木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

殺虫剤の散布

2023年09月24日 05時36分31秒 | 耕作放棄地

農作業を行っていると、悩ましいのが殺虫剤の使用だ。躊躇無く使用される方、悩みつつ使用される方、皆目使用しない方・・・・・多くは3種類に分類されるかと思う。我々は限定使用派だ。簡単に表現すると、特定の品目・時期だけに限って使用するタイプ。少数派では無いかと思っている。それと栽培目的にもよるかなと。率直に言って、商品作物の栽培においては、皆目使用しない手法は不可能と言ってもよいだろう。ご承知のように、我が国では新鮮で綺麗で傷等が無いものを要求される。単純に、葉や表面が虫食った物など店頭に並ぶことは無いでしょう。市場の要求なんです。

家庭菜園等に挑戦されてる方はご承知でしょうが、害虫や害獣の襲撃など日常茶飯事、とりわけ害虫の防止には農薬使用無しがほぼ不可能なのはご理解いただけるかと。我々の場合、商品栽培が目的では無いので自由度は高いです。しかしながら、全く使用無しでの栽培が困難なのは同じ事。従って、用途を限定して使用してるのが実態ですね。一言で言うと、アブラナ科の野菜の幼苗時に1~2回使用・・・・・というのが仲間達の大半でしょう。アブラナ科の野菜類はとりわけ蝶類の襲撃が激しく、モンシロチョウなど卵の産み付け放題、まさに蝶の楽園と言った雰囲気です。

使用する薬品はマラソンかスミチオン、1000倍~2000倍程度に希釈して使用しています。上述したように、幼苗時に限定して1~2回の頻度ですか。理由は収穫時まで数ヶ月の時間が取れ、農薬成分も抜けてくれるだろうとの判断です。最近は農薬効果が数日だけといった商品も開発されているとか、時代は進んで来ているようです。自家用目的なので無農薬栽培も可能では・・・・・との疑問もお持ちでしょう。実際に栽培されたらお解りかと思いますが、アブラナ科の野菜を無農薬栽培すると骸骨状態、食べれる部分などほぼありません。

現時点で植え込んでるのは、ハクサイ・キャベツ・ダイコン・カブの4種類がアブラナ科、手動式の散布器を使って薄く広く散布しました。少なくなりましたがモンシロ等は今も飛翔中、襲撃の可能性は大です。皆目、使用無しでの栽培が可能であれば農作業も楽なんですが・・・難しいですね。尚、苗が大きくなったりアブラナ科以外は基本農薬は使用していません。原則、襲撃にも耐えうるとの判断で、自家用分には申しぶん無い品質かなと。

 

 

 

 

 

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