極楽寺
浄土宗 慶長15年(1610)僧空円によって再建されたが、
正徳2年(1712)9月の木津川堤防決壊によって被害をこうむり、記録を失った。
本堂には阿弥陀如来立像を安置し、
他に地蔵堂・弁天堂・土蔵・庄屋文次郎碑などがある。
阿弥陀如来立像
極楽寺の阿弥陀如来立像は、像内から見つかった文書から、
阿弥陀如来立像の像内から4種類の古文書が発見された事により、
この像が鎌倉時代の代表的な仏師「快慶」が製作にかかわった最後の作品であると推測されます。
「法華三十講経御名帳」の「十二日分別功徳品」の項に「過去法眼快慶」と記されており、
生没年が不明である快慶の没年を推定する貴重な発見です。
鎌倉時代を代表する仏師である快慶が制作を始め、
快慶の死後に弟子の行快が1227年に完成させたと考えられています。
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