木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

足の痛みに耐えて

2024年03月20日 05時23分08秒 | 耕作放棄地

久方ぶりに出動し始めた大御所だが、相も変わらず足が痛いそうな。正直、ご本人以外には真の痛みは解りかねるだろうが、主張が変わらないところを勘案すると、間違いは無さそうだ。経年劣化と言えば失礼だろうが、加齢と共に彼方此方と不具合が出るものだ、かく言う子狸とて例外ではない。だましだまし老体に鞭打ってるというのが真実の姿かな。まあ、お互い様というところで。その痛みに耐える大御所だが、作業は遅ればせながら進行を始めたようだ。

ご本人も呆れていたようだが、雑草の伸びが著しい。余り成長しない冬場だが、彼の耕地回りは青々とした雑草だらけ。ご本人以外でも躊躇するような現況だろう。しかしながら、彼の優れたところはボヤキつつも作業を開始した点だ。まずもって野菜を覆っていたネットをずらし、通路と耕地回りとの境目付近から取り掛かった。通路を確保し、作業効率を高める趣旨のようだ。無論、持ち出したのは刈払機、彼の得意とするマシーンだ。

2サイクルエンジンの甲高い響きが鳴り渡る。軽快なリズムで、エンジンの調子も上々のようだ。数ヶ月眠らしたようだが、不具合は見られ無い。少しづつ雑草が刈り取られ、通路部分の地面が露出してくる。遠目に眺めていると、足の痛みも見られ無いような活動だが、大丈夫だろうか。無理が掛かってなければ良いのだが。

彼の耕作地は彼方此方に点在している。効率は悪いのだが、長年の経過があって大半の仲間が飛び飛びの耕地なのだ。本日の作業予定は一番奥まった農地らしく、集中的に攻めていた。しばらくすると、コンテナを持ち出しての座りこみ、やはり長時間は無理な模様だ。大御所のみならず全員に共通かと思えるが、体力の衰えは加齢に比例する。昨日まで出来ていたことが今日は出来ない・・・・・・そんな事例がスルッと増えてくるのだ。悲しい事だが、現実は素直に受け止めるべきだろう。

大御所に限った話ではないが、可能な動作能力は本人にしか解らない。限界を弁えて無理をしないことだろう。極端な話、作業が無理なら農園に遊びに来るだけでもOKかと思う。昔、千早の忍者氏が仲間に加入する前、畦道でギターをつま弾いていた。そんな形態でも十分かなと。

 

 

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