農作業には肥料が必須の要件である。何をどれだけ使用するかは個々人の裁量であり、自ずと耕作観を反映するものである。無論、無農薬・無肥料・不耕起、といった特別な手法に拘る方もおられるが、まあ例外としておきましょう。仲間内でも肥料品目の相違はあるが、比較的に多いのが鶏糞の採用である。子狸も例外では無い。鶏糞を基本として、化成肥料や米糠等を折々に使用するタイプだ。その鶏糞だが、養鶏場ではなくホームセンターで購入している。搬送の利便性が高いからだ。経費的にはどっこいどっこいであろうか。
購入するのは半ダース単位、搬送しやすい分量だからだ。ホームセンターで購入し、車で搬送、農園近くに積み上げる事から始まる。1袋15キロ、結構な重さだ。無論、担いで運ぶなど体力不足の子狸には不可能に近い、専ら一輪車のお世話になっている。1回に2袋、計30キロが搬送限界かな。通行路は畦道界隈、細めの通路なので、油断すると転落の可能性アリだ。バランスを図りながら用心しつつ搬送する。野小屋の一角に資材置き場を作っているので、其処までの運び入れとなってくる。
資材置き場は湿気を避けるため、パレットとコンクリートブロックを敷いている。その上に積み上げて雨を避けつつ保管、栽培の加減を見計らって使用するようにしている。留意点は雨対策、湿気を好まないのは資材に共通な要件、ビニールシートをダブルで被せている。押さえは板類と丸太の切れ端だ。
車から降ろした段階より画像でご紹介しようかと思う。説明よりもこちらが解りやすいでしょう。仲間によってはトラックで搬送し空地に積み上げる猛者もいる。価格的に安価なので大量購入でも負担にはならないようだ。手間暇のことを考慮すれば、大量搬送が利便性は高いかな。かくして農園内には彼方此方に鶏糞が積み上がっている。栽培上の基本肥料は鶏糞かな、最も以前には豚糞や牛糞に頼っていたのだが、何時の間にか鶏糞中心に模様替えとなったみたいだ。やはりコスト面での優位さが決め手となった模様だろう。