冬野菜の種蒔きだが、順次ボチボチとだが続いている。繰り返すこと、第三陣の番となったようだ。今回は「ホウレンソウ」と「シュンギク」の種蒔きをしようかと思っている。どちらも代表的な冬野菜で、鍋物等で重宝する食材だ。アブラナ科と違って害虫の襲撃も少ないので農薬の心配も不要、心置きなく種蒔きが出来る。ミニ耕耘機を走らせて畝作り、有機石灰と鶏糞をすき込んで下準備はOKだ。何れも根が浅いので、畝高はそう必要は無い。20センチもあれば十分だろう。子狸の苦手な分野だが、畝の側壁を固める作業がある。固めておかないと畝が崩れやすいのだが、ややもするとパスしがち、スコップでの作業が得意では無いのだ。
準備したのは何れも1袋、自家用としては十分過ぎる分量だ。多少残すのも面倒なので、少し厚めだが蒔ききってしまう。ここらが仲間達と異なる分野で、仲間達は程よく蒔いて残量は冷蔵庫で保管しているようだ。結果、間引きの必要性が生じるのだが、手抜きで済ませている。何せ、間引きほど面倒な作業も少ない。必要性は重々理解してはいるのだが。
文面を読み進めていると、無精で面倒くさがりの怠惰な性格が滲み出てるかと思う。そんな子狸でも、程よく野菜類は実ってくれるから有り難い。これが石垣直角氏でないと勤まらないのなら悲劇だ。農作業はおおらか、完璧を求めずともそれなりに育ってくれる有り難さ、大いに助かっています。
さて肝心のホウレンソウとシュンギクだが、無事に所定の位置に蒔き終えた。手法は筋蒔き、畝には各2列の筋を作った。可能な範囲で程よく分散し、密植を避けたつもりだ。畝長が結構あるので、そうそう密植にはならないかと思う。想定は3ヶ月ほど、年末には収穫可能かなと。正月にはお節に限らず鍋類への挑戦も可能でしょう。無論、スーパーに走れば常時可能だが、物流の限界がささやかれてる昨今、必要品が常に店頭に並んでる風景も何時までのことやら。畑から何時でも思うがままに持ち帰れる利便性は幸福ですよ。何よりも食料を他者に依存しなくとも良い生活、これほどの安全保障は無いのかも。
師匠が語っていました。百姓は毎日が1年生よ・・・・・・・・と。心に刻み込みながら、日々農作業に務めましょう。太陽光線はビタミンDの形成に大いに役立つとか何とか。野良仕事の日焼けは勲章物かも知れませんね。