連日のようにイノシシ被害に遭っていることはご存じかと思う。何らかの対抗措置をと願うのは当然かと思うが、これといった決め手に欠けるのが難点だろか。「意思あるところに道あり」・・・・・・との箴言を信じつつ、農園をパトロールしてみた。するととある発見に到った。防獣対策と思いたいが、果たして効能は如何にだろうか。該当の現場は大御所と長老の耕地である。両者共にイノシシに秋ジャガを食い散らかされた被害者だ。
まずもって大御所の畑、彼方此方に木製の杭を打ち込んである。そして杭間を針金で結び、耕地内に侵入出来ないように工夫してある。恐らくだがイノシシ対策で、電気柵の代用品的な発想では無かろうか。続いての長老の畑、周囲に杭を立て、ビニールテープで囲ってある。こちらもイノシシ対策かと思いたいが、「結界」に近いかも知れない。
両者共にイノシシ対策と判断すると、フームとなってくるが、想いは痛いほど理解できる。何とかして荒武者のシシ達へ対抗したいとの切なる願いであろう。前にも既述したかと思うが、実質的な対抗手段は「捕獲罠」と「猟銃」に限られるかと思う。どちらの手段でも素人が簡単に手を出せる代物では無い。どちらかというとプロの領域なのだ。
素人が着手出来る対抗手段は無きに等しい。せめてもの対策は、連中の大好物であるサツマイモの栽培を諦めることだが。これは栽培者にとって決断しかねる事案だろう。打つ手無し・・・・・というのが現実だろうか。
大御所と長老の対策も、想いは理解できるとしても実質的な効能は疑問符だろう。御両者には気の毒かと思えるが、「結界」としての役割担当だろうか。