木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

ソラマメ元気

2024年12月06日 05時20分17秒 | 耕作放棄地

当地にはソラマメに関する箴言が存在する。「祭り太鼓は土の中」なる言葉で、種蒔き時を教えるメルクマールでもある。当地の秋祭り(10月第三土日)の時期には種子は土の中に・・・・・との意味合いだ。我々も伝承に従って10月中旬に種蒔きを行った。以来1ヶ月半余り、無事に発芽、移植を経て元気よく育っている。他の仲間達も同様で、イノシシの襲撃も逢ったが致命傷にはならなかった。冬越し野菜のため、茎丈20~30センチ余りで大寒の時期を乗り越える予定だ。

子狸は2袋計26個の豆粒を蒔いた。確か未発芽だったのは1個のみだったかと思う。かなりの発芽率で、機嫌良く成長を見守っている。このソラマメ、茎丈が高くなるのが特徴で、1~1.5メートル前後にも成りかねない。強風が吹けば倒壊する恐れもあり、支柱の設置が要求される場合もある。畝の中に溝を掘って溝中に埋め、土寄せを深くして倒壊を防止する者も。

本日もソラマメの状況を見守っていたら、長老が近寄って来て曰く。ソラマメは「摘心」を行った方が良いぞ・・・・とのアドバイスを。長年ソラマメの栽培に携わってきたが、摘心など想定したことも無かった。情報不足だろうな。調べてみたら、4~5月頃茎丈が70センチ前後となったとき芯止めを行うのだとか。

何故に・・・とは当然の疑問かと。1本の茎が養えるソラマメの数は限られるようだ。定まった栄養分を多くの莢や茎葉に分配すると実が大きくなれない。結果、実の成りが悪かったり病気が発生したりのトラブルが生じがちだとか。そこで茎の上部を切断し、栄養分配を適正に保つのだとか。

ぶっちゃけた話をすると、別に摘心を行わずとも立派な実が育ってくれてきたのだが。ただ倒壊の可能性を考慮すると茎丈を一定に止めるのは必要かも・・・・ですね。摘心を行うと実の数が多くなるとか何とかの話もあるが、どうなんだろうか、気にはなってるんだが。

 

<注記>

 画像のうち、上段3枚は子狸の畑、下段2枚は百姓候補生氏の畑。彼の畑はイノシシの襲撃被害あり。

 

 

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