10月11日から14日までの4日間に渡り、平成22年度の
決算特別委員会が開かれています。
市民の皆さんから頂いた税金が適正に使われたかどうか
を厳正に審査・認定する特別委員会です。
三日間は一般会計決算、最後の一日は特別会計の決算
で、私も特別会計の委員長の任を仰せつかりました。
以下の5つが、特別会計の審査項目です。
◆国民健康保険事業特別会計
◆老人保健特別会計
◆後期高齢者医療特別会計
◆介護保険事業特別会計
◆下水道事業特別会計
例年、朝から深夜23時24時までかかることもあり、市庁舎
の入口は閉まっているのに、7階の全員協議会室の明かり
が煌々と灯り、審査が延々と続きます。
議会改革の一環として、審査を深めることは当然としても
前段での意見表明や決算と関連のない問いは極力控える
よう申し合わせがされますが、毎年深夜になります。
そんな中で今年は私が議員になって5年目にして始めての
目が点になる事態に遭遇しています。これまでも深夜に
及ぶ審査のためつい居眠り‥など指摘はして来ましたが‥
しかし、少なくても真剣に「参加」していると言う前提であり
互いが襟度を持っていこうよという範疇でした。
がしかし、今回目にしたのは委員会自体を途中で欠席する
委員、委員会が終わっていないのに早退する委員がいた‥
エッ‥なに?何?ナニ
いったい何が起こっているのか全く理解に苦しむ状況だ。
大事な特別委員会に私たちは体調管理を含め、緊張感を
持った姿勢で臨まなければならないのは当然である。
今までは各議員のモラルとして襟度として、暗黙のうちに
紳士協定として当然に、一種の緊張感を持って守られて来
た当たり前のことが、なし崩しにされているのではないか。
4月の選挙で一票を投じた市民はこの実態を目の当たり
にしたら、どう感じるのか、小平市議会はいつから同好会
サークルになったのか?と批判されないのか。
人間であるから体調を崩すこともある。しかし会議の中で
討論や採決があった場合、棄権でいいのか。民間なら、
ずっと厳しい緊張感がある。
ましてや市民の負託を受け、わずか半年前に当選させて
頂いたばかりの身ではないのか。議会改革を標榜する小平
の議員が社会人としてのいろはのいを知らないでいいのか。
何様と言われることを恐れず人の批判にも足りないこんな事
を「議会改革への取組み」という大事なカテゴリーで書くこと
自体とても憂鬱なことだ。
特定の会派や個人への中傷でなく、議員自身が自分たち
を律して行かなければ地方議会の明日はない。
常識が通用しない時代、「議員の仕事」はやはり、議会基本
条例の中に明文化する他ないのであろうか。
あぶかわひろしは今日も行く
あぶかわ浩(虻川浩)・小平市議会議員のホームページ
ワカモノのミカタ