木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

サトイモの発育状況

2023年09月14日 06時11分26秒 | 耕作放棄地

サトイモが実ってきたようだ。独特な葉を大きく広げ、畑一面を埋め尽くしている。サトイモの栽培は好みが激しいようで、熱中する者は毎年挑戦、好まぬ者は皆目無視の状態・・・・・・と言った印象だろうか。仲間内では4名の者が栽培中だ。上記のように拘り派であり、例年、工夫しながらの栽培が続いている。収穫もそろそろかと思われるので、少し覗いて見ようかと思う。サトイモは高温多湿を好み、夏の暑さが好環境のようだ。今年のような酷暑だと、気温は良いが雨が多くは無かったので、影響はどうだろうか。例年だと、水路を作り、サトイモ畑へと水を導入する事もある。

<百姓候補生氏のサトイモ畑>

サトイモはご存じのように春先に種芋を植え込み、初秋から晩秋に掛けて収穫する。早いものだと、仲秋の名月にはお供えとして利用されるようだ。出自はインドシナ方面らしく、例のタロイモが原種だとか何とか。高温多湿を好むはずだ。歴史は古く、縄文時代後期には伝えられ栽培されていたようだ。教科書では、縄文時代は狩猟採集の時代で栽培農業が始まるのは弥生時代と習ったが、考古学の発達が通説を覆すようだ。歴史はともかく、日本人には好まれたようで、古文書で芋とあればサツマイモでは無くサトイモの事である。馴染みの深い作物なのだ。

<長老のサトイモ畑>

仲間達もこうした傾向に違わず、拘ってサトイモを栽培中の模様。毎年、独特な葉のイモ畑が広がっている。中で、例の「百姓候補生」氏は今年からの初挑戦の模様だ。「長老」から種芋を分けてもらったようで、意気揚々と栽培へ。初挑戦とあって、見よう見まねの栽培だがそれらしく大きくなって来たようだ。状況から見て既にイモはある程度太ってきてるように思われる。彼はサトイモの煮物や汁物が大好物なようで、収穫の日を待ちわびている。

<大御所のサトイモ畑>

例によって仲間達のサトイモ畑を覗いてみるが、何処の畑も青々とした葉で満たされており、発育は順調かと思われる。多くの収穫を期待出来るものかと推測するが、初収穫はお彼岸の頃だろうか。子狸は栽培していなくて、年末に毎年「大御所」からお裾分けを頂戴している。上述したようにサトイモの栽培は高温多湿を好み、水気を要求する。いわば畑に水の導入が出来ないと適切な栽培が困難なのだ。挑戦しがたい理由でもある。

<師匠のサトイモ畑>

 

 

 

 

 

 

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