木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

冬野菜の種蒔き(1)

2023年09月11日 05時24分18秒 | 耕作放棄地

まだまだ暑さは続いている。日中の気温は30度~33度位、未だ冬野菜の種蒔きには少々暑いのだが、雨の予報が入ってきた。雨降りの前日は種蒔きに好都合、チャンスに掛けてみることに。とりあえず準備した冬野菜の種子は画像の如し、お好み次第だが子狸の選抜はダイコンが基本だ。ダイコンを中心としてカブやハクサイそれにキャベツなどを配していく。栽培者によって取り組みは異なるだろうが、先頭を切った「大御所」はダイコンとハクサイを植え込んだ模様だ。子狸がダイコンを好む理由は、大根おろしにある。ダイコンは煮物を好む方々が多いが、不思議と子狸は手をださない。専ら大根おろし専門で食している。それにご近所のマダム衆に提供しやすい利便性に優れている。丸々太ったダイコンは手軽なプレゼント、1本づつでも結構喜ばれる。

とりあえずダイコンとカブを想定し下準備に。まずは畝作り、有機石灰と鶏糞をすき込んで耕耘作業に。その後は畝立てだ。子狸が苦手な領域なのだ。培土器を利用してれば簡単なのだが、ミニ耕耘機のため力不足、やむなくスコップでの作業となってくる。体力乏しき自称若者は汗と泥にまみれながら細々とした活動を展開する。一畝作るだけで飛び出すのは悲鳴に近い声、何とも情けない。

かろうじて2~3の畝を準備できた。種蒔きだが、個々人によって手法は様々、子狸はダイコンが「点蒔き」、カブは「筋蒔き」だ。缶コーヒーの空き缶を道具に目印のポイントを設置していく。数ミリの深さで穴が空き、その中に2~3粒の種子を蒔いていく。間隔は凡そ20~25センチ程度、割と密植に近い。反してカブは筋蒔き、畝に3筋の溝を作り、パラパラと蒔いていく。思ったよりも数量が必要となり、種子の追加購入とあいなった。カブは聖護院カブを選択してたが、今年から天王寺カブに変更、理由は聖護院カブが少し大きめによる。

雨の降り出す前に最低の種蒔きは出来たようだ。気温が未だ高めなのが気がかりだが、雨のチャンスはそうそう多くは無い。天気予報の精度に期待を掛けてみようかと思う。かくして冬野菜の第一陣はスタートを切った。周囲の仲間達を眺めて見ると、「大御所」と「長老」が既に取り組みを実施してる模様、セオリーどおりの実践のようだ。お隣の「百姓候補生」氏はまだ待機中の様子、冬野菜の発芽適温である15~25度の気温到来を狙っているようだ。

これから11月まで、冬野菜や年越し野菜の植栽や種蒔きが続いていく。気温も次第に低下し、作業も楽になってくるだろう。畦道にヒガンバナが咲き誇るのも間もなく、澄み切った青空が広がり涼やかな秋風の候となってくれるだろう。1年中で一番過ごしやすい時期かも、せっせと農作業に励まないと。早々昨日の森の作業日だが、新規に仲間に参入した賑やかな中年マダム衆も参加された由、ハードな作業に意気消沈となられてなければ幸いなのだが。

 

 

 

 

 

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