毎朝、会社に行く途中、ラジオで、
ユージさん放送の「one morning」を聴いています。
その時、
「大学生 1日の生活費 635円」
との音声が流れ、何々と、
興味を持って聴きました。
厳密にいうと、635円で生活しているわけではありません。
これは、 昨年4月に首都圏の私大に入った新入生のうち、
自宅外通学者の生活費は月平均1万9600円だったことが、
私大などの教職員組合でつくる
東京私大教連(委員長・濱岡剛中央大教授)の調査で分かった。
仕送りから家賃を引いた額で、1日653円で暮らしている計算になる。
というわけです。
要するに 仕送りー家賃=1万9600円
これを30日で割った金額となります。
現実に生活ができるわけではなく、
あくまでも計算です。
恐らく奨学金やバイトで、
それなりに稼いで、大学生は生活していることでしょう。
それにこれは、あくまでも首都圏の私立大学の
自宅外大学生なので、家賃も恐らく高めです。
地方なら、もっとゆとりがあることでしょう。
ただ金額的にかなり衝撃は受けました。
現実的に考えれば、生活は不可能に近い。
現在、ひるマックのビックマックセットが
650円ですから、それすら買うことが出来ない。
それに首都圏は、家賃上昇も、
生活を苦しめている一因と言われています。
前回、わが子が私立中高一貫校に入学した時、
進路の先生から、
「大学受験から合格し、ひとり暮らし費用を
賄うには200万円必要」
と言われた記事を書きました。
それが現在は230万円と、
ラジオで流れていました。
たった5年で、13%上昇したのです…
親の賃金はそれほど上がっていませんから、
仕送りを増やしたくても、
なかなか出来ません。
親や家族は、地元で生活しなければならないので、
そちらも上昇しているのですから。
親たちの意見は、
「学資保険1000万円でも不足した」
「子どもがバイトのし過ぎで留年してしまった」
「子育て支援を幼少期だけでなく、
大学入学後もして欲しい」
などあったようです。
確かに私がわが子を妊娠した時、
高校の先生から、
「国公立でも、1000万円は必要」
と言われていました。
ですから、小学校入学前には目途はつけていました。
でも、1000万円では到底足りないということなのです。
バブルのように、どんどん給料も上がれば、
子どもに投資することも、
そんなに不可能ではないでしょう。
でも、今は、親も先が見えない時代なのです。
親は、子どもが卒業後、一般的には、
老後資金を自分で準備しなければなりません。
子どもが誕生した親の年齢にもよりますが、
同時に準備も今どきは珍しくありません。
子どもも大変ですが、親も大変なのです。
「足りなくなったら、振り込んで欲しい」
と言って、一体どれだけの親が、
現在対応できるのやら…
何とも大変時代に子育てをしているなあ
というのが、実感としてあります。