今日は、以前から見たいと思っていた障壁画『桜図』『楓図』を見に行きました。
この障壁画があるのは、京都の東山区にある「智積院」という寺院です。
この絵を描いたのは、桃山時代の絵師「長谷川等伯」と息子の「久蔵」です。
この絵は、本物ではなくて、レプリカなので、撮影しても良いとのことでした。
当時の絵が本当にこのように光り輝いていたかはわかりませんが、きっと描かれた当初は鮮やかだったのでしょう。。。
この「桜図」は長谷川等伯の息子「久蔵」が描いたと言われています。
しかし、「久蔵」はこの絵をかいて間もなく亡くなってしまったそうです。
父の等伯は大変悲しんで、落ち込んでいたそうですが、その悲しみを乗り越えるようにもう一枚の絵「楓図」を書いたそうです。
こちらも、「桜図」に負けず劣らずの絵です。
どんな思いで、等伯さんが描いていたのかは、想像もつきませんが、迫力は伝わってきます。
春の陽気な桜と対照的な鮮やかさがあります。
「桜図」に応えるように、「楓図」を書いたようにも思えてきます。
二つを並べて、見比べてみると、いろいろと考えさせられます。
正面には、松とタチアオイの絵がありました。
これも長谷川等伯一門が描いた絵らしいです。
当時は、狩野派が幅を利かせていたそうですが、それに負けまいとする長谷川等伯一門の気迫が伝わってくるようです。
智積院は、庭園も見事で、名所庭園と指定されています。
レプリカを見ながら、お庭を見学しました。
智積院は、真言宗のお寺で、宗祖は弘法大師空海です。
何年もの時を経て、この障壁画は大切に守られてきました。
火災により、一部を焼失したそうですが、今は宝物館に所蔵され、大切に保管されています。
宝物館に入って、本物を見た時は・・・。
おーーーー。。。
レプリカとは全く違う・・・。
何年も経って、色が薄くなっているのですが、逆に迫力は増していました。
すごい!!!
しばし、見とれてしまいました。
あの絵なら、ずっと見ていても、飽きない気がします。
それくらい、素晴らしい障壁画でした。
ちょうど、御朱印帳が無くなりそうだったので、智積院のものを買いました。
「桜図」にするか、「楓図」にするか迷いましたが、「桜図」の御朱印帳を買いました。
これで、また御朱印を集めるのが、楽しみになりました。
御朱印帳を大事にカバンに入れて、帰宅しました。。。
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