連日のようにイノシシに襲われ多大な被害を被っているが、手をこまねいているわけでは無い。それなりの対処を行っているのだ。最もイノシシに対抗して・・・・・という訳では無く、被害の回復についてだ。対抗処置は残念だが今のところこれといった手法が見当たらない。今回は先般襲撃されたチームリーダーの畑のお話。具体例は前レポートをご参照あれ。
〇被害直後のタマネギ畑
彼は耕地を耕耘して縦横十文字配置にタマネギを植え込んでいた。その畝を縦横無尽に走り回り、掘り返したみたいで、タマネギはひっくり返り、畝は穴ぼこだらけと成っていた。現場を目撃した子狸は早速彼に連絡をとり、即刻彼はすっ飛んで来訪した模様だ。荒れ果てたタマネギ畑は見事に回復されていた。
〇修復後のタマネギ畑
ひっくり返ったタマネギの苗も直立し、適正な配置に修復されていた。穴ぼこだらけの畝も平面状に・・・・・・。大変な手間暇であったろうと思う、ご苦労様です。それにしても例年に比し、イノシシの襲撃頻度が激しいようだ。ねぐらとする森に食べ物が無いのであろうか。夏場は酷暑であった。エサとする木の実等が余り探せて無いのかも知れない。
現在の畑は端境期だ。彼らの好物であるサツマイモは既に収穫済み、今のところ連中の食材となるような物は見当たらない。冬物野菜も幼苗状態で、エサとは言い難いだろう。若しも森の中がエサ不足とすれば、やはり気候変動の影響が大きいのかも知れない。森だけで無く海も、海水温の上昇や潮流の流れの変化等で魚種の様変わりや磯焼けと呼ばれる海藻の消滅が見られるそうな。エサ不足と思える現象はイノシシだけでは無いようだ。
タマネギも襲われたが幸いにして物自体は無事だった。従って修復作業で従来の姿を取り戻せたのだが.これが若しも連中の好物だったら・・・・・・・。悲惨な結末に地団駄踏んで諦めざるを得なかったのかも。