木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

第二次の畑起こし

2023年05月18日 06時26分43秒 | 耕作放棄地

該当の耕地は「長老」と「大御所」の芋畑である。此処は唯一の大型農機が入り込める耕地とあってか、トラクターによる耕耘が行われる。既に春先に一回畑起こしを行ったのだが、暫く間が空いた故か、小さな雑草が蔓延っていた。見かねた「大御所」が決意した模様で、トラクターを引っ張り出しての耕耘作業へと。平坦部での農作業なら悩むことも無いのだが、此処は噂の棚田地帯、早々簡単では無い。段差を乗り越え障害物を避けての進行だ。トラクターの操作も一筋縄ではいかないのだ。運転に長けた「大御所」の活躍に期待するしか無い。

轟音と共にトラクターが進入してきた。無事に障害を乗り切った模様だ。耕地に入るだけでも一苦労、とりあえずの成果に喝采だ。耕地はソコソコの面積があり、長老と大御所とで分け合って耕作している。上述のように栽培品目はサトイモとサツマイモ、例年同様な植え付けが行われている。大御所に至っては、例の観光客を呼び込んでの「イモ掘り体験」を開催する舞台でもある。主役のサトイモは種芋の準備が整い、植栽を待ってる状況。時期的にはグッドタイミングの季節だろう。

トラクターが耕耘を始めた。少々甲高い音を立てながら耕していく。廃業された農家から譲り受けたトラクター、運転するのは大御所のみだ。他の仲間達は敬遠して触ろうともしない。確かに段差乗り越えの走行では躊躇するのもやむを得ないかな。大御所にとってはオモチャのような存在、むしろトラクターが存在しなかったら農作業が困難だろう。長老も頼り切ってる模様、耕地がある程度広いのでミニ耕耘機では効率が悪い、トラクター様々であろうか。

何度か走り回って全面的に耕耘を行ったようだ。トラクターの有り難い側面は、「培土器」というアタッチメントの存在、畝立てが実にラクチンなのだ。ミニ耕耘機だとパワー不足で培土器の使用は困難だが、其処はトラクター、難なく作業が進行する。眺めている間に作業は完了、長老も一安心だろう。轟音を上げながらトラクターは倉庫へと帰っていった。短時間ではあるが、トラクターの活躍無くしては作業が進行しない。有り難い存在なのだ。譲って戴いた元農家には感謝の一言しか無い、及ばずながら食料の生産に少しでも貢献できればと願っている。

 

 

 

 

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