木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

防獣対策の構築を

2024年12月13日 05時05分02秒 | 耕作放棄地

日々、イノシシとの対決で神経をすり減らしていることはご存じだろうと思う。常時襲撃される訳では無いが、年に何回か不定期に来訪するようだ。今頃はその周回期のようで、連日のように荒らし回っている。具体的な対抗手段が無く、地団駄踏むのが関の山なんだが、長老は違ったようだ。対策を考え、実行に移した。ある日出動してみたら、彼の畑の周囲にグリーンのネット柵が。どうやら防獣対策として構築した模様だ。

ザクッと眺めて見ると、支柱を設け、支柱間にネットを張り巡らした様子。高さが凡そ1メートル程度。イノシシのジャンプ能力を考慮するとギリギリセーフかなと推察できる。イノシシは助走無しでの垂直ジャンプが、1メートル~1.3メートル程度と言われている。ネットなので中の様子は丸見え、餌があると判断すれば場合によっては飛び越えるかも。

但し、抑止力としては十分に機能するかと思われる。上述のように目視か臭い等で餌の確認をしない限り、ジャンプには及ばないかと思われるのだ。それにしてもいつの間に考え準備をしたのだろう。無論、以前にもネットは活用していたが、どちらかというと防鳥用だった。侵入防止柵として活用するには地形に合わせて裁断する必要があるのだ。かなりの手間暇だったかと推察する。

ご承知だろうがイノシシは雑食性、時と場合により何でも食するが、好物はサツマイモとミミズだ。サツマイモは既に無い。ミミズはおかげさまで十分存在するようだ。彼らの目算もミミズだろう。野菜類が育ってる耕地は柔軟で掘り返しやすい。叉ミミズも肥料分のある栽培地を好むようだ。従ってイノシシは野菜類の栽培中である耕地を狙うような次第だろうか。

長老の耕地は冬野菜の栽培中だ。ネットが張り巡らされてるので、自由な徘徊は防止される(抑止力)。野菜畑のミミズを確認しない限り、ジャンプの発動にまでは到らないかと思いたい。それにしてもよくぞ思いついたもの、例え僅かでも能力を発揮してくれたら万々歳かなと。

 

 

 

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