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「お盆の巨大地震注意は何だったのか?」と議論噴出 外し続ける地震予測から汲むべき天意とは 2024.08.21

2024年08月22日 05時26分11秒 | 日記

「お盆の巨大地震注意は何だったのか?」と議論噴出 外し続ける地震予測から汲むべき天意とは

<picture>「お盆の巨大地震注意は何だったのか?」と議論噴出 外し続ける地震予測から汲むべき天意とは</picture>

 

《ニュース》

宮崎県日向灘で最大震度6の地震が発生したことを受け、政府は南海トラフの「巨大地震注意」を初めて発表しました。この対応の是非を巡り、激しい議論がなされています。

 

《詳細》

政府は2019年から、「南海トラフ地震臨時情報」という、大地震の可能性の高まりを知らせる仕組みを運用しています。

 

8日に発生した宮崎沖の地震は、南海トラフ地震の「想定震源域」とされるエリアにぎりぎり入っており、かつ警戒ラインとして設定されている「マグニチュード7」を超えたため、「注意」の臨時情報が初めて発表されました。

 

幸い大地震は起きず、1週間が経った15日に解除されました。しかし、その発表がお盆の時期に直撃。観光地で宿泊等のキャンセルが相次ぎ、一部の海水浴場は閉鎖され、花火大会も中止になるなどし、大きな経済的損失が出たことが批判されています。

 

こうした大きな影響を与える措置である割には、臨時情報の発表基準には科学的裏付けが不十分であることなども取り沙汰されています。

 

また、臨時情報が発表されたことによって、発表されていない地域や期間が「安全」であるかのような誤解を与えるといった指摘もなされています。


イランが"トランプ政権発足"を前に核保有を宣言する可能性 民主党はイラン問題で成果を上げられず、事態はただ悪化している 2024.08.20

2024年08月21日 05時50分34秒 | 日記

イランが"トランプ政権発足"を前に核保有を宣言する可能性 民主党はイラン問題で成果を上げられず、事態はただ悪化している

<picture>イランが"トランプ政権発足"を前に核保有を宣言する可能性 民主党はイラン問題で成果を上げられず、事態はただ悪化している</picture>

 

《ニュース》

米ヘリテージ財団副所長のジェームズ・カラファノ氏がこのほどフォックスニュースに出演し、バイデン米大統領が大統領候補から降りた"レームダック状態"を利用し、イランが核保有を年内にも宣言する可能性があると述べました。

 

《詳細》

アメリカが大統領選に集中し、内向きになる中、伝統的保守派の安全保障専門家であるカラファノ氏は、「もし私がイラン人だったら、それ(核武装の宣言)をやるなら今やるだろう。なぜならバイデン氏は、何もしないだろうからだ」「イスラエルは行き詰まっており、トランプ氏が(選挙に)勝利すれば、政権が誕生するまでに何カ月もある。それまでに(イランは)核エネルギーを確立しており、何かが起きるだろう」などと述べ、イランの動きに注意を喚起しました。

 

バイデン政権下で、イランが核兵器開発に向けて急速に前進させていることは、国連の報告書などで明らかになっています。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが以前の社説で「バイデン政権はその動きを隠そうとしている」と指弾したように、保守派はバイデン政権がイラン問題で何ら成果を上げられず、むしろ、悪化させていることに強い不満を持っています。

 

バイデン政権は「トランプ氏よりも外交でうまくやれる」と豪語していますが、"身内"である同盟国の結束を強調するばかりで、それ以外の面では情勢を悪化させています。

 

一方でイランは、「トランプ再選」に強い警戒感を持っていると指摘されています。事実、イランは今月にトランプ陣営の内部通信の一部をハッキングしたと、米国家情報長官室が19日に共同声明を発表。「不和を煽り、民主主義制度への信頼を傷つける」目的があったといいます。


新・過去世物語 アナザーストーリー 「霊界思想」を伝えた源信とスウェーデンボルグ 『往生要集』で描いた「地獄」は源信の実体験に基づいていた 2024.08.19

2024年08月20日 05時27分05秒 | 日記

新・過去世物語 アナザーストーリー 「霊界思想」を伝えた源信とスウェーデンボルグ 『往生要集』で描いた「地獄」は源信の実体験に基づいていた

<picture>新・過去世物語 アナザーストーリー 「霊界思想」を伝えた源信とスウェーデンボルグ 『往生要集』で描いた「地獄」は源信の実体験に基づいていた</picture>

 
イラスト:菊池としを、写真:ピクスタ

日本の平安時代中期に活躍した恵心僧都源信(942~1017年)の魂は、その後、北欧スウェーデンの神秘思想家・スウェーデンボルグ(1688~1772年)として転生した(転生を通じて伝えた「地獄の真実」 源信はスウェーデンボルグに生まれ変わった 新・過去世物語 人は生まれ変わる)。

 

2人に共通するのは、当時の仏教、または、キリスト教において、大きく欠けていた「霊界思想」を補い、人々に「あの世」の実在を伝えたことだ。

 

今回は源信にフォーカスして、その姿に迫る。

 

 

源信は四弘誓願を立てて修行に励んだ

僧となった源信は、四弘誓願(しぐせいがん)を立てて修行に励み、比叡山で優秀な学僧として頭角を現していく。

 

四弘誓願とは、以下の4つの仏道修行に励む者の心がけである。

  • 数限りない人々を救っていこうと誓う、衆生無辺誓願度(しゅじょうむへんせいがんど)
  • 尽きることのない煩悩を断とうと誓う、煩悩無尽誓願断(ぼんのうむじんせいがんだん)
  • 仏の教えのすべてを学び取ろうと誓う、法門無量誓願学(ほうもんむりょうせいがんがく)
  • この上ない悟りに到ろうと誓う、仏道無上誓願成(ぶつどうむじょうせいがんじょう)

 

 

優秀な学僧たちでさえ、「地獄」の実在を感じていなかった

当時、源信の師・良源は、教学研究を大いに盛り上げ、その門下には源信をはじめとして、優秀な学僧が並んでいた。しかし、当時の仏教には、一つの大きな問題があった。それは、実感をもって死後の世界の実在を伝える者がいない、ということだった。

 

源信伝を著した専門家は、「学僧たちの場合、どの著述も学問的視点からの地獄の解説に終始している」として、源信と同時代の代表的な教学書における地獄描写が不十分であったことを指摘する(速水侑『地獄と極楽』吉川弘文館)。

 

南都仏教の教学書でも、八熱地獄や八寒地獄のように種類をあげ、「地獄の苦相を簡単にまとめて説明しているだけ」であったり、「仏法に対する不信謗法」を行った者が「地獄に堕ちる」と述べる程度であったりした。天台宗の教学書には、「地獄についてまったくふれていない」ものさえもあったという。

 

「(それらの教学書は)高度で精緻な教学論を展開する一方で、地獄の問題についてはほとんど関心を示していない。おそらくこれら学僧たちは、地獄の存在を宗学の知識として理解していても、自分自身にとっては無縁の遠い世界としか考えなかったのであろう」(同書)

 

比叡山でも南都仏教でも、「学問」として仏教が学ばれていた。そうした時代に源信は、霊的な体験に根差して「地獄」の実在を伝えていく。その迫力は、同時代の理論書を遙かに超えるものだった。

 

 

『往生要集』が示す、間違った教説を説いた者が堕ちる地獄「等喚受苦処」

源信は、比叡山の横川に隠遁して修行に励みつつ、念仏僧や公家の熱心な念仏信者と交流する。その信者の多くは、源信の『往生要集』が描いた地獄のすさまじさに衝撃を受け、魂の救済を求めた人々であった。

 

たとえ外見が僧侶であろうとも、間違った教説を説いた者は地獄の苦しみから逃れられない。『往生要集』は、そうした人々は「等喚受苦処(とうかんじゅくしょ)」に堕ちると説く。


ウクライナ軍のクルスク奇襲攻撃は「一か八かの賭け」 ウクライナの奇襲攻撃の目的とは? (Part 2)【河田成治氏寄稿】 2024.08.18

2024年08月19日 05時42分30秒 | 日記

ウクライナ軍のクルスク奇襲攻撃は「一か八かの賭け」 ウクライナの奇襲攻撃の目的とは? (Part 2)【河田成治氏寄稿】

<picture>ウクライナ軍のクルスク奇襲攻撃は「一か八かの賭け」 ウクライナの奇襲攻撃の目的とは? (Part 2)【河田成治氏寄稿】</picture>

 

《本記事のポイント》

  • プーチン大統領の和平条件
  • ウクライナ軍のクルスク奇襲攻撃について
  • 停戦への流れは依然として変わらない

 

 

河田 成治

河田 成治
プロフィール
(かわだ・せいじ)1967年、岐阜県生まれ。防衛大学校を卒業後、航空自衛隊にパイロットとして従事。現在は、ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)の未来創造学部で、安全保障や国際政治学を教えている。

前回は、ウクライナが停戦を真剣に考えざるを得ない状況に追い込まれている状況にあるにもかかわらず、西側諸国が停戦合意を阻んできた現実をお伝えしてきました。ここでロシアの和平条件はどのようなものだったのかを振りかえっておきましょう。

 

 

プーチン大統領の和平条件

2024年6月に、ロシア抜きの「ウクライナ平和サミット」がスイスで開催される直前、プーチン大統領はロシア案としての「和平条件」を示しました(*9)。

 

この和平条件は、2022年のイスタンブール合意と比べ、かなり踏み込んでウクライナに譲歩を迫るものとなりました。イスタンブール合意では、NATO加盟放棄の代わりに、ロシア軍の侵攻前の地点までの撤兵が約束されていた一方、それから2年以上が経過した今回の和平条件は、「ドネツク州、ルハンシク州、ザポリージャ州、ヘルソン州からのウクライナ軍撤退」、つまり、これら4州のロシア併合が戦争終結の条件となっており、より強い立場に変わっています。

 

2022年3月段階では、ウクライナは停戦に前向きであったにもかかわらず、米英が合意を阻止したことで、その後の2年以上に渡ってウクライナ人の血が流れ続け、国土は荒廃し、世界経済に深刻な影響を与え、中国や北朝鮮に大きな利益を与えたことになります。さらにロシアが撤退するという最大限の譲歩も、消えてしまいました。

(*9) Телеканал(2024.6.14)

 

 

ウクライナ軍のクルスク奇襲攻撃の目的とは?

今年8月6日、ウクライナ軍はロシア領のクルスク州へ奇襲攻撃、侵攻を開始しました。

 

欺瞞工作:ウクライナ軍は本作戦のためにかなり以前から準備し、部隊を密かに移動していたらしいことが分かっています(*10)。またウクライナ軍の移動については、攻撃ではなく、当地が危険に晒されるのを防ぐための「防衛体制の強化」と思わせる発表を行っており、ロシアを欺く目的だったのだろうと思われます(*11)。

 

クルスク州のロシア軍は兵力が少なく、障害物や防御陣地も不十分で、また地雷の敷設量も少なかったため、ウクライナ軍のある兵士は、ほとんど抵抗を受けずにスジャ付近まで前進できたと証言しています。8月12日にシルスキー総司令官は、クルスク方面の約1000km2のロシア領が支配下にあると述べました。ただしこの広さは、2022年2月のウクライナ戦争以降にロシア軍が占領した約12万km2に対して、約0.8%にとどまります。

(*10) The New York Times(2024.8.13)
(*11) ロシアがハルコフ州へ5月10日以降に奇襲侵攻を行った際、ウクライナ国防省情報総局のブダノフ中将は「ロシア軍は(ロシア領クルスク州に接する)スームィ州で新たな攻勢を開始するかもしれない」と述べたほか、ウクライナのメディアはスームィ州が危険だと報道していた。RBC UKRAINE(2024.5.21)

 

HSU未来創造学部では、仏法真理と神の正義を柱としつつ、今回の世界情勢などの生きた専門知識を授業で学び、「国際政治のあるべき姿」への視点を養っています。詳しくはこちらをご覧ください(未来創造学部ホームページ)。


「3中全会」後の習近平影武者説【澁谷司──中国包囲網の現在地】 2024.08.17

2024年08月18日 05時46分23秒 | 日記

「3中全会」後の習近平影武者説【澁谷司──中国包囲網の現在地】

<picture>「3中全会」後の習近平影武者説【澁谷司──中国包囲網の現在地】</picture>

 

 

澁谷-司.jpg

 

アジア太平洋交流学会会長・目白大学大学院講師

澁谷 司

(しぶや・つかさ)1953年、東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。東京外国語大学大学院「地域研究」研究科修了。関東学院大学、亜細亜大学、青山学院大学、東京外国語大学などで非常勤講師を歴任。2004年夏~05年夏にかけて台湾の明道管理学院(現・明道大学)で教鞭をとる。11年4月~14年3月まで拓殖大学海外事情研究所附属華僑研究センター長。20年3月まで、拓殖大学海外事情研究所教授。著書に『人が死滅する中国汚染大陸 超複合汚染の恐怖』(経済界)、『2017年から始まる! 「砂上の中華帝国」大崩壊』(電波社)など。

 

中国共産党は7月15~18日、中国共産党第20期中央委員会第3回全体会議(「3中全会」)を開催した。その会議中に「習近平主席が倒れた」というニュースがネット上で広がり始めた(関連記事)。

 

 

中国国内を駆け巡る"噂"

北京のベトナム大使館に、グエン・フー・チョンベトナム共産党書記長への弔問で訪れた習主席らしき人物も(7月20日)、イタリアのメローニ首相と会談した人物も(7月29日)、影武者だった可能性は排除できない。元中国共産党幹部である杜文は、習主席の影武者の存在は党内では「公然の秘密」だと指摘している(*1)。

 

習主席について中国国内では現在、「脳卒中が悪化した」「肝硬変で手術を行った」などの噂が流れている。中南海で"クーデター"が起きたとも囁かれている。ただ、これらは未確認情報である。

 

一方、以下はすべて事実で、北京で"何か"が起きている証左であるだろう。

(*1)2024 年8月1日付『万維ビデオ』

 

 

共産党や御用メディアの"異変"

第1に、中国人民解放軍中部戦区司令官の黄銘が突如、北部戦区へ異動となった。そのため、中部戦区の司令官は"空位"となっている。つまり、現時点で北京を守るべき司令官が誰もいないことになる。

 

第2に、8月1日の「建軍記念日」前日、習主席の腹心で南部戦区の司令官である王秀斌が呉亜男へと交代した。目下、王は行方不明となっているという(*2)。

 

第3に、中国共産党外交部報道官室は、8月5日から16日まで全職員を休暇とし、8月19日から職務を再開させるという(*3)。大国においては常識的にあり得ない事態である。

(*2)2024年8月6日付『万維読者網』
(*3)2024年8月5日付『中国瞭望』

グーグルが「検索結果をAI要約する機能」を日本で開始へ 政治的偏見の拡散につながりかねない 2024.08.16

2024年08月17日 05時14分11秒 | 日記

グーグルが「検索結果をAI要約する機能」を日本で開始へ 政治的偏見の拡散につながりかねない

<picture>グーグルが「検索結果をAI要約する機能」を日本で開始へ 政治的偏見の拡散につながりかねない</picture>

 
画像:JHVEPhoto / Shutterstock.com

《ニュース》

米IT大手のグーグルは15日、グーグル検索の結果をAIが要約する新機能「AIオーバービュー」を日本で開始すると発表しました。

 

《詳細》

「AIオーバービュー」は昨年春からアメリカでテスト運用され、今年5月から本格的にサービスが開始されています。今回の発表によれば、日本の他、イギリス、インド、インドネシア、メキシコ、ブラジルの計6カ国に導入するといいます。日本では昨年8月から試験提供を行っており、今後数週間かけて、段階的にサービスを広げていくとしています。

 

AIの要約では、例えば「結婚式に出席できない場合のお祝い」について検索すると、「一般的に出席した場合に渡す金額の半額から3分の1程度が相場です」といったまとめを「AIによる概要」として表示し、出典元となるウェブページも併せて表示するといいます。

 

これにより、利用者は得たい情報が要約されて表示されるため、調べる手間を省けるという利点が指摘されています。一方で、アメリカで導入されて以降、「チーズをピザに乗せるには、接着剤を使用するのが良い」などの誤情報の表示が相次いだほか、報道機関の記事を無断使用して著作権を侵害しているなど、懸念の声が上がってきました。

 

これに対しグーグルは、世界中でのテストのフィードバックを受けて改善をしており、「意味のない問いについては要約を表示しない」「健康など重要なトピックについては表示制限を行う」など技術的な対応をするとしています。


指揮・統制強化で在日米軍の新設司令部トップは中将か 大将級でなければ事実上機能せず、日本の指揮権が奪われる懸念も残る 2024.08.16

2024年08月17日 05時13分06秒 | 日記

指揮・統制強化で在日米軍の新設司令部トップは中将か 大将級でなければ事実上機能せず、日本の指揮権が奪われる懸念も残る

<picture>指揮・統制強化で在日米軍の新設司令部トップは中将か 大将級でなければ事実上機能せず、日本の指揮権が奪われる懸念も残る</picture>

 
在日米軍司令部がある横田基地(画像:Buzz_v2 / Shutterstock.com)。

《ニュース》

米軍と自衛隊の相互運用性を高め、双方の指揮・統制を強化するために、アメリカが在日米軍司令部に陸海空などの米軍を束ねる作戦指揮権を持つ「統合司令部」を設置し、その司令官に中将級をあてる方針であると、朝日新聞がこのほど報じました。

 

《詳細》

日米両政府は7月末に、外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会、いわゆる2プラス2を開催し、有事を想定した指揮・統制の連携強化を確認しました。

 

これまで指揮・統制の連携で障害となっていたのは、在日米軍司令部(横田基地)が日本に駐留する米軍を指揮する権限がなく、ハワイにあるインド太平洋軍司令部がそれを担っていたことです。これにより、「迅速な連携が難しい」などと問題視されていました。米軍が新たに統合司令部を置けば、自衛隊が2024年度末に設置する「統合作戦司令部」のカウンターパートとなります。

 

そうした中、朝日新聞は今回、米国防総省高官に取材し、新設する司令部のトップは「中将級」になると報道。一方で日本経済新聞は、当面は中将とし、将来的に大将に格上げする可能性もあると報じています。


岸田首相、党総裁選不出馬で首相退任へ 度を越したバラマキとロシアを敵に追いやる外交で日本を危機に陥れた約3年間だった 2024.08.15

2024年08月16日 05時15分31秒 | 日記

岸田首相、党総裁選不出馬で首相退任へ 度を越したバラマキとロシアを敵に追いやる外交で日本を危機に陥れた約3年間だった

<picture>岸田首相、党総裁選不出馬で首相退任へ 度を越したバラマキとロシアを敵に追いやる外交で日本を危機に陥れた約3年間だった</picture>

 
2023年3月、ウクライナのキエフで記者会見を開いた岸田首相(画像:paparazzza / Shutterstock.com)。

《ニュース》

岸田文雄首相は14日、記者会見で9月の自民党総裁選に立候補しない意向を示しました。総裁選で新たな自民党総裁が選出された後、岸田氏は首相を退任します。

 

《詳細》

自民党派閥の裏金スキャンダルや、生活費の上昇や円安などの経済的苦境で、政治不信が強まる中、岸田政権への支持率は昨年12月以来、1割台に留まり続けてきました(時事通信の世論調査)。今年7月の世論調査では岸田政権への支持率は15.5%と、自民党が政権復帰した2012年12月以来、最低を記録しています。

 

岸田氏は記者会見で、「今回の総裁選では、自民党が変わる姿、新生自民党を国民の前にしっかり示すことが必要だ。自民党が変わることを示す最も分かりやすい最初の一歩は、私が身を引くことだ。私は来たる総裁選には出馬しない」と明言しました。

 

また「30年続いたデフレ経済に終止符を打つための賃上げや投資の促進、電力需要の大幅な増加などに対応するためのエネルギー政策の転換のほか、大規模な少子化対策の実行や防衛力の抜本強化、強固な日米関係を基礎にしたG7広島サミットの開催や、分断が進む国際社会で協調に向けた国際的な議論をリードし、外交を多角的に展開することなど、大きな成果を上げることができたと自負している」と述べました。

 

そして今後の課題として、経済や安全保障、子ども政策を挙げ、「日本は内外で難局に直面している。だからこそ政治の信頼、国民からの信頼が大事だ。共感や信頼を取り戻すことで、政策を前に進めることができる」などと語りました。

 

衆議院議員の任期満了まで約1年となる中、自民党内から「岸田首相のままでは選挙を戦えない」という声が上がっていました。岸田氏は党内のこうした声に抗えなくなったとの指摘も出ています。


「ブルーピリオド」 未知なるものへの挑戦を通して、自分とは何かを見出していく自己探求映画【高間智生氏寄稿】 2024.08.14

2024年08月15日 05時27分54秒 | 日記

「ブルーピリオド」 未知なるものへの挑戦を通して、自分とは何かを見出していく自己探求映画【高間智生氏寄稿】

<picture>「ブルーピリオド」 未知なるものへの挑戦を通して、自分とは何かを見出していく自己探求映画【高間智生氏寄稿】</picture>

 

 

全国で公開中

 

 

《本記事のポイント》

  • 主人公を芸術へと引きつけた"祈りの力"
  • 終わりなき自己発見の旅としての努力
  • 自己探求の奥にある神の創造の世界

 

 

成績は優秀だが、周りの空気を読みながら器用に生きていた高校生・八虎(やとら)が、「祈り」をテーマとした天使の絵と出会うことで、絵画という未知なる世界に挑戦していく物語。空っぽだった自分が、「情熱」と「努力」を武器とすることで、これまで知らなかった自己に出会っていくプロセスが、丹念に描かれている。

 

原作は、アニメ化やアーティストYOASOBIとのコラボレーションでも話題を集めた、山口つばさ氏による漫画。主人公・八虎の複雑に揺れ動く内面を俳優・眞栄田郷敦が繊細に演じ、新境地を拓いている。

 

 

主人公と美術を引きつけた「祈りの力」

この作品でとても興味深いのは、主人公が絵画の道へと踏み入れるきっかけとして、「祈り」が据えられているということだ。そして、この「祈り」が作品全体を貫くテーマの一つにもなっている。

 

八虎は、たまたま美術室で見た、先輩の森まる(桜田ひより)が描いた「祈り」をテーマにした油絵に衝撃を受ける。大きなキャンパスに2人の天使が祈る姿が大きく描かれており、静かな微笑みをたたえた透明感ある微笑はレオナルド・ダ・ヴィンチのモナリザを彷彿とさせる。そして、森が語る美術の奥深さに心動かされて、八虎は芸術という未知なる世界への挑戦を始めていく。

 

この「祈り」とは何なのだろう。作品中では、祈りをテーマとして絵画を描き続けてきた森が、「この絵を見た人が幸せになるようにと願って描いている」と言っていたが、宗教的には「祈り」とは、この地上の生活を超えた、仏神がおられる世界への架け橋であると言えるだろう。そして、芸術もまた、日常生活を超えた何かへと人間の精神を飛翔させるきっかけとして営まれている、という意味では同じものなのだと、この作品からは感じられる。

 

大川隆法・幸福の科学総裁は「本物の宗教は、心の挑戦を説きます。あなたの心の可能性を説きます。そしてそれが、仏陀の精神であり、宗教の真髄であることを説きます」(『心の挑戦』まえがき)と語る。すべての人間的な挑戦の奥底には、宗教的真実として「神の子・人間に与えられた無限の可能性」が前提としてあると言えるだろう。

 

すなわち、この地上世界を超えた霊的な世界がまず存在し、我々がその世界から送りこまれてきた霊的な存在であり、目に見えない霊的世界に厳然として存在する永遠の理想や崇高さを、この地上に具体化していくために、「祈り」を始めとした人間的営みがあるということだ。

 

若い人のなかには、主人公・八虎のように、心のどこかで空虚さや自分の薄っぺらさを感じながら生きている人は、少なからずいるだろう。そうしたなかで、これまでの日常の延長にはない未知なる自己の探究へと誘い、理想的な人間本来のあり方を示すという角度から芸術や宗教を捉えている点で、この作品は本格的な芸術論・人生論でもあるとも言える。

 

 

終わりなき自己発見の旅としての努力

また作中では、八虎がいったん美術部に入部したものの、趣味として絵画を描いていくのか、それとも美大に進学し、本格的に芸術の世界を極めていくのかで、揺れに揺れるプロセスが丹念に描かれている。

 

脚本を担当した吉田玲子氏は、「大切にしたのは、八虎の変化です。夢中になれるものが何もなかった八虎が絵と出合い、『自分の絵を見つける』という創作の苦悩を経て、『努力することは自分の才能だ』という思いに辿り着く。その道のりには、何かができるようになったと思ったら、また新しい課題が見つかり、それを一つひとつクリアしていく……というある種スポ根のような感覚があります」(パンフレットより)と語っている。

 

なぜ努力しなければいけないのか、努力に努力を重ねると言う生き方にはどのような、意味があるのか……。利便性に満ち溢れた今の世の中で、このことを若者たちに納得させるのはとても難しい。しかし、努力の向こう側に"新しい自分"が見出され、そしてその"自分"も、自らの次なる挑戦によって打ち破られてしまい、さらに新しい"自分"が垣間見えてくる。そのような、終わりなき自己発見の旅の醍醐味を人生にもたらしてくれるのが努力なのだ──ということを描いているこの映画は、「真剣に生きてみたい」と考えている人にとって、とても参考になるはずだ。

 

 

自己探求の奥にある「神の創造の世界」の探求

同作は、芸術的営為を通して、「自分とは何か」を探っていく自己探求映画だとも言える。その意味で、特に印象的なのは、美大進学に反対していた母親を八虎が説得するシーンだ。世間並みの生き方をしてほしいと切に願う母親を説得するため、八虎は母親の肖像画を描く。そこで初めて母の手に多くの皺があり、毎日の買い物によって肩には意外に筋肉がついており、そして同じ服を何年も着ているため、色はくすみ、ほつれが目立つことに思いが至る。そして、自分を犠牲にして子供を育ててくれた母親の期待に沿った生き方が出来ないことに対して、素直に詫びる。とても感動的な場面だ。

 

よりよく描くということは、より繊細に世界を観ることであり、今まで気づかなかった世界の真実の姿を知ることでもある。そして、自分や世界を支えてくれている、多くの人々の思いに気づくということなのだろうし、それは自己成長のプロセスそのものだろう。その奥にあるものは、この世界を作った仏神の限りない慈しみの心の一端に触れる、ということでもあるだろう。

 

仏の心と一つとなれ。さすれば、おまえたちの心のなかにも栄光の瞬間がよみがえってくることだろう。おまえたちにも、この太陽系を創った時の悦びが、この地球を創った時の悦びが、伝わってゆくに違いない」(『永遠の仏陀』より)。

 

「自分は何者か」という問いへの答えは、結局、未知なるものへの挑戦を通じてしか得ることはできないのだろう。そのために必要な「情熱」と「努力」の大切さを打ち出した本作品は、"新しい挑戦"へと自分を奮い立たせて、より成熟した自分と出会っていくためのヒントになるに違いない。

 

『ブルーピリオド』

【公開日】
全国公開中
【スタッフ】
監督:萩原健太郎 原作:山口つばさ
【キャスト】
出演:眞栄田郷敦ほか
【配給等】
配給:ワーナー・ブラザース映画
【その他】
2024年製作 | 115分 | 日本

公式サイト https://wwws.warnerbros.co.jp/blueperiod-moviejp/

 

 

【関連書籍】

 

心の挑戦

『心の挑戦』

大川隆法著 幸福の科学出版

幸福の科学出版にて購入

Amazonにて購入

 

 

永遠の仏陀

『永遠の仏陀』

大川隆法著 幸福の科学出版

幸福の科学出版にて購入

Amazonにて購入

 

 

【高間智生氏寄稿】映画レビュー

過去記事一覧はこちら


トランプ氏とイーロン・マスク氏が対談で民主党政権を厳しく批判 ハリス政権ならさらに悪化する 2024.08.14

2024年08月15日 05時26分46秒 | 日記

トランプ氏とイーロン・マスク氏が対談で民主党政権を厳しく批判 ハリス政権ならさらに悪化する

<picture>トランプ氏とイーロン・マスク氏が対談で民主党政権を厳しく批判 ハリス政権ならさらに悪化する</picture>

 
画像:sdx15 / Shutterstock.com

《ニュース》

トランプ元米大統領と米実業家のイーロン・マスク氏が12日、X(旧ツイッター)上で対談し、不法移民やインフレ問題、エネルギー政策など多岐にわたるテーマについて議論しました。

 

《詳細》

今回の対談は「決断しようとしているオープンマインドの無党派層を狙ったもの」(マスク氏)で、Xでライブ配信され130万人以上が視聴しました(総再生回数は約10億回)。技術的トラブルにより配信が40分程度遅れたものの、対談は約2時間にわたり行われました。

 

トランプ氏はまず不法移民問題に触れ、バイデン政権下で不法移民が「『アメリカの歴史上最悪の数字』を記録しており、その多くが刑務所や精神病院から来る人たちや、テロリストだ」と指摘。国境の移民管理の責任者に任命されていたカマラ・ハリス副大統領に対し、「アメリカとメキシコの国境を閉鎖できたはずだ」と非難しました。

 

アメリカ国民を苦しめているインフレについて、マスク氏は「インフレは政府の過剰支出から生じる」「政府支出の問題を解決できれば、インフレも解決し、人々の生活水準が向上することになる」と指摘。トランプ氏も、「4~5年前、人々はたくさんのお金を貯めていた。しかし今は、生活のためにそのお金を使い、借金をしている」と主張し、ウクライナ戦争や中東戦争が起きていなければ物価はもっと低かったとも示唆しました。

 

トランプ氏は、北朝鮮の金正恩総書記、ロシアのプーチン大統領、中国の習近平国家主席にも言及。「彼らはタフで、賢く、残忍だ」とし、ハリス氏は彼らに対抗できるだけの力量を持っていないと指摘。また、バイデン氏が「ウクライナがNATO加盟国になる可能性がある」と発言しなければ、プーチン氏はウクライナに介入しなかっただろう、とも述べました。

 

さらにトランプ氏は、アメリカは民主党指導下で「非常に危険な場所になりつつある」と述べ、「サンフランシスコの極左リベラル」であるハリス氏の下で、さらに事態が悪化する可能性があると警告しました。民主党の副大統領候補であるティム・ウォルツ氏についても、「ミネソタ州知事として、男子トイレに生理用品を置くことを承認し、法案に署名した」と言及。ハリス・ウォルツ両氏を「極左の狂人」と厳しく非難しました。

 

エネルギー政策については、福島の原発事故を念頭に「3000年は土地に戻れないと言われている」と発言し、マスク氏が「そんなにひどくはない」と反論する場面も見られ、多くの日本メディアはトランプ氏を非難しています。ただ、トランプ氏は原発の話に入る前に、世界で核保有が進んでいることを危惧し、気候変動より差し迫った問題だと指摘していました。「核拡散や核戦争を望まないのなら、強いアメリカ大統領が必要だ」という趣旨こそ、同氏が主張したかったことだったと思われます。


自動車メーカーを守るために変えるべき、メディアの報道姿勢と認証試験ルール 自動車経済評論家 池田直渡氏インタビュー(後編) 2024.08.13

2024年08月14日 07時33分34秒 | 日記

自動車メーカーを守るために変えるべき、メディアの報道姿勢と認証試験ルール 自動車経済評論家 池田直渡氏インタビュー(後編)

<picture>自動車メーカーを守るために変えるべき、メディアの報道姿勢と認証試験ルール 自動車経済評論家 池田直渡氏インタビュー(後編)</picture>

 

国土交通省が6月、自動車メーカー5社で型式認証試験の「不正」があったと発表し、3社6車種に出荷停止を指示した。

 

その後、安全性能に問題はなく、出荷停止は解除されたが、トヨタに対しては別の7車種で新たな「不正」が判明したとして、初の「是正命令」が出された。

 

「不正」とされた事案のなかには、国の安全基準より厳しい条件で試験をしたのに、形式的なルールに従っていなかったことが「不正」とされたケースも含まれていた。

 

型式指定制度の課題とは何か。これをどのように変えていけばいいのか。本誌2024年9月号記事「型式認証試験「不正」の本質とは? 国土交通省は日本の自動車メーカーを守れ」で紹介した、自動車経済評論家の池田直渡氏へのインタビューの詳細版を2回にわたってお届けする。

 

◆ ◆ ◆

 

輸入車の安全基準はどのように担保されているか

 

自動車経済評論家

池田 直渡

池田直渡
(いけだ・なおと)自動車ジャーナリスト・自動車経済評論家。1965年神奈川県生まれ。ネコ・パブリッシング、ビジネスニュースサイト編集長を経て、編集プロダクション・グラニテを設立。クルマのメカニズムと開発思想や社会情勢の結びつきに着目して執筆活動を行うほか、YouTubeチャンネル「全部クルマのハナシ」を運営。

 

──輸入車に対しては、1車種あたり年間5千台までという制限はあるものの、簡易な書類審査だけで販売できる「輸入自動車特別取扱制度」があります。これを見ると、国内メーカーへの対応は厳しすぎるという印象もありますが。

 

池田直渡氏(以下、池田): これは日本独自のルールで、安全性の評価の面から言えばダブルスタンダードであることは間違いないですが、日本は世界的に見て輸入車がほとんど売れない国です。全販売台数のうち輸入車は6%ですから、国内メーカーと同じルールを義務付けたら輸入車は入ってきません。自由貿易と消費者の自由の観点から言えば、選択肢を一律に減らす規制は望ましいとは思えません。

 

とはいえ、このような輸入車への対応を見れば、国内メーカーに対する基準は厳しいとは言えますね。

 

 

完成検査員資格に厳しい基準を設けたことが「不正」とされたスバル

 

──2017年に、スバルが「資格を持っていない社員が完成検査を行っていた」として批判されていましたが、当時の吉永泰之社長は「完成検査員のハードルが高すぎた」と述べていました。あの背景には何があったのでしょう。

 

池田: あれは、スバルが「丁寧にやり過ぎた」ことが問題だったんです。「完成検査」とは、型式指定を受けた後、メーカーが選定した「完成検査員」が型式通りに組み立てられているかを確認するものです。この「完成検査員」の資格について、国交省は「技術のある者を選べ」としているだけで具体的なルールを何も決めていないんです。極論を言えば30分くらいの研修映像を見せて資格を与えても違反にはなりません。

 

ところがスバルはお国から預かった大切な認証のプロセスだということで、丁寧にOJT(職場内訓練)を行ったのです。指導員のもとで研修をして、実際に検査もさせてから正式な資格を与えたのですが、それが「不正」とされたのです。

 

「技術のある者」と言われても、初心者は先輩について、現場でOJTで学ぶしかないでしょう。これが許されないなら、どうやって技術を身に付けろというのでしょうか。

 

しかし、国交省的な「正解」は、30分の映像でも何でも見せて、「検査員の資格を与えます」と言ってから検査をすべきだったということです。とはいえ、少なくともスバルの善意を理解してあげてもいいのではないでしょうか。

 

スバルとしては違反や不正の認識はゼロだったはずです。「自分たちは丁寧にやっている」と自信をもっていたら「ダメです」と言われてしまったわけです。この「不正」で社長は責任をとって退任しましたが、ばかばかしいとしかいいようがないです。


昨今の中国GDPと北京のデータ捏造【澁谷司──中国包囲網の現在地】 2024.08.12

2024年08月13日 05時37分11秒 | 日記

昨今の中国GDPと北京のデータ捏造【澁谷司──中国包囲網の現在地】

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アジア太平洋交流学会会長・目白大学大学院講師

澁谷 司

(しぶや・つかさ)1953年、東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。東京外国語大学大学院「地域研究」研究科修了。関東学院大学、亜細亜大学、青山学院大学、東京外国語大学などで非常勤講師を歴任。2004年夏~05年夏にかけて台湾の明道管理学院(現・明道大学)で教鞭をとる。11年4月~14年3月まで拓殖大学海外事情研究所附属華僑研究センター長。20年3月まで、拓殖大学海外事情研究所教授。著書に『人が死滅する中国汚染大陸 超複合汚染の恐怖』(経済界)、『2017年から始まる! 「砂上の中華帝国」大崩壊』(電波社)など。

 

中国のGDP統計を改めてよく見ると、やはりその苦境が伺える。

 

 

激減する民間投資と、政府投資・支出による必死の下支え

まず同国の2022年と23年のGDPを比較してみる。第一に目立つのが、「固定資産投資(以下、投資)」が激減していることである(図1)。

 

中国当局が発表する「投資」は、西側が「民間投資」だけを「投資」としているのとは異なり、「民間投資」と「政府投資」を合計したものとなっている。減少する「投資」の内訳を見ると、かつて7割近くを占めていた「民間投資」が驚くべき勢いで減っているのだ。

 

かろうじて「消費」が微増し35%を突破したものの、やはり「政府投資」と、加えて「政府支出」だけ

で、GDPを下支えしている状況である。中央政府が財政難に陥るのも無理は無いだろう。

 

図1

21598_01
国家統計局HPや国家外貨管理局HPより筆者作成。2022年の貿易黒字は「貨物貿易+サービス貿易」、23年の貿易黒字は「一般貿易+サービス貿易」とする。また、中国当局は正式な政府支出を公表していないので、「GDPー(固定資産投資+消費+貿易黒字)」を政府支出を"理論値"として算出。

宇宙にも似た、壮大な心の世界に対する畏敬 映画「インサイドヘッド2」【高間智生氏寄稿】 2024.08.11

2024年08月12日 05時24分32秒 | 日記

宇宙にも似た、壮大な心の世界に対する畏敬 映画「インサイドヘッド2」【高間智生氏寄稿】

<picture>宇宙にも似た、壮大な心の世界に対する畏敬 映画「インサイドヘッド2」【高間智生氏寄稿】</picture>

 

 

全国で公開中

 

 

《本記事のポイント》

  • 思春期の大敵、インターネットとSNS
  • ありのままの自分を客観的に見つめ、受け入れることの大切さ
  • 人間の心という、宇宙にも似た壮大な世界への畏敬

 

 

本作品『インサイドヘッド2』は、心理学者も参加して作られた、完成度の高い思春期マニュアルともいえるディズニーアニメ。製作総指揮は4つのアカデミー賞を受賞したハリウッドアニメを代表する名匠ピート・ドクターで、彼の心温まる作風がにじみ出ている。

 

思春期を迎えた主人公の少女ライリーが、高校入学を控え、新しく登場する思春期特有の複雑な「不安」などとの付き合い方を学んでいくプロセスが、物語仕立てで描かれている。

 

友達との付き合い方の難しさや、生きづらさを感じている思春期の子供たちへの愛あふれる応援歌になっている。

 

 

思春期の大敵としてのインターネットとSNS

映画の中では、思春期の子供たちに極めて有害な影響を与えるとして批判されているインターネットやSNSへの依存を避けるべきことがさりげなく描かれている。

 

アイスホッケーチームの合宿に参加したライリーが、合宿期間中スマホをいじらないように没収されるのだ。

 

アメリカでは、思春期の危機を呼び込む存在としてネット空間、特にSNSの影響が取り沙汰され、規制が必要だという議論も上がっている。

 

インスタグラムの見すぎで拒食症になったり、ひどい場合は自殺したりする子もいるという。SNSを通じたイジメで不登校や引きこもりになったり、自殺を考えるようになるケースは、日本でも増えているようだ。

 

映画では、心が不安に押しつぶされるような心理的危機にあって、主人公がスマホやSNSを使えないことで、かえってスムーズに心の安定を取り戻し、葛藤の嵐のなかを無事に乗り越えていく様子が描かれている。

 

ネット依存を通じた思春期の危機の背景には、霊的な世界からの悪しき働きかけも影響している。このことについて、宇宙のメシア存在の一人であるR・A・ゴール※は次のように指摘している。

 

インターネット、YouTube、全部"ウィルス"ですよ。(中略)悪い情報をいっぱい拡散して、拡散して。あれは"ウィルス"ですよ、本当ね。"ウィルス社会"なんですよ、今。だから、こういうのが流行ってるんで。"ウィルス社会"を根絶したかったら、『嘘をつかない』、『人の悪口を言わない』、そして、『神仏の悪口は言わない』、『信仰深い人たちを傷つけない』。こういうことが大事であると思うし、教育の根本でもなければいけないと思っていますね」。(『中国発・新型コロナウィルス 人類への教訓は何か』第二部 R・A・ゴールのメッセージ)

※こぐま座アンダルシアβ星の宇宙人。宇宙防衛軍の司令官の一人であり、メシア(救世主)資格を持つ。宗教家的側面を併せ持ち、惑星レベルで優れた文明をつくる力を備えている。

 

 

ありのままの自分を客観的に見つめ、受け入れることの大切さ

また映画は、思春期の危機から心を守るために、"ありのままの自分"を受け入れることの大切さを訴えている。

 

ケルシー・マン監督は本作について「この映画は、 自分自身を受け入れることをテーマにしています。ダメなところも含めて、自分を愛すること。誰しも愛されるために、完璧である必要はないのです」と語っている(パンフレットより)。

 

映画の制作にあたっては、思春期心理学者とのディスカッションや、実際に思春期の子供たちに複数ヒアリングをするなどして、思春期の心の脆さや、その安定を守るために必要な要素などを考慮しながら、心の中を映像化することが試みられたという。

 

エンターテイメントとしての面白さや楽しさを保ちつつも、子供たちの心のなかに生まれる危機をいかにして回避し乗り越えていくかという、現代社会が抱えている困難な問題の解決に真剣に向き合っていることが伝わってくる。

 

 

人間の心という、宇宙にも似た壮大な世界への畏敬

映画の中で、"本作の目玉"として、力を入れて描かれているのが、心の奥底に広がる「信念の泉」だ。これは、人生で経験するさまざまな出来事が流れ込む大きな海のような存在で、一つ一つの体験が積み重なって自分とは何者かという「信念」が生まれる源泉として描かれている。

 

喜びや不安といった人間の行動に直接影響与えるのが表面意識だとすれば、さらにその奥にあって、深いところから人間を衝き動かしている潜在意識と言ってもよいだろう。

 

本作のプロダクション・デザイナー、ジェイソン・ディーマーが「〈信念の泉〉は息を呑むような場所にしたかったんです。感情たちがあれを目の当たりにした時に、畏怖の念に打たれるのを狙いました」と言っている通り、人間の心の複雑さが、宇宙にも匹敵する深みを持っていることを表現したかったのだろう。

 

私たちが畏敬の念を感じるのはどのような時だろうか。一つには、人間の魂を創造し、その魂たちに様々な経験を積ませる修行の場としてこの宇宙を創造した創造神の存在を確信した時、私たちはその存在に畏敬の念を感じるのではないだろうか。そして、そうした畏敬の念こそが、人間の精神的荒廃や危機を食い止め、前向きに生きつつ、他者をいたわり、ともに健全な社会をつくっていくことを可能にするのだろう。

 

あなたがた一人ひとりは、西洋で言う『神』、東洋で言う『仏』の一部です。あなたは、『超自然的で、全能かつ永遠なる存在』」の一部なのです」(『救世の法』より)

 

自分の心の中に無限大に広がる大きな海のような神秘的存在があることを教え、自分と他人の心の根源に対して畏敬の念を持ちつつ生きることの大切さを伝える本作は、心の苦しみや生きづらさを抱えた思春期の子供たちへの、今必要な応援歌だと言えるだろう。

 

『インサイドヘッド2』

【公開日】
全国公開中
【スタッフ】
製作総指揮:ピート・ドクターほか 監督:ケルシー・マン
【配給等】
配給:ディズニー
【その他】
2024年製作 | 96分 | アメリカ

公式サイト https://www.disney.co.jp/movie/insidehead2

 

 

【関連書籍】

 

中国発・新型コロナウィルス 人類への教訓は何か

『中国発・新型コロナウィルス 人類への教訓は何か』

大川隆法著 幸福の科学出版

幸福の科学出版にて購入

Amazonにて購入

 

 

救世の法

『救世の法』

大川隆法著 幸福の科学出版

幸福の科学出版にて購入

Amazonにて購入

 

【高間智生氏寄稿】映画レビュー

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宏洋氏が幻冬舎から出した書籍について東京地裁が名誉毀損の判決 異常性のある書籍を出した幻冬舎の責任も大きい 幸福の科学が全面勝訴 2024.08.10

2024年08月12日 05時23分19秒 | 日記

宏洋氏が幻冬舎から出した書籍について東京地裁が名誉毀損の判決 異常性のある書籍を出した幻冬舎の責任も大きい 幸福の科学が全面勝訴

<picture>宏洋氏が幻冬舎から出した書籍について東京地裁が名誉毀損の判決 異常性のある書籍を出した幻冬舎の責任も大きい 幸福の科学が全面勝訴</picture>

 

大川宏洋氏の著書(幻冬舎刊)や、同書に関する宏洋氏のYouTube動画での発言によって名誉を傷づけられたとして、宗教法人「幸福の科学」が、同書を発行した幻冬舎と宏洋氏に対し、損害賠償などを求めた裁判で、東京地裁は9日、両被告に合計165万円(書籍につき110万円、YouTube動画につき55万円)の支払いと動画の削除を命じる判決を言い渡し、幸福の科学が勝訴した。

 

判決では、教団側が訴えていた、同書内での宏洋氏の複数の虚偽発言について、いずれも「真実ではなく」、「真実であると信じる相当な理由もない」と判断され、教団への名誉毀損が認められた(「宏洋氏が自著で、裁判で負けた主張を含め、300カ所以上の虚偽や誹謗中傷の異常さ 発刊元の幻冬舎の責任も大きい」に詳述)。

 

また、今回の裁判で宏洋氏は、同書に関して自身がYouTube動画で発言した、教団が裁判官に対して命の危険を感じさせる圧力を加えた、という内容についても、真実であると主張すらできず、判決では、該当する虚偽の動画の削除と損害賠償を命じられた。

 

この書籍が発刊される前の段階で、幸福の科学は、幻冬舎に対して、主に、以下の2点について注意喚起をしていた。

 

(1)宏洋氏の発言には、多くの虚偽が含まれていることが、幸福の科学グループとの複数の裁判の中で、繰り返し明らかにされていること。

 

(2)同書を発行するにあたっては、相応の裏付け取材と内容の検証が必要であること。

 

今回の判決を受けて、幸福の科学グループ広報局は、以下のようにコメントしている。

 

「事前に注意喚起していたにもかかわらず、幻冬舎はこれを無視し、教団への裏付け取材を全く行わないまま同書を発刊したことは、出版社としての道義に反する行為です。その結果が、今回の幻冬舎・宏洋氏側の敗訴判決となっております。(株)幻冬舎、及び、宏洋氏には、今回の敗訴判決を真摯に受け止め、心から反省し、二度と信仰を冒涜(ぼうとく)したり、虚偽発言や誹謗中傷をしないよう、強く求めます」(文末の【関連サイト】参照)

 

【関連サイト】

今回の判決に対する幸福の科学グループ広報局の見解

https://happy-science.jp/news/public/11465/19717/

 

【関連書籍】

 

主なる神に弓を引いた男たち

『主なる神に弓を引いた男たち』

幸福の科学 総合本部 編 幸福の科学出版

幸福の科学出版にて購入

Amazonにて購入

 

 

幻冬舎社長 見城徹 天才の嗅覚

『幻冬舎社長 見城徹 天才の嗅覚』

大川隆法著 幸福の科学出版

幸福の科学出版にて購入

Amazonにて購入

 

 

【関連記事】

2023年9月30日付本欄 宏洋氏が自著で、裁判で負けた主張を含め、300カ所以上の虚偽や誹謗中傷の異常さ 発刊元の幻冬舎の責任も大きい

https://the-liberty.com/article/20939/

 

2024年6月19日付本欄 宏洋氏の訴えを東京高裁が全て棄却 地裁では宏洋氏に対して「低俗な表現で誹謗中傷を行ってきた」と指摘 幸福の科学が全面勝訴

https://the-liberty.com/article/21488/

 

2024年2月17日付本欄 宏洋氏・週刊文春が上告を断念し、幸福の科学の全面勝訴が確定 宏洋氏は別の事件で罰金30万円の略式命令も

https://the-liberty.com/article/21232/

 

2024年1月31日付本欄 幸福の科学が、宏洋氏・週刊文春に勝訴 高裁が控訴棄却 文春記事は「真実であると認めることはできない」

https://the-liberty.com/article/21204/


グーグルとメタが10代ターゲットの秘密広告を契約していた 7月にはトランプ氏暗殺未遂コンテンツを不正操作も 2024.08.10

2024年08月11日 05時35分40秒 | 日記

グーグルとメタが10代ターゲットの秘密広告を契約していた 7月にはトランプ氏暗殺未遂コンテンツを不正操作も

<picture>グーグルとメタが10代ターゲットの秘密広告を契約していた 7月にはトランプ氏暗殺未遂コンテンツを不正操作も</picture>

 
画像:Koshiro K / Shutterstock.com

《ニュース》

グーグルとメタ(旧フェイスブック)が、18歳未満の未成年を対象にすることを禁じる自主規制を破り、未成年の若者をターゲットにして、インスタグラムの広告をユーチューブで流す秘密契約を結んでいたと、8日付英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じました。

 

《詳細》

FTの報道によると、グーグルが運営する動画サイト「ユーチューブ」上で、13~17歳のユーザーをターゲットに、メタが運営する画像共有アプリ「インスタグラム」を宣伝する広告を配信していました。

 

グーグルは、広告システムにおいて属性が「不明」に分類されているユーチューブユーザーが18歳未満に偏っていることを認識しており、属性不明のユーザーに意図的に広告を配信したといいます。グーグルは、18歳未満のユーザーに対する広告のパーソナライズ(ユーザーの属性や行動履歴などのデータに基づいて配信すること)やターゲッティングを禁止する独自の規則を定めていますが、上記のような「抜け穴」を使って、自主規制を回避していたということです。

 

グーグルは広告収入の拡大を模索し、メタは急成長中のTikTokなどのライバルに対抗して若者層の関心をつなぎとめようと躍起になる中で、昨年末にこの取り組みに乗り出しました。現在このプロジェクトは中止されています。

 

先週、米上院議会は、有害なオンラインコンテンツから子供たちを守るための措置をSNS企業に対して課す「子供オンライン安全法案」を圧倒的多数で可決したばかり。同法案の成立を求めていた共和党上院議員のマーシャ・ブラックバーン氏はFTの取材に対し、「ビッグテック(巨大IT企業)は子供たちを守る上で信頼できない」「彼らはまたしても子供たちを搾取していたことが発覚した。そしてこれらのシリコンバレーの経営者たちは、常に子供たちよりも利益を優先するつもりであることを証明した」と語っています。

 

メタ社は、運営するインスタグラムやフェイスブックが若いユーザーの心の健康に悪影響を及ぼしているなどとして、米33州から訴訟を起こされています。