鷹峯にある吟松寺は京都では数少なくなってしまった隠れた新緑、紅葉の穴場です。
境内やその周辺にはもみじが多くあり、秋には"錦秋の絶景"と表情を変えます。
光悦寺をさらに西に歩くと「長坂道入口」の案内標があります。
「長坂」と聞いてピンとくる方はかなり京都に詳しい方ですね。
豊臣秀吉が築いた御土居の出入り口(京の七口)のひとつ長坂口があったところです。
下方には紙谷川が流れているので、かなりの急勾配の道です。
徒歩で約10分弱で吟松寺に着きます。
観光寺院ではないので檀家以外の方の立ち入りは認めておられません。
事前に許可を頂き、お詣りさせて頂きました。
深緑や苔むした境内は心が洗われる気持ちになります。
まだ、紫陽花の話が残っています。
吟松寺の本堂です。
ご本尊は阿弥陀如来像で恵心僧都源信の作と伝わっています。
お寺のご由緒は詳しくはわかっていないようです。
伊勢志摩の水軍の大将で後に織田信長、豊臣秀吉に仕えた九鬼嘉隆の孫・左伝次守伝の法名から吟松寺の寺名になったと伝わります。
境内やその周辺にはもみじが多くあり、秋には"錦秋の絶景"と表情を変えます。
帰りに参道で玉虫を見つけました。
といっても既に死んでいましたが輝く光沢は綺麗です。
法隆寺にある国宝・玉虫厨子には4500匹もの玉虫が使われているそうです。
どうやって、そんな数の玉虫を集めたのでしょうか?
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