たわごと~産業カウンセラーとして~

資格取得後もまだまだ研鑽の日々です。勉強会で感じたことを中心に、日々思う事や季節のことレシピまで自分を表現する日記です。

イライラの正体

2008-04-13 13:06:43 | 日々の雑感

春の雨が多いこの頃ですが、桜の時期は雨も少なく、桜が長続きしてすばらしかったですね。
家のそばは、家にいても、バスにのっても桜だらけなので、毎日堪能できました。

最近、自分がゆったりとした気分でいるように感じています。
ここ数ヶ月は、家にいる時間がすごく少なくなっているので、きっと忙しいのであるはずですが、なんででしょう?
イライラがなくなってきたからかな。たぶん。

イライラの正体ってなんなのか、勉強しながらとても考えています。
私は、もともとすごくせっかちなものですから、よくイライラしたものです。

物事をさっさとしない人や、効率的に動かない人なんかをみると・・・あと、自分が思うように早く動けない時なんかにも・・・

よくイライラしてしまっていたのが、いつも行くスーパーのレジです。ま、並ぶのは仕方ないのですが、レジ横にはかご2つ分のスペースがあって、2人の人がそこに荷物を置いて待っていられるのです。でも、荷物をずらさず、ひとつをどんと置いて平気でいる人に、なぜか?イライラしていました。
なんで後ろの人の事を考えないのとか、なんでそんな事に気づかないのかとか、重いカゴを早く置きたいのにとか・・・
あ~あ、すっごいつまんない事ですね・・・
じゃ、言えばいいじゃん・・・ですよね。アサーションを使って、相手を尊重しながらもこちらの気持ちを伝える、それができる自信がなく、言えないのであれば、言わないというアサーションを選択した自分を認めることです。

すべての感情は自分自身が作っているものです。
内観法でいう、客観視して物事の事実だけをみてみると(心の動きはみないで)
その荷物を置いている人は、そこに置いてただ待っているだけ。後ろの私は重い荷物を持って待っているだけ。
ただそれだけの事実です。なのに、そこに感情が勝手に作られるだけなのです。

イライラも自分で作っている感情です。その人のせいでもなんでもありません。
イライラの正体は自分の枠組みで考えた、自分とは違う事へのいらだちだけです。
自分で嫌な気分を作っているなんて、なんかすごくバカバカしくて、損している気分になりますよね。

心の問題は、物事を分けて考えてみると見えてくることが沢山あります。
子供がさっさとできないとイライラしている親は、このイライラは子供のせいだと考えがちですが、それも分けて考えたほうがいいです。
さっさとできないのは、子供の問題。イライラしているのは親の問題。解決するのはそれぞれという事です。
そして相手のものはこちらが解決できません。
相手を変える事ができないのであれば、イライラしても仕方ありませんから。



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2 コメント

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良いお話を伺いました (じゃあああまん)
2008-04-14 14:29:06
自信がなく、言えないのであれば、言わないというアサーションを選択した自分を認めることです。→ こういう考え方(認知の方法)もあるのですね。素晴らしい。言わないと言うアサーションもあり!なのですね。言えなかった臆病な(?)変な遠慮(?)をする人間、と認知するよりよほどポジティブな人間観ですね。

イライラの正体は自分の枠組みで考えた、自分とは違う事へのいらだちだけです。→ ウムウム。これも素晴らしい。自分で勝手に嫌な雰囲気を作り、それが周りに伝染する・・・。こういう事では福はやって来ませんね。

相手を変える事ができないのであれば、イライラしても仕方ありませんから。→ 社内の人間関係でもこう考える事が出来ればいいですね。
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そうなんです! (komo)
2008-04-16 20:56:43
アサーションには、「自己主張をしない権利」というものも含まれているのです。
自己主張をしないという事を選んだということは、それに対して自分で責任を持つということです。
つまり、相手のせいではなく、自分の責任です。なので相手を恨むこともなくなります。
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