こばとの独り言

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第75回 東京優駿(日本ダービー)

2008年06月01日 14時10分00秒 | その他(未分類)

大混戦と言われていた3歳クラシック戦線。どの馬にも勝つチャンスはあったが、競馬の祭典”ダービー”を制したのは前走のG1”NHKマイルカップ”の覇者ディープスカイだった。混迷を極めた3歳戦線にもようやく主役が誕生した感じだ。

NHKマイルカップから日本ダービーへの変則2冠を達成したのは2004年のキングカメハメハ(現在は種牡馬で今年産駒がデビューする)のみで、ディープスカイは史上2頭目の快挙達成となる。

通常の2冠は皐月賞&日本ダービーで、牝馬でいうと桜花賞&オークスとなる。他の変則2冠を達成したのは、2005年のラインクラフトで桜花賞&NHKマイルカップの変則2冠を達成している。こちらはラインクラフト1頭のみの快挙だ。

ちなみに、他に、2001年クロフネ、2002年タニノギムレットなども変則2冠に挑戦したが、クロフネはNHKマイルカップだけ勝ち、タニノギムレットはダービーだけ勝った。両馬は世代を代表し、産駒もG1馬が誕生しているほどの名馬なので、この偉業がそれほど簡単なことではないことが分かる。もっとも、タニノギムレットはNHKマイルカップで勝ち馬テレグノシスの大斜行の被害にあったので、それがなかったら変則2冠を達成していたのかもしれないが。

それと未だ皐月賞→NHKマイルカップ→日本ダービーもしくは桜花賞→NHKマイルカップ→オークスの変則3冠を達成した馬はいないが、惜しかったのはタニノギムレットだろう。3着→3着→1着。うちマイルカップでは上で言ったように斜行の被害にあっているのだから尚更だ。あと牝馬で変則2冠を達成したラインクラフトは距離不向きということでオークスを回避している。もっとも、NHKマイルカップから中1週でオークスに参戦する牝馬はこれからも現れないだろうが。

んで、レースのほうはというと、スローペースで、3着にNHKマイルカップ2着馬のブラックシェルが来たことからも、直線だけのヨーイドン!だったことは分かる。2着に粘ったスマイルジャックに関しては皐月賞のペースが合わなかっただけなのだろう。もともと皐月賞のときまではスプリングSの勝ち馬ということで注目されていた実力馬だけに、今回は順当と言える結果なのかもしれない。
スマイルジャックが逃げ切るんじゃないかと思っていたところを大外から一気に来たときは、名前が似ているディープインパクトを思い浮かべた。名前以外の共通点はございませんが(笑)ちなみにオーナーも違います。ディープインパクトのオーナーだった金子さんは冠を持たない人なので(今年のダービーの3着馬ブラックシェルが金子さんの馬です)勘違いされがちですが。
ディープというとこれからはディープスカイになってしまうのか、それともディープはやはりディープインパクトのものなのか・・・どうなるんだろ。今まではディープっていったらディープインパクトだったんだけど。

そういえば、面白いのは2着スマイルジャックの父がタニノギムレット、3着ブラックシェルの父がクロフネと、変則2冠を目指した馬の子供が上位に来ていることだ。そして、勝ったディープスカイが変則2冠を達成しているのだから、競馬は面白い。尚、ディープスカイの父親は皐月賞を無敗で制しながらもその後怪我でダービー前に引退したアグネスタキオン。今回はその父親の無念を晴らしたと言える。3歳戦線での勝ち馬が多いし、アグネスタキオンは完全にポスト・サンデーサイレンスの地位を固めただろう。これからのクラシック戦線はアグネスタキオン産駒を狙えってことだろうか。

あと、オークスがアグネスタキオンと同期だったジャングルポケットの産駒トールポピーだったし、最近は本当に父内国産馬が活躍してて、活躍馬の父の欄を見るだけでも面白い。ほんの数年前までサンデーサイレンスなどの外国産種牡馬が多かったので、血のロマンがある現在は、競馬ファンとしてはかなり楽しみが広がっていると言えるのではないだろうか。

さて、来週は春のベストマイラーを決める安田記念。昨年のダービー馬ウォッカも参戦を表明しているし、また面白いレースになりそうだ。それよりも、アメリカのG1ベルモントSのほうが楽しみだけどね。史上2頭目の無敗の3冠馬を目指す2冠馬ビッグブラウンvs史上初3きょうだい3年連続同一G1制覇を目指す日本調教馬カジノドライヴの対決があるからだ。

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