日本時間早朝にドバイで行われたドバイワールドカップ。世界中のトップホースが集まる日としてすっかり競馬ファンにはお馴染みとなった。
今年出走した日本馬は3頭。
ダート1200mのドバイゴールデンシャヒーンに出走したバンブーエールは4着。最後の最後で盛り返したものの力及ばなかった。
芝1777mのドバイデューティーフリーに出走した昨年のJRA年度代表馬ウォッカは2番手を追走していい感じで直線に入ったものの、いつもの伸びがなく失速し7着。
そしてメインレースであるダート2000mのドバイワールドカップに出走したカジノドライヴは見せ場もなく8着。
バンブーエールの好走は評価できるが、期待が大きかったウォッカの失速は不可解だった。いつものウォッカならあそこから伸びてくれるはずなのに・・・。
カジノドライヴに関しては正直あまり期待はしてなかった。ドバイワールドカップは日本のダート馬より芝で走る馬のほうが良い成績が残せるんじゃないかと思ってるから。だからダイワスカーレットに期待してた。ただまぁカジノドライヴはまだ4歳。キャリアも浅いしこれから本格化するだろう。
ウォッカだけが気になるよ・・・これからは日本に戻って昨年と同じローテーション(ヴィクトリアマイル→安田記念)らしいが、5歳という年齢も影響してるんだろうか・・・?2歳女王になった頃から応援している馬なので巻き返しに期待したい。
・・・一方。
日本でも今年2つ目のG1、春のスプリント王決定戦「第39回高松宮記念」(芝1200m)が中京競馬場で行われた。
注目はこのレース史上初の連覇を狙うファイングレイン、昨年のスプリンターズSを圧勝した1200mのスペシャリストであるスリープレスナイト、そして親子制覇がかかるローレルゲレイロ(父キングヘイローは2000年の覇者)、ファリダット(母ビリーヴは2003年の覇者)などG1に相応しいメンツが揃った。
まぁ・・・絶対王者がいないのはここ最近の短距離路線の特徴なんだけど・・・。
レースはややスローで進む。逃げるのはローレルゲレイロ。2番手集団の先頭にスリープレスナイト。
そして、電撃の6ハロンの一戦は直線に入る。
逃げるローレルゲレイロを捉えたスリープレスナイト。さすがG1馬・・・と思ったら、捕まってあとは下がるだけだったはずのローレルゲレイロがここから巻き返す。
再びスリープレスナイトを突き放したローレルゲレイロがそのまま1着でゴールした。
父キングヘイローとの親子制覇。しかも父が制したときと同じ5歳でのG1初勝利でしかも父と同じ枠順7枠13番。偶然なのかそれとも・・・これぞブラッドスポーツの醍醐味だ。
短距離路線はデュランダルが引退して以降、勝ち馬が毎回変わるような有様なので、そろそろ軸になる馬が欲しいところ。ローレルゲレイロがそうなれるのか楽しみだ。
あと、スリープレスナイトは半年ぶりのレースだったし、もしも前哨戦を使えていたら違う結果になっていたかもしれない。なので巻き返しにも期待したいね。