木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

寒ダイコン

2024年03月18日 05時04分09秒 | 耕作放棄地

「寒ダイコン」を提供するから取りにお出で・・・・・そんなお誘いの言葉を頂戴した。「長老」からの申し出である。どうやら対象者は子狸と例の百姓候補生氏のようだ。寒ダイコンとはダイコンを保存用に加工した物との理解だったので、なんで農園に、との疑問はあったが、素直にお誘いに興じた。彼の畑に出向いてみると、青々としたダイコンの姿が。我々のダイコンは既に2月中旬に最終処分済みである。とう立ちや鬆が入る状態に陥るので、外観上は立派でも賞味に耐えないのだ。どうやら長老が言う寒ダイコンとは、加工したダイコンの姿では無く、特定の品種の模様だ。通常のダイコンよりは遅めの収穫品で寒波に強いタイプの模様だ。

手抜きした寒ダイコンを2本づつ頂戴した。我々が栽培していた青首ダイコンとは異なり、今が盛りのようで、青々としたダイコン葉は調理にも使えそうだ。其処で葉を付けたまま持ち帰ることに。ダイコン葉はふりかけやダイコン飯に活用可能で、ネットを眺めると他にも数十種のレシピも存在するようだ。さて山の神殿のご機嫌は如何に。

画像でもお解りのように,少し細めのダイコンである。長老は小太りタイプがお好きなようで、通常、栽培するのは太くて立派なダイコンばかりだ。見慣れたタイプとは異なるが、或いはこれが彼の言う寒ダイコンの特徴なのかも知れない。

我々が栽培していた青首ダイコンは、9月初旬の種蒔きで、収穫は12月から2月だった。上述のように未だ在庫はかなり畑に残っていたが、とう立ち等を恐れ処分してしまった。彼の言う寒ダイコンというタイプが存在するのなら、2段階に分けて栽培するのもアリかなと。今年初初秋の種蒔きに検討してみようかと思う。

たかがダイコン、されどダイコン・・・・・そんな印象があるかと思うが、調理の素材としては活躍の場が多い野菜である。とりわけ「おでんの具」としては最高の品のようで、真っ先にダイコンに飛び付く者も多いようだ。寒空の屋台の下で、熱々のおでんをほおばりながら熱燗の一杯など応えられない一時でしょうな。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする