ジャガイモは二期作が可能で、マメな人は春と秋に二度栽培する。仲間内では大御所と長老が堪能で、子狸は種芋を狙ったがタイミングが合わず今年は断念した。お二方とも12月の収穫を期待し待ち望んでおられたようだが、厳しい現実が。連日のようにイノシシの暴虐ぶりをレポートしているが、イノシシは件の秋ジャガにも目を付けたようだ。ある日、出動してみたらジャガイモ畑に異変が。キチンと整列された畝だったが、茎は倒れ畝は崩壊し中のジャガイモは食い尽くされていた。
無論、下手人はイノシシ達であろう。連日の食害や畝の破壊の犯人達と同一犯かと思われる。栽培品目は大御所がアンデスレッドで長老はキタアカリかと推定される。もう2~3週間すれば収穫可能だから、イモもかなり大きくなってたはずだ。それが1個たりとも残っていなかった。壊滅だ。
イノシシが出没するようになれば、イモ類はほぼ栽培不可能となってくる。無論、ある程度までは大きくなるが、結果的に彼らのエサの栽培となってしまうのだ。人間様の口には入らない。
彼らが生息するのは少し離れた雑木林かと思われる。道路沿いでの進出なら民家や府道それに田畑を通り抜けねばならない。リスクが大きいかと思われる。そんな話をしてたら、長老曰く、川を伝って来訪し横の森から上がったのではないかとの仮説が。人間だと通行困難だが、彼らにとっては造作も無いことかも知れない。そういえば大御所の秋ジャガ畑の横には獣道と思える踏み跡が残されていた。
イノシシの出没への対処は困難だ。対決しようと思えば捕獲罠か猟銃だが、免許が必要だし、よしんば取得しても捕獲後の対応が我々では無理だ。防御策として電柵も考えられるが、仲間達全体のジャガイモ畑を囲うだけの資力は無い。正直お手上げ状態というのが偽らざる現実かなと。