりに、ご活用ください。

 

  • (1) 政府が1世帯30万円の現金給付
  • (2) 104歳の男性がコロナ感染から回復
  • (3) 数学の超難問「ABC予想」を証明

「いい通夜でした」──幸福の科学の葬儀【どうして供養が大切なのか(2)】

2020年04月06日 06時15分10秒 | 日記

「いい通夜でした」──幸福の科学の葬儀【どうして供養が大切なのか(2)】

「いい通夜でした」──幸福の科学の葬儀【どうして供養が大切なのか(2)】

 

 

新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、大人数が集まる通夜・葬儀を行う規模の縮小や自粛が広がっている。こんな時だからこそ、「葬儀や供養の意味」が問われているような気がしてならない。

 

本欄では、このたび肉親を亡くした記者が、「幸福の科学式の葬儀」の経験をもとに、その意味を考えてみる。

 

第2回目は「いい通夜でした」。

 

【どうして供養が大切なのか】

第1回目「どのような葬儀にしようか」

 

◆               ◆               ◆

 

幸福の科学葬では、いわゆる通夜にあたる「通夜式」と、告別式にあたる「帰天式」が行われる。

 

通夜式が始まる前、遺族である私は、入り口で参列者に挨拶をする。父が60代で亡くなったということもあり、皆一様に衝撃を受けている様子だった。

 

「気を落とさずにね」「何と言ったらいいか……言葉がありません」

 

そんな風に声をかけてくださる方も多かった。あの世を信じている私たち家族は、「父はあの世で新しい仕事があるのだろう」という感覚だったので、悲しみに打ちひしがれているわけでもなく、「最高の形で送り出したい」と思っていた。

 

母の知り合いの女性が、「お父さん、まだ60代だったの。気の毒にね……」と私に声をかけてくださった。私は、「天から授かった寿命があったのだと思う」と答えた。その方が「しっかり供養してあげてね」とおっしゃるので、私は力強く「はい」と答えた。

 

最近は、葬儀や供養が形式化して、内容が顧みられないことが増えている。幸いにも、地元ではあの世や魂の実在、神仏の加護を素朴に信じている人が多い。そのため、父の魂が永遠であることは、参列者の皆さんとも共有できる。このような、宗教的な環境で育ててもらえたことを、改めて父に感謝した。

 

 

葬儀はシンプルな方がいい?

最近は、時間の短縮のため通夜と葬儀を同日に行う「一日葬」も行われているらしい。

 

ただ、通夜は、亡くなった人に導きを与え、肉体を脱ぎ捨て、魂として目覚めることを促すための儀式である。きちんと肉体から離れるよう促すため、火葬の前日に行うことにも意味があるのだ。

 

父は生前、幸福の科学の教えを学んでいたので、死んだあとは魂になることは知っているはず。そうはいっても、いざ亡くなった後、本当にその状況が理解できているのかどうかは、目に見えないので分からない。

 

まして、生前に死後の世界があるなどと考えたことがない人の魂は、「死んだのに意識がある。しかし、周りの人に話しかけても反応がない。いったいこれはどういうことだろうか」などと戸惑うはずだ。そう思ったときに、導いてくれる人、引導を渡す人が必要になる。

 

私は、霊になった父が参列者の方々に「死んでも魂はある。霊界はある」ということを伝えたいのではないかと思っていた。この通夜式をきっかけに、それを実感してもらえれば、何よりうれしいことだろう。

 

 

幸福の科学の根本経典「正心法語」が葬儀で読み上げられる

今回の葬儀では、地元の幸福の科学の支部長に導師を務めてもらった。生前、父もお世話になっていた女性の支部長だ。

 

通夜式の冒頭で、幸福の科学の根本経典である「真理の言葉 正心法語」を会場の皆さんと読誦(どくじゅ)する。多くの方は初めて目にする経文ということもあり、最初は声が小さかったが、次第に大きくなり、最後は、会場が一体となって唱和した。

 

この経文には、幸福の科学の教えのエッセンスが込められている。この世界が仏の光でつくられていることから始まり、人間の本質が霊であること、肉体は魂の「乗り船」であること、他人を理解し、自分について反省することの大切さなど、「天国に還るための生き方」の指針が示されている。

 

『救世の法』

『救世の法』

大川隆法著

幸福の科学出版

この正心法語を、幸福の科学の信者は日々読誦している。大川隆法・幸福の科学総裁は著書『救世の法』で、正心法語を読誦する習慣があれば「地獄に堕ちることは、おそらくない」と説く。父も、出勤前に母と読誦するのが日課だった。

 

 

もしかして、あの時来ていたの?

その後、導師が経文を読誦する間、参列者は焼香の要領で、金砂供養を行っていく。あくまで私の感覚だが、父がそこに立って、一人一人に挨拶をしているかのように感じられた。

 

経文読誦の後、支部長が法話を行った。「今世の魂修行を終え、肉体という衣を脱ぎ捨て、いま、魂となって、あの世へと旅立たれようとしている」と、通夜式の意義を説明。亡くなった父が、「魂となってこの式場にいらっしゃる」と語った。参列者は真剣に耳を傾けた。

 

その後、私は父への手紙を読み上げた。

 

「お父さん、今まで本当にありがとう。お疲れ様でした」

 

手紙の中では、ある「不思議な体験」を取り上げた。

 

「お父さん、私の家に来ていたのですね。この話をした方がいいような気がしたので、皆さんの前でお話しします」

 

実は父が亡くなる前日、私は中国地方の実家から遠く離れた首都圏の自宅のリビングに「何か」がいて、それが動くのを見たのだ。

 

不思議なことに、そこに居合わせた別の家族も「何かいた?」と同時に気づいた。輪郭があるわけではないが、何かが存在していることが分かった。

 

「誰か亡くなったのかな?」

 

そんな話をしていた次の日に、父は亡くなった。その日の朝、私は体が重くて起き上がれなかった。体調不良とは明らかに違った。やっと昼に職場に出勤した時に、「昨日、家に幽霊のようなものが出まして……」と、上司や同僚に話していた──。

 

 

「そういえば、私も見たわ!」

通夜式が終わり、親戚と集まって話していた時のこと。遠方に住む伯母(父の姉)が話しかけてきた。

 

「そういえば私も見たわ。家の窓の外に、『誰か』いたのよ。でも、うちは2階だから人が通り過ぎるはずもないし。あなたの話を聞いて思い出した。うちにも来ていたのね!」

 

そして伯母は、父のなきがらに、「うちに来てたんだね」と、声をかけた。

 

『永遠の生命の世界』

『永遠の生命の世界』

大川隆法著

幸福の科学出版

大川総裁の経典『永遠の生命の世界』では、人間が亡くなる際、その数日前には、魂が体から抜けたり入ったりする、と説かれている。きっと、父の魂が体を抜け出して、遠くに住む私や伯母の自宅に現れていたのだろう。

 

式が終わると、多くの参列者が「いい通夜でした」と声をかけてくださった。

 

夜が更けた後も、遅れて駆け付けた弔問客を迎えた。

 

「お父さんには本当にお世話になりました。何度も叱られたんですが……本当によくして頂いて、感謝しております」

 

その時、父がその元部下の肩をたたいて、励ましているかのように感じた。(続く)

(晴)

 

【関連サイト】

幸福の科学グループ 来世幸福セレモニー

https://raise-kofuku.jp/

 

【関連書籍】

『救世の法』

『救世の法』

大川隆法著 幸福の科学出版

 

『正しい供養 まちがった供養』

『正しい供養 まちがった供養』

大川隆法著 幸福の科学出版

 

【関連記事】

2020年3月22日付本欄 「どのような葬儀にしようか」──幸福の科学の葬儀 【どうして供養が大切なのか(1)】

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16941

 

2019年8月15日付本欄 あなたの供養は大丈夫? 意外と知らない供養の真実

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16136


コロナ対策にみる中国の国連取り込み戦略 毛沢東時代からやっていた!

2020年04月06日 06時14分00秒 | 日記

コロナ対策にみる中国の国連取り込み戦略 毛沢東時代からやっていた!

コロナ対策にみる中国の国連取り込み戦略 毛沢東時代からやっていた!

 
写真:paha1205 / Shutterstock.com

 

中国・武漢で発生し、その後世界に感染が拡大している新型コロナウィルス。感染拡大と共に注目を集めているのが、世界保健機関(WHO)の事務局長であるテドロス氏と中国の習近平国家主席との"蜜月ぶり"です。

 

テドロス氏やWHOは、繰り返し中国をかばったり絶賛したり、「パンデミック」の表明を見送ったり、新型コロナウィルスの名称を「中国」や「武漢」といった地名を連想させない「COVID-19」にしたり……。

 

一方の習氏は、「新型コロナウィルスの世界的流行に対する戦いを進めているテドロス氏の努力を称賛する」と表明するなど、相思相愛ぶりが、世界の注目を集めています。

 

実は、中国がWHOのような国連の機関と"蜜月関係になる戦略"は、建国当時から行われていたものでした。


良禅に追放された覚鑁 宏洋氏に影響を与える悪魔の本質

2020年04月05日 06時36分07秒 | 日記

良禅に追放された覚鑁 宏洋氏に影響を与える悪魔の本質

良禅に追放された覚鑁 宏洋氏に影響を与える悪魔の本質

 

 

宏洋氏が幸福の科学に対する誹謗中傷を繰り返しているが、その背後には、ある宗教関係の霊存在がいる。それが、平安時代末期、真言宗の中興の祖とされ、新義真言宗の祖とされる覚鑁(かくばん)だ。

 

このたび、大川隆法・幸福の科学総裁のもとに覚鑁の霊が現れたことで、霊言が収録された。その際、当時対立関係にあった、高野山・金剛峯寺の良禅という僧侶の霊も招霊して意見を聞いた。両霊言は合わせて「良禅に学ぶ覚鑁撃退法」として、全国の幸福の科学で公開されている(文末に問い合わせ先)。

 

歴史的には、高野山・金剛峯寺で真言宗の教えを護ろうとした「良禅」と、その再興を称した「覚鑁」の、新旧の激しい対立として伝わっていることが多い。しかし実際には、良禅は死後、天国の七次元・菩薩界に還り、覚鑁は地獄に堕ちて悪魔となったというのが霊的真相である。そこには宏洋氏の問題にもつながる、宗教上の問題があった。

 

覚鑁の霊は現在、宏洋氏に取り憑き、影響を与えているという。それは、両氏に共通点があって波長が同通しているためだ。

 

 

覚鑁の問題点(1)──仏道修行を否定した

現れた覚鑁の霊は、宏洋氏の書籍の発刊や、繰り返し行われているYouTubeでの発信をたたえた。そのうえで、自身の功績は、「密教のあのくだらない修行は要らない」としたことと主張。浄土真宗が「南無阿弥陀仏を唱えれば救われる」としていることを挙げて、「修行の否定」を正当化した。端的に言えば、「仏道は地味でケチくさいだけ」と言っているのである。

 

これに対して、良禅の霊は覚鑁について「欲望のままに、煩悩を解放せよという教えを説いているだけでしょう」と一蹴。宏洋氏については、「宗教は嘘っぱちの理論を立てて人を苦しめていて、親は窮屈なことを人に教えて、裏で汚い金を集めているに違いないとか、そういう似非(えせ)正義感を持っているにすぎない」と批判した。

 

覚鑁は、当時流行した浄土信仰と真言密教の融合をもくろんだが、実は、空海の高度な教義と修行についていけず、「真言(マントラ)を唱えるだけで即身成仏できる(超能力を得ることができる)」という安易な教えを立てた。

 

しかし、修行をしないのに霊能力を得ようとすれば、この世的な欲望が募るばかりで、地獄霊の餌食になる。

 

本来の空海の教えは、修行を否定するものではなく、あくまで修行を通じて心の段階を高めていき、即身成仏を目指すものだった。また、浄土信仰は、「弱い人間であっても、阿弥陀仏への信仰を持つことで極楽浄土への道が開かれる」という、謙虚な姿勢があってこそ、初めて成り立つもので、覚鑁のような牽強付会は許されない。

 

良禅の霊は当時を振り返り、真言宗が「覚鑁宗に乗っ取られる可能性もあった」とした上で、激しい抵抗が起きたのは単なる権力抗争からではなく、教えの正当性を守るための重大な戦いであったからだと語った。

 

宏洋氏はこれまで、「幸福の科学は家業であり、後継者をめぐる問題でもめている」として批判を重ねてきた。しかし、幸福の科学が家業というのは筋違いで、後継者には宗教的な正当性が要求されている。大川家の長男といえど、幸福の科学の教えの中核である心の修行を否定する宏洋氏に、教義の継承ができるはずもなく、その資格もないことは明らかだ。

 

 

覚鑁の問題点(2)──色情が得意で、煩悩にまみれた生涯を送った

また、覚鑁の霊は「いちばん、得意なのは色情」であるとし、釈迦仏教の禁欲修行について「捻じ曲げられた教え」と批判し、欲望を解き放つことのみを肯定している。

 

宏洋氏も女性問題やセクハラなどを繰り返し起こし、仕事にも影響するほどだった。煩悩を押さえられず、公私を分けられなかったことが、教団が母体の芸能事務所の社長解任にもつながっている。

 

宏洋氏は幸福の科学の映画事業に携わっていた時代に脚本を却下されたことを根に持っているが、その内容は肉体煩悩を礼讃するもので、教義とは正反対の内容だった。宏洋氏は「自由がない」と批判するが、宗教が映画を製作する以上、教義を否定するものであってはならない。

 

良禅の霊は、「私たちの仕事は、天上界に還って困らないようにしようとしてるだけなんで。地上界を地獄界と同じようにしたら、(悪霊が)人に入り放題になるから、転生輪廻しなくても、地上の人間に入り放題になる」と、煩悩にまみれる生き方の危険性を指摘した。

 

 

覚鑁の問題点(3)──被害者意識が強い

また、両者とも被害意識が強い。覚鑁は、当時、自身への批判が集まったことや高野山の高弟や在家信者らに追討されたことを恨んでいる。そして宏洋氏は、大川家での生育環境や幸福の科学の扱いを、いかにもひどかったとして「告発」している。

 

しかし、覚鑁は前述のように、真言宗の教えを曲げようとしていた。宏洋氏は、客観的には恵まれた環境だったにもかかわらず、自分の思い通りにならないからと、あることないことをでっち上げている。自分自身の言行が、第三者の目で見て、また教えに照らして正当なものかどうか反省することができなければ、まっとうな社会人とは言えないだろう。

 

 

宏洋氏が見失った「修行」の道

覚鑁と宏洋氏に共通するのは、「心の修行」に対する反発が非常に大きいことだ。

 

そもそも日本では「仏道修行」というと、「滝行」「千日回峰行」「念仏を唱える」「座禅の形をとる」など、単純な肉体行や作法が注目されやすい。

 

しかし、仏陀が本来説いたのは、自らの心の在り方によって、その境涯が変わるというもの。自らの心を見つめ、教えに照らして日々反省を重ねていくといった修行は、外からは見えにくく地味だが、仏道修行の本質である。弘法大師空海も、瞑想修行を通して悟りを開いたのであり、人間の心の状態について様々に説いた経論を遺した。

 

心を見つめる修行を重ねる中で、智慧を得るのが宗教修行の本道だ。宏洋氏は六大煩悩のすべてに引っ掛かって、真っ逆さまに地獄に堕ちた覚鑁に取り憑かれている。これではそもそも、宗教を語る資格などないのである。

 

霊言では、この他にも、以下のような多くの論点が語られた。

 

【覚鑁】

  • 釈尊の教えをどのように解釈しているか
  • 同性愛をどう考えているか
  • 大川総裁の実兄と、宏洋氏の違い
  • 週刊誌をどのように見ているか
  • 覚鑁が憑依しやすい人とは

 

【良禅】

  • 霊的に八十八箇所が守られた背景
  • 当時の僧侶の問題
  • 悪魔が狙ってくる心の隙とは
  • 映画「ジョーカー」にみる生き方の違い
  • 良禅の使命

 

ここに紹介したのは霊言のごく一部です。

詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。

・幸福の科学サービスセンター Tel:03-5793-1727

 火~金/10:00~20:00 土日祝(月曜を除く)/10:00~18:00

・同グループサイトの支部や精舎へのアクセス

 http://map.happy-science.jp/まで。

 

【関連書籍】

『宏洋問題の「嘘」と真実 ─徹底反論座談会1─』

『宏洋問題の「嘘」と真実 ─徹底反論座談会1─』

幸福の科学総合本部編 幸福の科学出版

『宏洋問題 「転落」の真相 ─徹底反論座談会2─』

『宏洋問題 「転落」の真相 ─徹底反論座談会2─』

幸福の科学総合本部編 幸福の科学出版

『宏洋問題 「甘え」と「捏造」 ─徹底反論座談会3─』

『宏洋問題 「甘え」と「捏造」 ─徹底反論座談会3─』

幸福の科学総合本部編 幸福の科学出版

『「文春」の報道倫理を問う』

『「文春」の報道倫理を問う』

大川隆法著 幸福の科学出版

『人はなぜ堕ちてゆくのか。』

『人はなぜ堕ちてゆくのか。』

大川隆法著 幸福の科学出版

『宏洋問題を斬る』

『宏洋問題を斬る』

幸福の科学総合本部編 幸福の科学出版

『宏洋問題の深層』

『宏洋問題の深層』

幸福の科学総合本部編 幸福の科学出版

 

【関連記事】

2020年3月31日付本欄 「嘘」がガソリンの「新潮ウィルス」「文春ウィルス」

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16993

 

2020年3月21日付本欄 宏洋氏の本『幸福の科学との訣別』の嘘と虚妄(4) 分かっていながら言い続ける!? 千眼氏との「結婚強制」はなかった

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2020年3月16日付本欄 宏洋氏の本『幸福の科学との訣別』の嘘と虚妄(3) 教団を小さく見せて鬱憤を晴らそうとする宏洋氏

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2020年3月15日付本欄 宏洋氏の本『幸福の科学との訣別』の嘘と虚妄(2) 大川家に関する「虚言攻撃」の誤り

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2020年3月14日付本欄 宏洋氏の本『幸福の科学との訣別』の嘘と虚妄(1) 大川総裁に関する「虚言攻撃」の誤り

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【英語で読む名文】オスカー・ワイルド『幸福な王子(The Happy Prince)』を読む【後編】

2020年04月05日 06時33分45秒 | 日記

【英語で読む名文】オスカー・ワイルド『幸福な王子(The Happy Prince)』を読む【後編】

【英語で読む名文】オスカー・ワイルド『幸福な王子(The Happy Prince)』を読む【後編】

 
写真:kenny1 / Shutterstock.com

 

「いつかは国際人として活躍したい! だけど、英語はそんな得意じゃなくて……」

 

そんな思いを持つ方は多いのではないでしょうか。編集部にも、「どうすれば英語ができるようになるのか教えてほしい」というお問い合わせが届きます。

 

そこで本欄では、英語マインドを身に付けるために、英語で書かれた「心に響く名文」を取り上げます。原文の「言魂(ことだま)」を肌身で感じることは、皆様の人生を成功へ導く力になるでしょう。

 

今回は、イギリスで活躍した名作家オスカー・ワイルドによる『幸福な王子(The Happy Prince)』です。小さいころに絵本で読んだという方も多いでしょう。翻訳版でもその感動が色あせることはありませんが、原文の深みは魂に迫ってくるものがあります。

 

物語を深く味わうため、前後編に分けてお届けします。前編に続き、今回は後編です。

 


104歳の男性がコロナ感染から回復

2020年04月05日 06時32分07秒 | 日記

政府が1世帯30万円の現金給付 【これだけ知っトクNews(4月4日版)】

 

「これさえ知っていれば、世の中の流れをつかめる」というニュースを、編集部がピックアップ。そもそモグラ博士が、ひと言コメントしてお送りします。新聞の代わりとして、ニュースチェックの習慣づくりに、ご活用ください。

 

  • (1) 政府が1世帯30万円の現金給付
  • (2) 104歳の男性がコロナ感染から回復
  • (3) 数学の超難問「ABC予想」を証明

日本はコロナ禍の中、北朝鮮のミサイル危機にも気を引き締めよ 【HSU河田成治氏寄稿】

2020年04月04日 06時30分21秒 | 日記

日本はコロナ禍の中、北朝鮮のミサイル危機にも気を引き締めよ 【HSU河田成治氏寄稿】

日本はコロナ禍の中、北朝鮮のミサイル危機にも気を引き締めよ 【HSU河田成治氏寄稿】

 

 

《本記事のポイント》

  • 高性能化する北朝鮮の新型ミサイルで、在韓米軍の撤退圧力が高まる
  • 韓国から米軍が撤退すれば、日本は全体主義防衛の最前線となる
  • 日本は「災害対策基本法」の抜本的見直しを

 

 

中国発のコロナウィルスが全世界で猛威を振るっている。独裁政権・情報統制下の北朝鮮は、依然として「国内に感染者はいない」と主張しているものの、中国と国境を接し、経済的にもそのほとんどを依存してきた北朝鮮が、コロナ禍から完全に逃れることは、事実上不可能だ。

 

医療・薬品が十分でなく、国民の栄養状態や衛生環境が劣悪な北朝鮮にあっては、むしろ感染が蔓延し、危機的状況を迎えている可能性もある。在韓米軍のエイブラムズ司令官は、偵察衛星や偵察機などの情報収集により、「北朝鮮軍が約30日間にわたって軍事活動を停止していた」と語っているが、常に集団で行動を共にし、濃厚接触を続ける必要がある北朝鮮軍内で、新型肺炎が広がっているとも考えられる。

 

こうした中、北はミサイル発射をハイペースで行っている。ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)未来創造学部で軍事学や国際政治を教える河田成治アソシエイト・プロフェッサーがその理由を分析した。

 

◆    ◆    ◆

 

昨年5月から30発以上も発射

元航空自衛官

河田 成治

プロフィール

(かわだ・せいじ)1967年、岐阜県生まれ。防衛大学校を卒業後、航空自衛隊にパイロットとして従事。現在は、ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)の未来創造学部で、安全保障や国際政治学を教えている。

ベトナム・ハノイで行われた昨年2月の第二回米朝首脳会談は、事実上の決裂でした。その後、北朝鮮はそれまで17カ月間も自粛してきたミサイル発射を突然再開しました。しかもその頻度は、過去になかったハイペースです。

 

ここで注目すべきは、発射されたミサイルがアメリカの識別名で、KN-23(ロシアのイスカンデルに酷似)、KN-24(アメリカのATACMSに酷似)、KN-25(多連装ロケット, MRLS)、KN-26(潜水艦発射型, 北極星3)と呼ばれるものですが、これらが能力を大幅に向上させた新型であることです。昨年の5月以降、30発以上ものミサイルが発射されており、特に今年の3月には4回の実験を行い、計9発ものミサイルを発射しています。

 

 

高性能の新型ミサイル

上記の一連の新型ミサイル(KN-23、KN-24、KN-25)は、射程が400から500km程度で日本には届きませんが、韓国全土が射程圏内に入ります。

 

これらの特徴は、防衛を困難にする新技術が採用されていることです。高度約50km以下の低高度軌道を飛翔し、飛行経路全般でコース修正を行うことができるため、韓国軍や在韓米軍による防衛が困難になります。

 

具体的には、韓国に配備されたTHAAD(終末高高度防衛ミサイル)やイージスから発射する防衛用のミサイルの最低迎撃高度以下を飛翔しますので、THAADやイージス艦から防ぐことができません。

 

なお着弾地点付近ではPAC-3(ペトリオット,ミサイル防衛システム)で迎撃できる可能性は高まりますが、防衛できる範囲が限られてしまいます。さらに北朝鮮のミサイルは命中精度に問題がありましたが、これら新型は格段に精度が上がると推測されています。

 

これらのことから、新型ミサイルは、在韓米軍への攻撃力を格段に高め、常に攻撃の脅威に晒される在韓米軍には、基地縮小や撤退の圧力がかかる可能性があります。北朝鮮の狙いの一つは、この点にあるかもしれません。

 

 

新型ミサイルの意図

アメリカは、反米で親中・親北政策をとる韓国の文在寅政権を信用していません。現在の米韓関係は冷え切っており、在韓米軍の駐留経費に関する7回目協議も決裂に終わりました。いまだに今年度の在韓米軍の駐留経費について合意が得られておらず、在韓米軍に勤務する約8600人の韓国人のうち、約4000人が無給休職の状態になりました。(4月1日現在)

 

米韓の関係悪化は、日本にとっても大きな問題です。現代の国家間の同盟関係は、相互の国益とともに信頼関係や価値観の共有が極めて重要になっています。韓国政府が反米になり、相互の信頼関係がゆらいで同盟としての絆が弱体化したところへ、さらに北朝鮮の新型ミサイルが在韓米軍への脅威を高めれば、在韓米軍の基地縮小や撤退への誘因材料となりかねないからです。

 

 

全体主義防衛の最前線となる日本

韓国から米軍がいなくなれば、朝鮮半島は不安定となり、親中・親北朝鮮の国家となる最悪の事態に備えなくてはならなくなります。それは、同時に日本が全体主義国家との対決の最前線に置かれることを意味します。

 

歴史的にも朝鮮半島が不安定となる時代は、日本の危機とイコールでした。日清・日露戦争は朝鮮半島情勢によって起きた戦争であり、日本の命運をかけた大戦争でした。

 

このように、北朝鮮の新型ミサイルが日本に届かないからといって、日本の安全保障と無関係なわけではありません。

 

 

国内事情としてのミサイル発射

コロナウィルスの影響を受け、北朝鮮は極めて厳しい状況に追い込まれており、あるいは体制崩壊の危機にあると推測されます。それは国連やアメリカなどからの厳しい経済制裁で、外国からの貿易による収入が断たれてしまったからです。

 

それでも違法に中国などと密輸を続けてきましたが、コロナウィルスの発生で国境を閉鎖して物資と人の往来を禁止せざるを得なくなりました。その結果、ただでさえ高騰する物価が、さらに上昇しています。米価は昨年同期に比べ30%程度上昇しているようです。(米国の北朝鮮情報分析ウェブサイト 38 NORTHより)

 

加えて北朝鮮は深刻な食糧不足にあり、国民の半数近くが飢餓線上にあるとの情報もあります。特にこの季節は、昨年の収穫物を食べ尽くし、新たな作物が得られる前の最も厳しい食糧危機の時期にあたります。

 

このような国内情勢を鎮め、体制を維持することこそが金正恩朝鮮労働党委員長にとって喫緊の課題であることは明白でしょう。日本国内の報道でも、「ミサイル発射は北朝鮮の国内事情によるもの」との見方が支配的です。

 

つまりミサイル発射は「国の危機的状況のカモフラージュ」であって、精強な軍隊のふりをアピールすることで、北朝鮮の国外向けには「新型肺炎の蔓延・飢餓の深刻化」を隠し、国民の動揺を鎮めて体制を引き締める目的と思われ、国外向けには金委員長の健在ぶりと、国力の衰退・軍隊の弱体化を隠すために威嚇を繰り返しているとも推測できます。

 

 

見落としてはならない北朝鮮の脅威

日本の報道は、北朝鮮のミサイル発射に対する危機感はあまり高くないように見受けられます。しかし見落としてはならないのは、アメリカにとっては、本土に届かない短距離ミサイルは脅威度が低いため、北朝鮮問題の優先度が低くなっていることです。

 

一方で北朝鮮の核・ミサイルは1発たりとも破棄されたわけではなく、むしろその間にも増産・配備が続いており、それらの兵器には日本を射程に収めているものが多数あります。体制の末期にはどのような暴発が起きるか、予断を許しません。

 

さらに北朝鮮は、化学兵器や生物兵器を多量に保有しています。2019年1月15日付米ニューヨーク・タイムズ紙は、「北朝鮮が実際に大量破壊兵器を使用するとすれば、それは核よりも、生物兵器の可能性の方がむしろ高い」と報じています(North Korea's Less-Known Military Threat: Biological Weapons)。

 

コロナウィルスにより、生物兵器が使われたときの恐ろしさは、全世界の人類が身をもって体験している最中です。それは軍事的な脅威のみならず、経済を崩壊させる破壊力をも持っています。

 

 

様々な国防の危機にいっそうの備えを

日本政府は、北朝鮮によるミサイル発射の度に、日本のEEZ(排他的経済水域)に入ったかどうかというレベルの認識しか示さず、遺憾の表明以上に何も行動を起こしていません。

 

しかし核などの大量破壊兵器を保持し、日本などへの威嚇を続ける金委員長の独裁体制を許すべきではなく、日本は直接の当事者として北朝鮮にもっと圧力をかけるべきです。

 

また、ミサイルのみならず、中国の大量破壊兵器(核・化学・生物兵器等)はさらに脅威度が高いことに鑑みて、それらの攻撃に備えての、いっそうの防衛努力は欠くべからざる課題です。

 

 

日本の危機管理体制や「災害対策基本法」の抜本的見直しを

さらにはコロナウィルス対策から得た教訓から、防衛省・自衛隊を中心とした防衛政策だけでなく、国民生活を直撃する事態に備えた、国内の「国民保護政策」や「危機管理体制」の見直しへつなげていく重要性が極めて高いと考えます。

 

現在の日本の防災対策は、災害が起きてからの救助や援助、被災者対応に重点が置かれ、災害が起きる前の体制づくりや対応についての視点に欠けています。それは国の定める「災害対策基本法」が、どちらかというと発災後の対応に重きを置いていることから、前兆段階での防災対応について不十分になりやすいためです。

 

また防災対策は「基本的に市町村の責任」とされている問題があります。つまり防災・危機管理が地方自治体の枠の中で考えられており、他の自治体との協力があまり考慮されていないのです。

 

しかし近年は、広域災害の発生が多く、自治体単位の対策・避難には限界があります。コロナウィルス感染拡大の措置も、都道府県の首長がバラバラに動いていて、近隣の他県との連携が不十分になっているのではないでしょうか。

 

 

日本はアジアのリーダーとして北朝鮮を教導せよ

かつて敗戦の責任を痛感された昭和天皇は、マッカーサーへ「私はどうなってもいいから国民を救ってほしい」と述べられました。その徳ある姿が、戦後の日本の繁栄の原点ともなったと思います。

 

一方の金委員長は、国民の飢餓・不幸を放置して、自身が目先を生き延びるためだけに、他国を威嚇しています。本物の国家のリーダーなら、自らを犠牲にしてでも国民の幸福を願うべきで、すべての核・ミサイル・その他の武装を放棄し、自己の処遇と引き換えにしてでも、国際社会から物資援助や新型肺炎に対する医療支援を請い願うべきでしょう。

 

中国の習近平国家主席も、コロナウィルスの初動対応に失敗して全世界に蔓延させた犯人であるにもかかわらず、責任を地方やアメリカに転嫁し、自らは救国のヒーローだというイメージづくりに熱心です。ここに全体主義的独裁者の悪魔的な本質が露呈しています。

 

日本は、アジアのリーダーとしての責任を自覚し、金氏や習氏に対し、リーダーとしてのあり方を教導すべきです。国民を不幸にする独裁者をこのまま放置することは許されません。

 

【関連記事】

2020年2月7日付本欄 北朝鮮、イラン、中国リスクにどう備える? 日本は危機管理体制を見直せ 【HSU河田成治氏インタビュー】

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2019年10月1日付本欄 制裁解除で金体制は半世紀延命 脱北者で北朝鮮専門記者が語る北朝鮮情勢

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16325

 

2019年8月2日付本欄 中距離核戦力(INF)全廃条約が失効 日本もINF配備を【HSU河田成治氏インタビュー】

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16102


異常性が際立つ刑事被告人・藤倉善郎氏 外出自粛要請の中、教団施設近くで嫌がらせ

2020年04月04日 06時27分11秒 | 日記

異常性が際立つ刑事被告人・藤倉善郎氏 外出自粛要請の中、教団施設近くで嫌がらせ

異常性が際立つ刑事被告人・藤倉善郎氏 外出自粛要請の中、教団施設近くで嫌がらせ

 
複数のカメラを手に撮影する藤倉氏。

 

幸福の科学に対する嫌がらせを続けるフリーライター・藤倉善郎氏が3月29日、東京都内の教団施設近くに姿を現し、写真や動画の撮影を繰り返すなど、約1時間にわたって迷惑行為を続けた。

 

この日は、東京都から「外出自粛要請」が出ており、雪も降っていた。藤倉氏はわざわざ嫌がらせのためだけに施設近くに訪れたわけだが、彼の異常性が際立つ出来事だった。

 

藤倉氏は、2018年に都内の別の教団施設に建造物侵入した罪で起訴され、裁判で争っている。現在は「刑事被告人」の身である。

 

 

「マスクを無料配布する」と呼びかけて人集め

もともと藤倉氏は、ブログやツイッターなどを通じ、不特定多数の人に向けて、3月29日に教団施設近くに集まって「桜を見る会」をやろうと呼びかけていた。

 

この会に人を集めるために、藤倉氏はブログに「新型コロナウイルス対策として先着10名にマスクを無料配布する」などと記している。そうまでして「嫌がらせ」を行いたいという執念から、異常性がうかがえる。

 

その後、新型コロナの感染拡大を受け、東京都が「外出自粛要請」を行うと、仲間と思われる人々から「不参加」の書き込みが相次ぎ、藤倉氏は「桜を見る会」の中止を発表。

 

しかし、藤倉氏は3月29日、雪の降る中、わざわざ一人で教団施設近くに現れ、カメラで写真や動画の撮影を続け、嫌がらせ行為を繰り返した。

 

 

「単なる宗教荒らしであることは明らか」

現場に居合わせた、教団職員はこう語る。

 

「藤倉氏は『桜を撮っている』と言いながら撮影していましたが、そもそも私たちが制止することを前提にした嫌がらせです。その様子をインターネットでアップしていますが、単なる『宗教荒らし』であることは明らかです」

 

藤倉氏は昨年9月にも、都内の別の教団施設前で、仲間とともに信仰を冒涜する違法デモを行い、その様子をYouTubeで流している。繰り返し嫌がらせをして喜んでいる「愉快犯」である。

 

藤倉氏は、神仏の存在を否定し、唯物的な価値観こそ真実だと思い込んでいるのだろう。

 

だが、世界に目を向ければ、仏教やキリスト教、イスラム教などにおいて、神や仏を信じ、目に見えない世界の真実を探究している人々はたくさんいる。

 

そうした高邁な人間の精神の発露に対し、謙虚になるべきだろう。宗教や信仰を冒涜する行為は罪である。

 

【関連記事】

2019年9月27日付本欄 刑事被告人のカルト新聞・藤倉善郎氏らが、都内で宗教行事を妨害する違法デモ

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2019年9月20日付本欄 東京に続き千葉でも建造物侵入で書類送検 カルト新聞の藤倉善郎容疑者

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2018年3月23日付本欄 カルト新聞の藤倉善郎容疑者を書類送検 建造物侵入の疑い

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