アメリカのクラシック3冠最終レースであるベルモントSに出走予定だったカジノドライヴ回避の一報でガッカリ。
兄弟同一レース3連覇の快挙達成ならず。しかし、今後は兄姉が勝てなかったブリーダーズカップに出走するつもりらしい。待望のアメリカダートG1制覇は秋に持ち越された。ちなみに、無敗の3冠達成をかけて出走したビッグブラウンは競走中止したらしく最下位に終わっている。こちらは無事であると良いのだが。
一方、日本では春のマイル王決定戦である安田記念(東京競馬場、芝1600メートル)が行われた。
優勝したのは昨年のダービー馬ウォッカ。ダービー以来、勝利に見放されていたが、実に1年ぶりに勝った。
まぁ、これまで64年ぶりの牝馬によるダービー制覇っていうことで、ライバルのダイワスカーレットや現役最強馬メイショウサムソンら以上に注目を浴び続け、ポスト・ディープインパクトっぽい扱いになっているせいで、余計に注目され可哀想な感じではあった。でもまぁ、それだけ人気がある馬ということ。
それにしても強かった。内からスルっと抜け出てそこからは独壇場。抜け出すときも一瞬であっという間だった。あの瞬発力は牝馬ならではということか。先行馬有利の流れの中で、3~5番手を追走していたのも良かったのだろう。マイルで3馬身は立派だ。今までの惜敗続きの鬱憤を晴らすかのようだった。
昨年の馬インフルエンザ発生以降、日本の国際レースにおける外国馬の参戦が危ぶまれていたが、今回は香港からトップレベルの馬が3頭やってきた。中でも香港のマイル王グッドババが昨年の雪辱を果たすべく参戦してきたが、レース直前に発汗が見られ惨敗した。代わりに好走したのはアルマダ。人気はあまり無かったが、先行していたおかげで2着に粘った。
1番人気に支持されたスーパーホーネットは見せ場なく8着。私的には何故この馬が1番人気だったのか不思議だったけど。前哨戦の京王杯スプリングCを勝ってるからだろうか?
あと、4番人気スズカフェニックスら追い込み勢は流れが向かなかったということだね。それでもスズカフェニックスは5着に入った。実力はあるが、相変わらず惜敗続きの馬だねぇ。
春のG1はあとは春のグランプリ「宝塚記念」のみ。この調子でいけば、ファン投票はウォッカが1位なのは確実。出走すれば1番人気にもなるだろう。
秋はダイワスカーレットとの再戦が楽しみだ。