こばとの独り言

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「ひぐらしのなく頃に絆 第二巻・想」 影紡し編は面白かった

2008年12月13日 17時02分00秒 | 一般ゲーム

DS版のひぐらしをやる理由の1つが「鬼曝し編」を大幅にアレンジした物語があるから。

今回収録されているのは、公安刑事である赤坂が主人公でダム戦争時代の雛見沢を描いた「暇潰し編」、「綿流し編」の舞台裏を詩音の視点で描いた「目明し編」、「ひぐらしデイブレイク」の世界観を持った番外編「昼壊し編」、そしてDS版オリジナルストーリーで”雛見沢大災害”が発生したあとの雛見沢出身者とそれに関与する人たちの惨劇と苦悩を描いた「影紡し編」の4つ。

「暇潰し編」や「目明し編」は原作とそれほど大きな違いがないが、「目明し編」のエンディング、あれってアニメ版のアルバムに収録されてた方の「you」だったね?たしかPS2版カケラ遊びでの「you」は雪乃五月バージョンだった気がするけど、DS版ではオリジナルの方の歌詞を使うか。やっぱ良いねぇ。この曲。

「昼壊し編」については、時系列で言うなら本来ならば「祭囃し編」後の話になるはずなのだが、さすがに真相が分かる前の話なので、原作とは違って羽入が登場せず、羽入の役割を沙都子が演じている。しかも、原作なら羽入をいじめるはずの梨花が沙都子にいじられているのも面白い。あとは、原作だと大石&赤坂が登場するけど、さすがにこの時点では登場せず、代わりに入江の話に変わっている。まぁメイド・イン・ヘヴンという固有結界を持つ監督だけになかなか面白い話だったけど。

そして最後の「影紡し編」。これはかなり良かった。こういう視点で「ひぐらしのなく頃に」の真相に迫るパターンは今までなかったので(そもそも部活メンバーがいない鬼曝し編だからだが)、原作やPS2版で結末を知っている私でも十分に楽しめた。ただ、かなりヒントが出ているので、結末を知らない人にヒントを出しすぎている感がある。まぁこれはヒントだなって思うのは真相を知っているからであって、何も知らない人が読んでもどの辺がヒントなのか分からないかもしれないけど。
とにかく、前回のただただ惨劇が続いただけの「染伝し編」とは違い、今回は主要人物の過去が明らかになり、より掘り下げた内容、更に最後の最後には惨劇に打ち勝っている辺り(ただ、本来なら圭一の役目を果たすべき暁が情けない感じだが)、この続編は本編のターニングポイントである「罪滅し編」や8割くらいは真相が暴かれる「皆殺し編」と一緒に収録されることになるわけだから、もっと真相に近づけるのではないかと思う。赤坂や大石、南井巴の活躍に期待。

でもまぁ・・・「影紡し編」で1番衝撃的だったのはやはり南井巴の事だろう。本編に登場しないキャラの中では間違いなく1番良いと思うのだけど・・・あんな事になろうとは・・・。途中から・・・いや、妹の結婚を認めた辺りでもしかしたらって気がしたんだけどね・・・。アノ手の展開はほぼ間違いなくああいう結果になるからさ・・・。
次回は彼女にも幸せが見つけられますように・・・。

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