京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

八坂庚申堂

2020年08月03日 09時26分00秒 | 日記
 八坂庚申堂は法観寺八坂の塔近くにある寺院です。





いつもは境内に無数に吊された"くくり猿"がインスタ映えするとかで若い女性に人気があるお寺です。

しかし、コロナの影響で観光客がめっきり減ってしまい境内には誰もいない状態でした。




八坂庚申堂は、大阪四天王寺庚申堂、東京入谷庚申堂(現存せず)て並ぶ日本三庚申のひとつです。

時代は飛鳥時代にまで遡ります。ご本尊の青麺金剛は秦河勝(はたの かわかつ)が秦氏の守り本草てして招来したのを開基浄蔵貴所(しようぞうきしょ)が一般の人々にも参拝ができるようにと960年に建立されたお寺です。









ご本尊さま青面(しょうめん)金剛で、末法の乱れた世の衆生を救おうとお釈迦さまと阿弥陀如来さまと薬師如来さまが相談された結果、青面金剛てなって現れたと言われています。

青面金剛は元は夜叉でお釈迦さまに出会い仏教に帰依する様になりましたら。
仏教を信じる人を全力で守り、御利益を与える善神になりました。



猿は庚申さんの化身とされ、お猿さんに願いを託せば必ず庚申さんに伝えてくれます。

"くくり猿"
猿はよく動き回る動物です。同じく人の心も常に変化して落ち着かないものです。
お猿さんをくくる様に、自分達の心も欲につられて動かない様に、ご本尊の霊力によってくくりつけようとしているのです。

願いを叶えようとする時には"心"が動いて、集中出来ない事がよくあります。

そこで"心"をくくりつけ、庚申さんにうまくコントロールしてもらうのです。

願いを叶える秘訣は
①欲をひとつ我慢すること。
②心が落ち着かないときには合掌して、庚申さんを念じて真言を唱える。
事だそうです。










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