木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

サトイモの植え込み始まる

2023年05月25日 05時47分07秒 | 耕作放棄地

例年の事だが、「大御所」が「サトイモ」の植え込みを始めたようだ。彼の舞台の設えでもある。彼の趣味は特殊で、サトイモを植え込み、観光客を誘引して「イモ掘り体験」を行ってもらい、農作業への興味と関心を高めてもらって、願わくば従事者の確保を・・・・・との遠大なものなのだ。彼の長期プランは着々と実行中だが、従事者の確保にまではまだ至って無い。今年も想定中のようで、例年の如くサトイモの準備を始めた。

サトイモの種芋は自家採取で、昨年から計画的に確保中だ。既に芽を出し、茎丈も20~30センチ程度に大きく育っている。購入する種芋に比べ、有利なスタートだ。植え込み場所は師匠の棚田の下の畑、狙った模様で、この地は水田からの洩れ水が流れてくる。サトイモにとっては豊かな環境、何せ「泥田芋」とも呼ばれるように、湿気を好む野菜なのだ。逆に乾燥地帯では育ちが悪い。子狸の耕地など、水不足の畑なのでサトイモには向いていない。

覗いてみたら、既に植え込みは終了した模様で、マルチまで張り込んであった。どうやら畝の確保用みたいだ。ご本人は一軒略着で、のんびりと草抜き中であった。想定したスケジュールが完了した余裕なんだろう。薄い白煙も立ちのぼる。何時もの作業風景が広がっていた。

サトイモは「大御所」と「長老」の得意中の得意な作物で、仲間内ではこの両者のみが栽培中だ。耕地の要因もあるのだが、他の仲間達は挑戦していない。長老のスタートも間もなくだろう。既に畝立ても終わってる模様、彼の挑戦も始まるはずだ。

大御所の選択は特殊で、ズイキをサトイモ代わりに栽培している。昔からの因縁があるのだが、まあ良しとしましょう。反して長老の品目は正真正銘のサトイモ、同じく自家採取の種芋だ。お二人からおこぼれを頂戴することもあるのだが、ある意味、両者を楽しめて有意義なギャラリィーなのかも知れない。今年も期待できそうかな。取らぬタヌキの何とやら・・・・・・・・かも知れないな。

 

 

 

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