朝から冷え込むなあ・・・・・とボヤキつつソラマメの雑草を抜いていた。ふと見上げると何やら白い物が舞いだした。雪だ。流石に積もるほどの勢いでは無いが、3月に入って雪を眺めようとは。悴んで震えていると、メール着信の音が。開けてみると知人からの情報提供で、サクラが満開に近いとか。件の場所は「観心寺」だそうな。此処から車で走って20分程度、作業のケリが付いたら覗いてみますか。ということで、駐車場に戻るとチームリーダーとばったりの鉢合わせ、今し方の到着のようだ。早速、例の水利組合の作業について交代参加制のシステムを提言しておいた。
観心寺は楠公さん{楠木正成)が通った学問所でもある。当時の寺は最高学府、現在の大学のような機能を持ち合わせていたのだろう。楠木街道(と名付けている)の巨木群の中を走ること20分余り、門前の駐車場に到着。山門を覗くと右手方向にピンクの花々が。サクラだ。ソメイヨシノか別の樹種かは不明だが、ほぼほぼ満開に近い。それにしても早すぎる。当地の平均的な開花は4月の上旬、今年が暖冬だとしても1ヶ月も早いとは。言葉は悪いが「狂い咲き」としか表現の仕様が無いだろう。
地球温暖化ウンヌンについては疑義もあるだろうが、何かしら異変が生じているのは事実だろう。3月の小雪はまだしも、3月上旬にサクラの開花とは。ヒガンザクラも未だ開花していないのだ。
気象変動はともかく、サクラ自体は相も変わらず美しい。花の王者との異名を取るだけの存在ではある。今のところ、クビアカツヤカミキリムシの被害も発生していない模様だ。光線の具合は今一だったが、何枚かの画像を撮りまくった。比較的にマシなのをピックアップしておきますが、少し早めのお花見を。
子狸の自宅付近にもサクラ並木が存在する。樹種はソメイヨシノだが、開花は未だのようだ。数十本のサクラが一斉に開花する様は何とも豪華で、花吹雪に酔いしれる人々は何とも楽しそうな雰囲気だ。花見文化は数百年以上も続いた我が国の伝統、ある意味社会のインフラみたいなものである。農園にもヒガンザクラが1本存在するが、ヒガンザクラよりも先に花見が出来るとは。喜ぶべきか、悲しむべき現象なのか。