自由吟 4句入選

　　　　　　爽やかな9月のスタート・・・と書きたいところですが
　　　　　　今朝も暑い太陽が照りつけています。

　　　　　　予報も35℃、いつになったら秋が訪れるんでしょう　　

　　　
　　　
　　　　　　

　　　　　　先日薩摩狂句の句誌「にがごい」9月号が届きました。
　　　　　　嬉しいことに、自由吟が初めて4句入選しました。

　　　　＜自由吟＞

　　　　　　孫（まご）よっか　先（さ）き寝（ね）た 婆（ば）どま　（ふ）て鼾（いびっ）

　　　　　　帰省（もど）ったて　桜島（しま）は容（よし）じゃい　見（み）せもせじ
　　　　
　　　　　　慣（な）れん旅（たっ）　支度（した）きすったい　ひん疲（だれ）れっ

　　　　　　蚊（か）がおっち　亭主（てし）の背中を　ぴしゃっやっ

　　　　＜課題吟・手頃＞

　　　　　　婚活（こんかっ）も　手頃な所（とこ）で　手をば打（う）っ

　　　　＜課題吟・バス＞

　　　　　　ツアんバス　トイレ休憩（きゅうけ）い　待たされっ

　　　　　＜時事吟＞

　　　　　　投票所　眼鏡忘れっ　書（か）きゃならじ


　　　　　11月号の締め切りも迫っています。
　　　　　何か面白いことに遭遇したら、メモメモ・・・　
　　
　　
　　先生のお話によると・・・

　　　　薩摩狂句の良し悪しは、九割かた発想・着想で決まると言われます。
　　　　どんなに卓越した表現であっても、発想そのものが陳腐であっては
　　　　良い句とはいえな　いと思います。

　　　　たとえ料理の名人であっても、新鮮でない材料では美味しい料理は
　　　　出来ないのと同じではないかと思います。
　　　　極端な言い方をすれば、材料が新鮮ならどんな風に料理しても美味しく
　　　　仕上がるのではないでしょうか。
　　　　獲りたての魚であれば、ほとんど手を加える必要の無い「刺身」が一番
　　　　美味しいといわれるのと同じです。

　　　　薩摩狂句の場合も、いかにして新鮮な材料を見つけるかに、心を砕く事が
　　　　大切ではないかと、常々思っているところです。
　　　　一番の難問ではありますが。
　

　　　はい！なかなか難しゅうございます