木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

草抜きホイホイ

2024年03月11日 05時01分05秒 | 耕作放棄地

与作は木を切る、ヘイヘイホー、ヘイヘイホー・・・・・思わずそんなメロディーを口ずさんでみる。単調な作業の繰り返しにはイレギュラーな行為が必要不可欠なのだ。精神の安定を保つためにも、気持ちの切り替えが必須。穏やかな天候に恵まれ、例によって例の如く、草抜き作業に邁進している。本日の想定はタマネギ畑の抜き取りだ。ご存じかと思うが、現場はタマネギ苗の密植状態、その間にある雑草を抜き取るには細やかな行為が要求される。ザクッとした性分の子狸には苦手な領域なのかも。

好天の故か、仲間達も作業中のようだ。遠目に覗くと何処も同じで、雑草対策に勤しみ中の模様。今月末位から夏野菜の種蒔きが始まる。その為には事前準備が必要なのだ。春の到来と共に雑草の急激な成長が始まる。今のうちに雑草の芽を摘み取っておかないと対応が困難となってしまうのだ。事後の対策よりも事前の予防に限るだろう、早めの対処は何よりも効果的かと。

本日の出動者は、長老、百姓候補生氏、草刈名人氏の3名の模様だ。子狸を加えて4名の作業者が一斉に草抜きとは、畑もビックリでは無かろうか。上述したように、雑草対策は小粒な内に対処することである。成長期に入ったら、とてもじゃないが対応しかねる。しかしながら雑草の抜き取りなど、単調きわまりない作業で、好む者は少ないだろう。そこでヘイヘイホーの歌声となる次第。

子狸の常用道具は、ステンレス鎌、イス、ミ、それにゴム手袋だ。手袋は感触を確保する為に薄手の物にしている。鎌若しくは手袋の指先で細かい雑草を抜き取っていく。しばらくの内にミは満杯に。処理場へ運んで積み上げる、乾燥後に焼却の予定だ。こうした行為を繰り返すのだが、正直、飽きて来やすい作業である。そんな時には仲間の存在ほど有り難いものは無い。ライバルと言うほど大層では無いが、負けるわけには行かないのも事実。競争原理こそ活力の源なのかも。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする