木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

今年は大丈夫かな

2023年05月24日 05時57分28秒 | 耕作放棄地

毎年のように何らかの異変は生じるものだが、昨年は散々だった。全滅した作物が一例では無く、害獣や病気等に悩まされたものだった。とりわけ「ニンニク栽培」は酷く、全滅状態、1個も収穫物が無かったのだ。この1年、知人からの救援物資で凌いできた始末、まさに被災者の立場であった。原因は病気だと思われ、不思議と子狸と例の「百姓候補生」氏のみの症状だった。他の仲間達には格別な症状も見られず、ごく普通に収穫出来ていたのだ。具体的には、ニンニクのタマが腐って溶けるような状況で、茎を引き抜いてもタマの存在は無く腐りかけた微かな根のみが。

原因の究明にまでは至らなかったが、今年は栽培に留意して注意深く育成してきた。無論、大御所の指摘にもあったように肥料過多の疑いも消えてはいない。控えめの施肥に拘ったつもりだ。幸いなことに途中の障害発生等は無く、無事に茎の倒壊が見られるようになってきた。今年は大丈夫そう・・・・・・そんな期待の下に、掘り始めることに。ニンニクはタマネギと異なり根が深く、素手での引き抜きは困難だ。スコップを利用することにした。

1個づつ丁寧に掘り出していく。立派なタマが出現してくれる。どうやら大丈夫な模様だ。ただ作業の流れを見つめていると、タマの大きさが均等では無く、大小のサイズが見られる。多分だが、球根たる鱗茎の資質によるものかと推定。人間も同じだが、全部が全部、同じような才能に恵まれる訳では無い。残念だが持って生まれた資質の相違は存在する。とりわけ、自家採取での種子の選別には要注意だ。

野菜としてのニンニク、大小の違いはあっても使用に困難は無い。有り難く用途に活用させていただく。小さいからと粗末に扱うような不遜な気は持ち合わせていない。

栽培状の留意点に花芽の存在がある。全部を切り取ったつもりだが、画像のように見逃した事例もあったようだ。ご存じかと思うが、花芽を処理しないと、栄養物が子孫の育成の方へと向かいタマの成長が滞ってくる。要は大きくなってくれないのだ。ともあれ今年は収穫出来ただけでも有り難い、大小の相違など些細なこと、全部を掘り出したらカゴ一杯となってくれた。今年は不自由しないで済みそうだ。

 

 

 

 

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