木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

止め肥の散布

2023年03月11日 06時25分39秒 | 耕作放棄地

3月に入って既に中旬、「冬越し野菜」の仕上げの時期となりました。留意するのが「止め肥」の散布、この作業次第で結果が大きく変わって来るので注意が必要です。昨年はニンニク栽培でこの作業を誤り、失敗してしまった苦い経験が。収穫期から逆算して、肥料が切れてしまうような施肥が望ましいとか何とか。早く大きくなあれ・・・・・・とばかりに、思いっきり肥料を与えたように記憶している。ニンニクにしたら食傷気味となって肥満状態に育ち、適応障害を起こしてしまったのでしょう。

今回はタマネギ栽培を取り上げてみようかと。何時もの「百姓候補生」氏が作業に取り掛かっていました。折々に施肥を行って育ててきたタマネギ、最後の追肥となるのが「止め肥」ですね。我々の収穫期は6月、理由は中生や晩生の品種が多いからです。従って2ヶ月半余りで肥料が切れてしまうような算段を。主な資材は化成肥料、短期速効が持ち味です。有機肥料は効能が長期に及ぶので控えめな方が無難でしょう。彼もそうした配慮で散布している模様でした。

「止め肥」が多すぎると過繁茂や病害虫の発生などをもたらし、結果的に我々のニンニク栽培と同様事例になりがちです。腹八分といった箴言がありますが、野菜類も同様な模様ですね。早生種や極早生などの品種を選択の場合、もう少し早めの施肥が望ましいかと。

子狸は既に散布しましたが、僅かな鶏糞と化成肥料との同時散布でした。意識して控えめな分量としています。ここ数日晴天が続いているので多少の水撒きを兼ねてみました。ネギ類は一般に水気は余り必要ないのですが、肥料の吸収には効果的かと思えるからです。収穫予想は6月の初旬、梅雨の時期が到来する前に掘りあげる予定。タマネギの球はこれから大きくなります。最後の追肥が効果的に効いてくれるのを願いながら、楽しみに待つことにしますか。

 

 

 

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