ミスターXなる害獣に翻弄されていることはご存じかと思う。捕獲罠を仕掛けているのだが、いいようにあしらわれている。まるで知惠深き賢者のような様相も見られ、見えない姿に地団駄踏んでいる。このたび発見したのが下記2点の特異現象、まるで軍師に先導された特殊部隊のような行動なのだ。
(1)罠の原理を理解し対策を講じている。
(2)餌の食事後はデザートにミカンを賞味。
まず1番目の件だが、罠の原理を理解し対策を講じているとしか思えない現象が。箱罠の内部奥に罠餌をぶら下げているが、入って食いつくと扉が閉まり閉じ込められる。そこで罠の原理だが、画像の赤矢印の動きでレバーが外れ扉が落ちる。反面、黄矢印方向へ押しても扉は落ちない。この点を了解した上で黄矢印へ押しながら罠餌を食べてる模様なのだ。箱罠内部に蒔いた餌も罠餌も見事に食べられているが、扉は開いたままなのだ。先にレポートしたように箱罠の外から罠餌を引っ張り出して賞味する能力もあるようだ。この2点から察するに、ミスターXは罠の原理を理解し対策も講じきれる能力を有しているようだ。はてさて何たる知恵者であろうか。
続いて2番目のミカンの件だが、餌を十分に堪能した後はデザートタイムのようで、ミカンが対象の模様だ。それも人間が食べるように丁寧に皮を剝いて賞味している。画像でご確認戴きたいが、丁寧に皮剥きされた残骸が残ってますでしょう。それも特定の樹木に限定されるようで、皆目食害しない樹もあるようだ。師匠夫人に尋ねたが、作業中にミカンを食べることは無いとの話。害獣の仕業だ。
こうした現象から推察できるミスターXとは何者なんだろう。単なる害獣とも思えないのだが。長老と相談した結果彼の推察は、犯人像は「イタチ」では無かろうか・・・・・・との判断。しかしイタチにそんな高等な知惠があるのだろうか。