年内最後の大仕事である「タマネギの定植」に取り掛かった。予定地は耕耘し、元肥をすき込んである。有機石灰も少し多めに散布した。タマネギは酸性土壌を嫌うのだ。天候の加減で雨が降りそうな日を待っていたが、タイミング良く日曜日が雨の予報となった。直前を狙って作業開始、まずは苗の購入だ。種蒔きから始めて苗を自前で育てる方もあるが、仲間の大半は購入派。入手の方法論だが、子狸の印象では個人で経営しておられる種苗店の苗が一番良好な模様だ。思うに、個人商店は信用しか経営の基盤が無く、信用維持のために細部にまで心血を注がれるからでは無いかと想像している。大型店舗は避けられた方が無難かと。
苗は白タマ200本と赤タマ150本を予定した。品種は「晩生」を狙ったのだが、訪問先の大型店舗には「極早生」しか無かった。残念だが、タイミングを外すわけにもいかず、極早生を購入。50本で550円だった。価格も個人商店の方が安いようだ。画像が入手品だが、一晩少なめな水に浸け、水分補給を行った。尚、苗のサイズだが、大きくも無く小さくもない状況のがベストなようだ。小さすぎると発育不良となりがち、大きすぎるとトウ立ちしやすいようだ。画像の苗は手頃なサイズかな。入手した苗だが、子狸は苗の半分程度でカットするようにしている。埋め込みやすいのと、発育初期の負担が軽いと思えるからだ。カットしてもしばらくすれば復活するのでご心配なく。
数量はそこそこあるが、埋め込みだけの作業なので短時間で終了した。白タマと赤タマとの間に見分けの支柱を設置、そこまでしなくとも色合いで解るのだが念の為。埋設直後は、人間で言うと大手術後のような状況、養生が必要だ。とりわけ畝は乾燥しきっているので、水撒きで環境の保全を図ってやる必要があるだろう。数日は水撒きが入用かと。
かくして懸念事案だった「タマネギの定植」も無事に完了した。埋め込んだ苗が健やかに成長してくれるのを願うばかりだが、定着率は85%~90%位かなと想像している。多少の損害はやむを得ないかと。この後年末ぐらいに1回目の追肥を行い、程よく管理して3月位に止め肥を行う予定だ。収穫予想は6月位でしょう、天候の加減にも寄るので状況の見極めが肝心でしょうか。茎が茶色く変色し、半分程度が倒れてきたらタイミングかな・・・・・と。