木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

ソラマメの収穫基準

2023年05月07日 05時28分55秒 | 耕作放棄地

マメ科の野菜が順調だ、スナップはほぼ終了で実エンドウの収穫も視野に入ってきた。連休明け位からソロソロであろう。その次に控えているのが「ソラマメ」だ。このソラマメ、マメ科の中では大粒で収穫の実感が大きな作物である。問題は、何時収穫するのかとの判断基準だが、マメの方が教えてくれるのでご心配なく。まずもってソラマメの語源だが、俗説かと思うが、マメが天(ソラ)を向いて成長するので、ソラを向くマメ・・・・・つまり「ソラマメ」と言ったとか言わなかったとか。信じる者は救われるタイプかも知れませんね。

画像で順を追っていきますが、ソラマメの実と莢は天に向かって成長していきます。徐々に上向きとなり、垂直となるのがほぼ成長中期と言った案配でしょうか。その後は実の膨らみと莢の成長を続けながら、次第に下向きとなってきます。成長が頂点に達すると完全に下向きとなります。画像のように完全な下向きとなったら、成長完了の印、莢の膨らみ具合を確認して収穫OK・・・・のサインです。実に解りやすい作物ですね。ソラマメ自体は一斉に成長するのでは無く、莢によって成長度合いが異なってきます。従って収穫も莢単位となるのは致し方無いこと、何回かに分けての収穫となります。

用途は様々ですが、仲間内ではビールのお供が大半でしょうか。塩ゆでして中の実を取り出し、ビールを一杯とくれば至福の一時かも知れませんね。初夏の僅かな時間の楽しみでしたが、最近はビニールハウスの活用で通年栽培も可能な模様です。アラブ社会ではマメ料理がメインと聞きましたが、ソラマメも食されているのでしょう。アルコールは禁止とか聞きましたので、ビールのお供は無いのかな。

このソラマメ、鮮度落ちが激しいので有名です。マメが莢から出て空気に触れるとすぐに固くなってしまいます。調理する直前に莢から取り出すのがセオリーでしょうか。叉、豆粒が大きいので扱いやすく、次年度の栽培用にと保存をしがちですが考えものです。市販品はF1種のようで、自家採取だと発芽不能な粒も結構あります。ご注意を。

鮮度落ちが激しいと書きましたが、一般的には「収穫から3日以内」とも言われます。出来るだけ早く賞味するのが基本でしょう。余るようでしたら、固ゆでして冷凍保存するのも活用法かも知れませんね。全般的にマメ科の野菜は冷凍保存に向いてるようです。

 

 

 

 

 

 

 

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