このブログに、個別指導塾で、
主に物理担当でお世話になった
大学生講師のことを書きました。
先日数時間LINEのやり取りはしたものの、
退職もされたことですし、
わが子が合格するまで、
もう彼にLINEを送ることはないだろうと思っていました。
実際、それが普通です。
本当は、彼の最後の授業は先月末ではなく、
以前ブログに書いた日でした。
でも、慕ってくれたわが子に
振替授業も教えたいと言われ、
本部に交渉し、
退職日を伸ばされ、最後の授業をされました。
※これはLINEで連絡がありました
約束通り、最後の授業をされ、
受験のときに使用された
物理の問題集と解答を渡されました。
「合格したら、先生に報告しよう」
親子でそんな話をしていました。
いつもなら、日付内に
授業報告を塾の
報告がありますが、
翌日午前中になってもありません。
「お忙しいのかな?
アップされた時、感想を書き込もう」
と思っていたところ、
S先生(退職された講師)から、
LINEが届きました。
「退職するにあたり、
精神的に余裕がないため
まだ授業報告が出来ていません。
明日中にはしますので、
今しばらくお待ちください」
と、LINEが着ました。
ちなみに彼はクビになったのではなく、
自ら退職を決めました。
わが子は休憩時間中、
「家庭教師やほかのバイトを頑張る」
と聞いたそうです。
確かに塾講師よりも割のいいバイトがあれば、
そちらに専念されて当たり前です。
教え方が、とても上手な先生だったので、
とても残念でしたが、仕方ありません。
ただLINEが着た時、自ら退職を決めたのに、
精神的に余裕がないという言葉に違和感がありました。
そして翌日、
「未熟な自分を成長させくれた塾に感謝し、
また苦手な物理を一生懸命理解しようとする
○○さん(わが子のこと)の
勉強の姿勢に癒されました。
彼女は優秀なのに、自信がないため、
勉強にかなり支障をきたしています。
僕で良ければ、○○さんのわからないところは、
解説していきます。
いつでも連絡して下さい。
また、他の教科も同様です。
僕は特に数学が強く、化学も得意です。
何でも聞いて下さい」
と、LINEが着ました。
正直
えーっ!!
でした。
退職したのに、無料でわが子に教えるとはいかなくとも、
助言はされるということなのか?
わが子が言うには、最後の日、
「お母さんのLINEから、
先生のLINEに分からないところは送っていいよ。
遠慮せずに送って」
と言われたそうです。
恐らく、この時、彼は考えていたのでしょう。
実際わが子が問題集をし、
間違えたところを写真で送ると、
最初はLINEで解説されるつもりが、
うまくいかなかったので、
YouTubeで送られてきて驚きました。
※2時間後の深夜に送られてきました
それを見たわが子は、感動。
それはそうです。
自分のためにこれだけしてくれる人は、
人生の中でも、そう中々いません。
しかも退職して、賃金は発生しないわけですから。
解説は、とても分かりやすかったそうです。
「さすが先生だ」
と、話していました。
ちなみに大学は、私の地元大学理系ですが、
前期に旧帝大工学部を受験され、
落ちたそうです。
しかも、外国語は英語ではなく、独学で、
他の教科を勉強し、選択。
ちなみに帰国子女でもなければ、
ただの一度も海外に行ったことさえない。
勉強の好きな人ってすごいと思いました。
その話を翌日、お得意さんに話したところ、
「根っからの世話好きで教えることが好きなのか、
もしかしたら、○○さんが好きかもしれないなあ」
と言われ、びっくり。
「いや、わが子はまだ子どもですよ。
恋愛対象になるわけないですよ」
「先生って言うと、大人みたいだけど、
塾講師の大学生。しかも20歳そこそこ。
大学生と高校生なら差があるかもしれないけど、
高校に置き換えたら、高3男子が高1女子を
好きになるなんてよくある話だよ。
恋愛対象はあり得る。
それに、LINEは禁止行為なんだろ?」
「退職しても、禁止だと聞きました。
だから、塾には内緒でと言われました」
「恐らく家庭教師などの個人活動されたら困るからだろうね。
彼も危ない橋を渡っているということだ。
そこまでするのは、好きとまで行かなくても、
恐らく好意があって、これっきりになりたくなくて
勉強という形なら、違和感がないと考えたんじゃないかな」
「いや、わが子が?
信じられませんねー」
「写真見たことあるけど、とびっきり美少女とまで行かなくても、
まあ普通の可愛らしい高校生と言う感じはあるよ。
それに、好みは人それぞれだしね」
「まあ確かに」
「それに、自分を慕ってくれているなら、
嬉しかったというのもあったんじゃないかな」
「うーん、そうですかね。
S先生、見た目悪くないですよ。
身長も高いし、あの大学受験するというだけでもすごいですよ。
彼女がいてもおかしくないし、他の講師の先生も、
はっと目を引くような可愛い講師も何人かいましたし」
「恐らく優秀な男子学生だろうね。
それに、あの学部は女子大生はかなり少ないよ。
塾は、講師同士トラブル防止で恋愛禁止はある。
好みというのは、何物にも勝てない。
まあ僕の勘だけで、実際本当にただの親切な人かもしれない。
ただ、受験が終了するまでは、個人間のやり取りはやめた方がいい。
恋愛は、受験にいい面ばかりではないからね」
「承知しています」
というような流れがありました。
個別指導をやめるとまではいきません。
携帯しか知らない人に、すべてを委ねるわけにはいきませんし。
それにいつ気が変わってしまうのか?
それさえわかりません。
ただ、今の状況の不安が、ほんの少しでも
和らいだのは、有難かったです。
わが子は子どもなので、単純に
「よかったあ」ですが、
私にしてみれば、
「こういう携帯上しか知らない人に
お礼ってどうしたらいいのだろうか?」
という気持ちがあります。
これから先どうなるのかわかりませんが、
相談できる人が出来たことは
非常にわが子にとって良かったと思っています。