11月3日、興福寺会館での禅ヨガの後に奈良女子大学へと来ました。
日本に二校しかない国立女子大学のひとつです。
無料公開日や学園祭くらいしか男性が入る機会はないです。
こちらの女子大学には明治後期に建てられた国の重要文化財が3件あり、その二つが守衛室と正門です。
正門は中央の両開き扉と両脇にある片開扉から成り、門柱や上部の照明器具の意匠がカラフルで凝った設計になっています。
守衛室は木造平屋建ての鉄板葺、屋根の棟飾りや窓廻りが本館と共通した意匠です。いずれも国の重要文化財に指定されています。
奈良女子大学の前身の奈良女子高等師範学校は、明治41年(1908年)3月に設置されました。
奈良女子大学記念館は、明治41年(1908年)2月に着工、翌年10月に竣工し、奈良女子高等師範学校本館として、創設当初から一階は事務室、二階は講堂として利用されていました。
昭和24年(1949年)に国立奈良女子大学として生まれ変わった後も、この建物は大学本部と講堂として使用されていましたが、昭和55年(1980年)に本部管理棟が、昭和58年(1983年)に講堂が、別に新築されたため、平成2年(1990年)に「記念館」と名称を改め、保存することとなりました。
平成6年(1994年)2月26日から12月25日にかけて改修工事を行い、同年12月27日に守衛室(附 正門)とともに国の重要文化財に指定され、一階は展示室、二階は講堂として現在も活用されています。
明治の息吹きを感じる建物です。
ひと通り内部を見学し、キャンパス内を散策し、茶道部が出店されているテントでお抹茶とお菓子を頂きました。
その後もジャズの演奏を楽しんだり、女子大学の雰囲気を満喫させて頂きました。
伝統ある大学を見られるのって良いですね。