先日の上記の題で投稿しましたがその続きです。フランコ総統の独裁の基本には次の思想があったと書かれていました。それは彼は極端な社会主義・共産主義嫌いだったことです。スペイン内戦当時のスペイン第二共和国政府を構成していた政治勢力は共和行動党、社会党、急進社会党などの人民戦線派と呼ばれた左派=共和派が多数を占め、右派は少数派であった。フランコはその共和政政府に対してクーデターを起こした。そしてフランコが . . . 本文を読む
私は今この本を読み始めている。『現代スペインの歴史』と『スペイン現代史』である。前者の著者は碇順治氏という元外国官の方である。後者は経済学を専攻する三人の研究者と歴史学を専攻する一人の研究者による物である。さてスペイン現代史を見るとき、最も長く政権の座に座り続けたフランコによる独裁政治がなぜ可能であったのかの視点を外すわけにはいかない。1937年に始まったスペイン市民戦争で共和国政府に勝利したフラ . . . 本文を読む
私がサブで使っているノートPCはDELLのLATITUDE E6220と言う機種である。製造年月は2011年11月なので13年前の代物である。元々このPCのOSはwindows7だったのをWin10にアップグレードしたものであった。Win10のサポートは2025年10月までとアナウンスされているので、OSがアップグレードできないのならこのPCはそれまでの命かなと思っていた。ところがマ . . . 本文を読む
2月24日はロシアがウクライナに武力侵攻してから2年が経過した日であった。その二日後の2月26日にスウェーデンのNATO加盟がハンガリーの議会により承認されたとのニュース報道があった。ノルウエーはNATO設立時からの加盟国でありフィンランドは2023年4月に加盟したのでスカンジナビア半島の3国のすべての国がNATO加盟国となる。プーチンがウクライナに侵攻した理由の一つに、NATOの東方拡大を阻止し . . . 本文を読む
昨日(2月11日)は「建国記念の日」という国民の祝日であった。この記念日は「国民の祝日に関する法律」により定められている16日ある祝日の一つである。「建国記念の日」はかっては紀元節と言った。紀元節は、古事記や日本書紀で日本の初代天皇とされる神武天皇の即位日をもって定めた戦前の祝日であった。以前にはこの祝日を記念する行事のニュースが必ず報道されていたように思うが、近年ではその報道に接することがないよ . . . 本文を読む
一年の最初に行うことを「初○○」と言う。、「初詣」「初夢」、「初売り」、「書初め」などが思いつく。この中でも「初詣」は年が改まると最初に行われる寺社に参拝する行事である。参拝する人々は今年一年の安寧や繁栄を願って神社に鎮座する神にそれを祈願するのだ。さてその年の最初に詣でるからそれを「初○○」と言っているのだが、初詣を文字通りに「初」詣にしたいのなら、その人は年間に2回以上は参拝しなければならない . . . 本文を読む
今日(12月13日)の地元紙に鎌鼬美術館の記事が載っていた。鎌鼬(かまいたち)という変な名前をつけた美術館が秋田県の羽後町にある。秋田市出身の舞踏家、土方巽と写真家の細江英公が羽後町田代に突然現れて写真を撮っていった。1965年の秋のことであった。細江英公はそれを「鎌鼬」という写真集にまとめた。鎌鼬はつむじかぜにのって現れて人に切り付けて去ってゆくとされる妖怪である。土方と細江は田代に忽然と現れ数 . . . 本文を読む
日曜日が5回来れば今年も終わってしまう。何という時間の速さだろうと近頃は思ってしまう。さて、今年は何か特別なことをしただろうか。今までしなかったことを今年は一つだけ行った。それは高校同期会の事務局(幹事)である。前任者から引き継いだのが6月。それから会場との折衝などをして案内状の発送に漕ぎ着けたのが7月初旬であった。参加の有無の締め切り(8月10日)が近づいても返送ハガキの集まりが芳しくない。締切 . . . 本文を読む
昨日、上記の会合があった。この会合は東北各県の民俗学に関係する団体が集まりその活動を報告し、合わせて各団体の交流を深めようとの意図で開催されているとことであった。コロナ禍のため、ここ数年は開催が中止になっていたのである。私は秋田県民俗学会の会員ではないのだが、この会の事務局をしている知人の勧めもあり参加した次第なのだ。東北各県から総勢45名の参加者があった。今回のテーマは「コロナ禍と民俗」だった。 . . . 本文を読む
在郷の写真家、大野源二郎氏が亡くなったとの新聞報道があった。表題の新聞記事がそれである。大野氏の作品に「おばこ」がある。次のものである。この写真は写真展で高く評価され、それを知った写真家、木村伊兵衛が同じモデルを使って撮ったのが「秋田おばこ」である。2021年に「木村伊兵衛回顧展」が秋田市の美術館で開かれた。次の画像はその時のチラシである。このチラシに使われたのが有名な「秋田おばこ」なのだが、その . . . 本文を読む