京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

祇園さゝ木

2023年10月03日 07時08分00秒 | 日記
 9月21日はかねてから念願の「祇園さゝ木」さんへ。





8月に店内を改装され、装いも新たにオープンされました。





座席数は減ってしまいましたが、カウンターの8mもの一枚物檜板あカウンター(しかも節なし)を新調され、これまでのカウンターは真上の天井に転用され使われています。
(ご主人いわく、目の玉が飛び出る程に高価だったそうで、安藤忠雄さんが最初に目を付けていた材だそうです。)



ここで、ご主人の佐々木浩さんからのメッセージが、、、

SNSへの投稿は控えてほしい旨のメーセージが添えられています。

ご主人の想いとして来て頂くお客様に料理や設えについての"わくわく感"や"どきどき感"を楽しんで欲しい旨の事が書かれていました。

従って、今回は料理の写真の掲載は控えさせて頂きます。







世の中にSNSが氾濫し、投稿を見るだけで行って来たような気分になってしまう今日ですね。
事前に情報が入ってしまい、期待値が下がってしまうのもまた、現実です。





以前は店内の写真撮影すらダメでしたから、ご主人も随分と"丸く"なられた感があります。



カウンターの端にある堀木エリコさんの作品です。



今回の改装のテーマを"見守り"とされました。
広いオープンキッチンで活躍される若手料理人をご主人が"見守る"ようなキッチンになっています。

料理はカウンター越しで作り立ての料理が提供され、素材には当日仕入れた新鮮な食材が提供され、ご主人、また、スタッフの料理人の方との会話を楽しみながらの料理は"わくわく感"と"どきどき感"に溢れています。

食材、料理の出来栄えといい、室内空間の快適性、また、設えといい、、、どれも一級品だなぁとの想いを持ちました。

"また来たい"と思わせてくれる名店です。



山科本願寺跡を巡る

2023年10月02日 07時20分00秒 | 日記
 9月17日は、"まいまい京都"のツアーで「巨大土塁にびっくり仰天!"城"と呼ばれた巨大寺院跡をめぐる 戦国時代の最先端!山科に突如現れた、日本屈指の城郭宗教都市」とやたら長いタイトルが付いたツアーです。








ガイドは京都旅屋代表の吉村晋弥さんです。
彼は「京都検定1級」に6年連続最高得点で合格された京都の強者(つわもの)です。

先ずは、本願寺山科別院を参拝します。

本願寺と言えば西本願寺や東本願寺を思いますが、親鸞聖人の子孫で本願寺第8世蓮如上人が山科の地に巨大な城郭宗教都市を築いた事はあまり知られていません。

旧仏教界から追われるように北陸の吉崎が大坂、山科へと拠点を移し、後に織田信長や豊臣秀吉よりもはるか先に巨大宗教都市を築いていました。








旧境内地内には蓮如上人銅像跡が残っています。
高さ11mもある巨大な銅像でしたが、戦時中に金属供出され、今は台座のみ残っています。

しかし、裏側には一部が残り顧問"高村光雲"の名前も残っています。





これまでの研究成果や発掘調査から山科本願寺の復元図が複数作成されています。

御本寺(ごほんじ)、内寺内、外寺内を要する巨大都市だった事がわかって来ました。

土塁を石垣に変えると"近代城郭都市"顔負け"です。

石山本願寺を織田信長が何年もの歳月をかけても攻略出来なかった一端を見るようです。

しかし、蓮如上人から子の実如、ひ孫の証如へと引き継がれた法脈は(1532)の法華一揆と武家勢力によって"唯一の弱点"の「水落」からの敵の侵入を許し、わずか1日で攻め落とされます。







蓮如上人御廟所です。

寺域は現在の山科別院の比ではなく、国道1号線をはるか南側にで広がっていたそうです。








NHK「ブラタモリ」でも放映されて通り、近年の発掘調査で阿弥陀堂推定地の裏側(西側)から門主の居住地が発掘され、風呂関連遺構(当時は釜風呂)が見つかっています。









今後の発掘調査でまた、新たな新発見があるのが楽しみです。



智積院の彼岸花

2023年10月01日 21時45分00秒 | 日記
 9月30日は18時まで少し時間があったので真言宗智山派総本山智積院へ。







鉄筋コンクリート造りの金堂。
ご本尊さまは金剛界の盟主"大日如坐像"

智拳印を結んでおられるお姿が非常に凛々しいです。
閉門後だったのでお詣りは叶わず、、、
金堂下から手を合わせました。

以前にこちら金堂の地下室でYOGA教室、阿字観を体験しました。
それ以来でしょうか?妙に親近感を覚える智積院です。











智積院会館の前には新収蔵庫が完成しています。
新収蔵庫では以前の収蔵庫と違いガラスケースからの観賞でしたが、ガラスの"質"が良くて、殆ど照明の反射がありません。
ですから、旧収蔵庫と不思議に違和感がなかったです。
(以前に入館した時の感想です。)

現在の技術の素晴らしさを感じると共に、文化財を守る大切さを教えて頂いた展示でした。





境内には彼岸花が数カ所に咲いています。

球根類なので枯れた後にも、球根は生命を繋ぎ来年の秋のお彼岸頃に同じ場所に咲きます。

写真はありませんが"桔梗の花"も紫色の可憐な花を咲かせていました。