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まち歩き下0072  鴨川に架かる橋 四条大橋からの眺め

2016年06月07日 06時58分48秒 | まち歩き

 

四条大橋

はじめて橋が作られたのは12世紀半ば頃、平安末期に祇園社・八坂神社の参詣のためだった。

鴨川の氾濫で橋が流失することが多く、近世以降は河原に板を渡して板橋としていた。

安政3年(1856)になって本格的な橋が架けられた。川中に42本の石柱を立て、橋板を敷いた。石柱の板橋だった。

鉄橋になったのは、明治7年(1874)で当時鉄橋はどこにもなかったので「くろがね橋」と呼ばれ注目された。渡り初め式には祇園の芸姑約400人が総出で参加した。  

橋建設費に費用がかかり借金返済のため 通行費を取った。   「銭取橋」とも呼ばれた。

 

明治35年(1902)には橋の中央にアーチを取り付け、夜は電球で飾りつけた。東向きには「山紫水明」 西向きには「柳緑花紅」とアーチに彫られていた。

「銭取橋」の評判は悪く、3年後にとりやめとなった。

明治44年(1911)鉄筋コンクリート橋に改良され、市電が開通した。

現在の橋は昭和10年(1935)6月の水害後、昭和17年(1942)12月につくられたもの。その後一部改築された。祇園祭の神幸路になり、橋上で神輿洗いの神事が行われる。他に目立った伝説・行事はない。

 

北方面   向こうの橋は 三条大橋

 

南方面   向こうの橋は団栗橋

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