政府民主党の輿石幹事長からの申し入れで19日3党の党首
会談が開かれたが、野田総理からは解散はおろか、何ら新た
な提案は聞かれなかった。
これを受け公明党の山口代表は、静かな口調の中にも、野田
首相の極めて信義に悖る、不誠実な姿勢に強い憤りを表した。
あの理性的で温厚な山口代表があそこまで怒りをかみしめる
ように抑えながら話すのを見たことがない。
8月8日の合意内容は、一つに社会保障と税の一体改であり、
もう一つは言うまでもなく野田総理が約束した「近いうちに国民
に信を問う」という約束である。
公明党山口代表は、野田政権の命脈が尽きようとした時に、
野田氏が訴える、「命がけで社会保障と税の一体改革をやら
せて頂きたい。」との言葉を評価して野田氏に協力した。
もしこの法案の採決に先立って、野田内閣への不信任決議
案が出されていたならば、一体改革も野田内閣も確実に終焉
を迎えていたのである。
そのことを一番よくわかっているのは野田氏自身である。
山口代表の怒りは、国民をバカにするなという一点だ。
もし野田氏が実は山口代表の静かなる深い怒りを真摯に
受け止める資質のない人物ならば、きわめて近い将来に
おいて、野田氏は大きな禍根を残したことに気付くであろう。
野田氏よ、自らの原点に立ち返り、民を思い、決断せよ!
山口代表の静かなる怒りの記者会見はコチラ
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